俵万智5選
俵万智さんの作品を5つ紹介します。彼女の名句が詰まった一冊は、私たちの日常に彩りを与えてくれること間違いなしです。また、彼女のエッセイは人々の心をつかむ力強さと優しさが溢れています。個性的で魅力的な詩を書く俵万智さんだけに、そのエッセイも思わず深呼吸したくなるような感じです。さらに、その美しい言葉遣いはまさにプロフェッショナル。一度読んだら、その美しさに引き込まれることでしょう。そして最後に、彼女の自叙伝は生き方そのものに感銘を与えます。人生のことを考えてみるきっかけになる作品もありますよ。
『生きる言葉』
スマホとネットが日常の一部となり、顔の見えない人ともコミュニケーションできる現代社会は、便利な反面、やっかいでもある。言葉の力が生きる力とも言える時代に、日本語の足腰をどう鍛えるか、大切なことは何かーー恋愛、子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIなど、様々なシーンでの言葉のつかい方を、歌人ならではの視点で、実体験をふまえて考察する。
| 作者 | 俵 万智 |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2025年04月17日 |
『花と短歌でめぐる 二十四節気 花の色いろ』
日本人は古来、季節を二十四節気に細かく分け、その繊細な移ろいを敏感に感じ取ってきました。本書は、その豊かな季節の移り変わりを「うた」「花」「色」で感じる1冊です。
歌人・俵万智さんの短歌とエッセイが、二十四節気ごとの旬の色をナビゲート。花店や街で目にする、四季折々の代表花はもちろん、季節の花やアレンジに溢れる自然の色をひとつひとつすくい上げました。日本の伝統色、海外のモダンな色、新しい色…。花や葉はじつに多彩な色で満ちています。それらの色について、名前や特徴、その時季ならではの色と花にまつわるエピソードを紹介しています。
季節を映す色は、290色。巻末には、掲載色を種類別に並べた一覧を収録。色図鑑としても楽しめる充実の内容です。
始まりのうた
花の色いろを楽しみましょう
季節のうつろいを知らせる「二十四節気」
スペシャルエッセイ
春
立春/菜の花色、ジョーヌプランタン、利休白茶など
雨水/紅紫、ヒヤシンスブルー、キューピッドピンクなど
啓蟄/オーロラ、カドミウムイエロー、珊瑚色など
春分/桜色、真白、ローズプードルなど
清明/若草色、コーンフラワーブルー、マゼンタなど
穀雨/鉛白、霞色、レタスグリーンなど
夏
立夏/純白、ライラック、フューシャ、石竹色など
小満/チェリーピンク、マリーアントワネット、淡紫色など
芒種/薄藤色、紅掛空色、江戸紫、ピーグリーンなど
夏至/薄藍、紫陽花青、萌黄色、ホワイトレドなど
小暑/黄蘗色、サンフラワー、アーモンドグリーンなど
大暑/ホワイトウォッシュ、美人祭、珊瑚朱色など
秋
立秋/紫苑色、ロータス、プリューヌなど
処暑/ピーチ、鬱金色、檸檬色、淡紅藤色など
白露/アーモンドピンク、グリークホワイト、南京藤など
秋分/コスモス、チョコレートマルーン、貝紫など
寒露/浅青、コンキリア、天青、深川鼠など
霜降/ネールピンク、赤白橡、潤朱、パンプキンなど
冬
立冬/葡萄鼠、京藤、ドーンピンク、洗柿など
小雪/鳥の子色、淡黄色、二人静、シーグリーンなど
大雪/雪色、ドレベルレッド、古代紫、オペラなど
冬至/真紅、エバーグリーン、スプルースなど
小寒/白土、紫檀色、浅蘇芳、莟紅梅など
大寒/練色、オーキッドピンク、白練、鴇色など
コラム
・移りゆく季節の色いろ
・花屋さんのあしらい日記
| 作者 | 俵 万智/浦沢 美奈 |
|---|---|
| 価格 | 2475円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年12月22日 |
『アボカドの種』
一首一首、自分の目で世界を見るところから、歌を生む。言葉から言葉をつむぐだけなら、たとえばAIにだってできるだろう。心から言葉をつむぐとき、歌は命を持つのだと感じる。 迢空賞受賞後初、待望の第7歌集。
| 作者 | 俵 万智 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 角川文化振興財団 |
| 発売日 | 2023年10月30日 |
『あとがきはまだ 俵万智選歌集』
書評家・渡辺祐真(スケザネ)と、俵万智自身が選んだ220首。
YouTube出身の新世代スケザネ視点によるロング解説付き。
『サラダ記念日』から最新歌集『アボカドの種』までの全7歌集からのセレクトに加え、
現在入手しづらい初期企画歌集『とれたての短歌です。』と『もうひとつの恋』からも収録。
【収録歌より】
今日までに私がついた噓なんてどうでもいいよというような海
----『サラダ記念日』
まだ何も書かれていない予定表なんでも書けるこれから書ける
----『とれたての短歌です。』
デジタルの時計を0、0、0にして違う恋がしたい でも君と
----『もうひとつの恋』
百枚の手紙を君に書きたくて書けずに終わりかけている夏
----『かぜのてのひら』
優等生と呼ばれて長き年月をかっとばしたき一球がくる
----『チョコレート革命』
みかん一つに言葉こんなにあふれおり かわ・たね・あまい・しる・いいにおい
----『プーさんの鼻』
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
----『オレがマリオ』
別れ来し男たちとの人生の「もし」どれもよし我が「ラ・ラ・ランド」
----『未来のサイズ』
人生は長いひとつの連作であとがきはまだ書かないでおく
----『アボカドの種』
| 作者 | 俵万智/渡辺祐真(スケザネ) |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 短歌研究社 |
| 発売日 | 2024年03月25日 |
『たんぽぽの日々 俵万智の子育て歌集』
歌人・俵万智の我が子を想い、慈しむ母の歌50首
この本は歌人の俵万智さん初の子育てをテーマにした短歌+エッセイ集です。月刊誌eduに現在も連載中の『俵万智の子育て短歌エッセイ たんぽぽの日々』の単行本化です。「たんぽぽの綿毛をふいて見せてやる いつかおまえも飛んでゆくから」 連載の第1回の冒頭に俵さんが自分の息子を詠んだ歌です。
いつかは産み育んだ自分の手の中から外の世界へ旅立ってゆく息子、それを送り出す日が確実に来ることを知っている母親の、切なくも誇り高い気持ちが、31文字に凝縮されています。歌集のタイトル「たんぽぽの日々」もここからとりました。
実力、人気ともに認められている女流写真家・市橋織江さんの美しい写真と、俵万智さんの子育て短歌とその背景を綴ったエッセイを組み合わせた連載は、読者の人気投票の上位を常に占め、子育て中の母親の高い支持を集めています。
2010年春に小学校に入学する長男を持つ母親でもある俵さんは、まさに子育ての真っ最中。連載の短歌+エッセイには、子育てにとまどい、悩みながら、子どもの成長に喜び驚いている等身大の母親の姿がにじみ出ていて、もらい泣きする読者が続出するのではと心配しています。
【編集担当からのおすすめ情報】
文学者としての俵さんにとって、子育てをテーマにした短歌とエッセイは、新境地・新分野といえます。今回の歌集で俵さんは新しい世界を得て、のびのびとその才能を発揮しています。ぜひ俵さんと一緒に笑い、怒り、とまどい、悩み、うなずき、共感して涙を流して欲しいと思います。
| 作者 | 俵 万智/市橋 織江 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2010年03月 |
今回は、詩人でありエッセイストでもある「俵万智」さんの作品を5つご紹介しました。彼女の生き方や思想が反映された作品群は、深味があり多くの人々に感銘を与えています。「生きる」こと、人間関係、愛情、そして人生そのものについて、彼女ならではの視点で描かれた作品たちは、読み手の心に確かな響きを残します。
また、俵万智さんの作品の魅力は、なんといってもその繊細な言葉使いです。彼女の丁寧な言葉選びは、紙の上で生き生きと躍動し、穏やかな時間を読者に与えてくれます。辛い時も、苦しい時も、その言葉に心癒され、何かを乗り越える力を得られることでしょう。
なかでも、彼女の作品は心の琴線に触れるものが多く、読み終えた後もしっかりとその余韻が残ることでしょう。恐らくあなたも、彼女の作品を読んだ後には、心に深く染み入る何かを感じ、また読みたくなることでしょう。
これからも俵万智さんの世界観を堪能したい、もっと深くその世界に触れたいという方はぜひ、作品に触れてみてください。どの作品も人生の何かを見つめ直すきっかけを与えてくれ、自己の内省を促してくれるはずです。
俵万智さんの作品は、あなた自身の心の中にある、見つけていない何かを照らし出す一冊になることを心より願っています。皆さんが、これらの作品と共に過ごす時間が、より豊かなものになりますように。この場を借りて、俵万智さんに感謝の気持ちを述べさせていただきます。素晴らしい作品を世に出してくださり、ありがとうございます。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。









