食を通して引き込ませる女性にオススメ時代小説10作品
食を通して人を引き込むこと、それは身体だけでなく心も満たされる瞬間です。そんな魅力的な食文化が描かれた時代小説が数多く存在しています。女性に特におすすめなのは、主人公たちの情熱や生き様が胃袋と共に心にも響く作品です。人情味豊かな登場人物たちとの共感や、美しい表現に心奪われることでしょう。単なる食レポではなく、それぞれの物語に込められた思いを感じ取りながら読書を楽しんでください。本に興味のある女性たちには、是非読まれることをおすすめします。
『萩の餅 : 花暦居酒屋ぜんや』
作者 | 坂井,希久子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2022年04月 |
『ずんだと神様 一膳めし屋丸九(七)』
七夕飾りで客を迎えた一膳めし屋丸九の今日の献立は、熱々の白飯にしじみのみそ汁、脂がのったかさごの煮つけ、青菜と大根のじゃこ炒め、それに白玉の梅蜜かけ…。河岸で働く男客たちがすべて気持ちよく平らげ帰って行った後、常連客で酒屋の隠居の徳兵衛は、暑いから米の飯よりそうめんがいいと言う。おかみのお高が茹でたそうめんをうまそうに食べる徳兵衛はその上、お高の父・九蔵が出してくれた「黄色いそうめん」をまた作ってくれと言い出して…。気前のよいおかみのもてなしが皆を喜ばせる、シリーズ第七作。
作者 | 中島 久枝 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2022年04月15日 |
『口福の祝い笹寿司 : はるの味だより』
作者 | 佐々木,禎子,1964- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2022年04月 |
『味比べ 時代小説アンソロジー』
門外不出の味が麹町の菓子屋に登場し、思わぬ騒動を招く(「カスドース」西條奈加)。花見弁当屋が夏場に店を閉める理由とは(「食客ひだる神」宮部みゆき)。減量に励む役者に、御薬園同心が供した心と体に効く一品(「大根役者」梶よう子)。宴会で突如起きた老武士の刃傷沙汰の謎を追う(「真桑瓜」青山文平)。剣を持たぬ新選組の賄方が、間諜をするはめになる(「ぜんざい屋事件」門井慶喜)の全5篇。食と“謎”の絶品アンソロジー。
作者 | 青山 文平/梶 よう子/門井 慶喜/西條 奈加/宮部 みゆき/大矢 博子 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年03月23日 |
『人情めし江戸屋 死闘七剣士(第3巻)』
江戸は南伝馬町近くにある二軒の見世。兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」で、ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は旨い料理が評判を呼んでいた。辻斬りに殺された駕籠屋の巳之助らの年忌も明け、晴れて祝言を挙げることになった為吉とおすみ。「江戸屋」は、めでたい話に浮かれる日々だった。だが一方で、剣豪同心・月崎陽之進と鬼与力・長谷川平次の周辺では、不穏な事件が続いていた。町中の剣術道場が立て続けに狙われ、幾人もの死人が出たのだ。陽之進らの探索によって目星がついた下手人は「破邪顕正流」と名乗る旗本の三男坊たち。剣豪同心らはねぐらを突き止め乗り込むが、敵は邪悪な剣を操る曲者で…。
作者 | 倉阪 鬼一郎 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | コスミック出版 |
発売日 | 2022年05月11日 |
『恋しるこ 料理人季蔵捕物控』
日本橋の塩梅屋では師走に限り、財布に優しく身体が温まる昼餉で客をもてなしていた。今年は嘉月屋の主・嘉助が届けてくれた餅米を使った「五目おこわ」にすることに。そんな折、塩梅屋の主・季蔵は嘉助に頼まれ、両替屋千田屋に生鮭料理の試作に赴く。季蔵が燻し鮭を作っている最中、婚礼を控えているお千恵に「珊瑚の丸い簪」が届けられた。彼女は死んだことになっているおとっつぁんに違いないというが…。人間の心淵を描き切る大ベストセラーシリーズ、待望の二十六弾。
作者 | 和田はつ子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2014年12月 |
『あんの夢 お勝手のあん』
安政の大地震から一年も経たず、颶風の高波に品川の街は呑みこまれてしまった。品川宿の宿屋「紅屋」も、かろうじて建ってはいたが、一階はすべて水に浸かり、二階は強風で屋根も壁も壊れて使い物にならなかった…。紅屋は建て替えのため二ヶ月の休業が決まり、その間、やすは政さんの親戚であるおくまさんから紹介された深川の煮売屋へ、年内いっぱい料理修業にでることにー。大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第五弾!
作者 | 柴田 よしき |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2021年12月15日 |
『想い雲 みをつくし料理帖』
土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だったー。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第三弾。
作者 | 高田郁 |
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価格 | 628円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2010年03月 |
『思い出牡蠣の昆布舟 はるの味だより』
薬売りだった父を亡くした、はる。一つ年上の兄は、口入れ屋から奉公先を紹介してもらい、その支度金ではるを親戚に預け、江戸へと旅立っていった。十年の月日が流れ、江戸からやって来た絵描きの彦三郎の絵に、生き別れの兄の姿を見た彼女は、兄と再会すべく江戸へと旅立つ。彦三郎の世話で、かつては人気の一膳飯屋だったものの、偏屈者の治兵衛が継いでからすっかり寂れてしまった「なずな」で、住み込みで働くことになるのだが…。慎ましくも美味しい庶民の料理、そして彩り美しい江戸の四季の中、一生懸命生きる人々を描く時代小説の開幕!
作者 | 佐々木 禎子 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2021年10月15日 |
『桜おこわ 料理人季蔵捕物控』
作者 | 和田はつ子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2016年04月 |
今回は、食というテーマを通して女性を引き込むことができるオススメの時代小説を10作品ご紹介しました。私自身もこれらの作品を読んで、それぞれの世界観とともに食にまつわるストーリーに魅了されました。食は、私たちが生きていく上で欠かせないものですが、それだけに多くの語り口があることを再確認できる作品ばかりでした。
いかがでしたか?今回ご紹介した作品を読んで、女性たちが食に対する取り組み方や考え方を変化させ、それぞれの物語が展開していく様子を楽しんでいただけたら幸いです。さまざまな背景やストーリー展開がある作品ばかりなので、きっとお気に入りの一冊が見つかるはず。食にまつわる世界を読書を通して旅してみてはいかがでしょうか?それでは、良い読書タイムをお過ごしください。
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