老害を考える【厳選10冊】
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老害。聞き馴染みのある言葉ですね。これはなかなか重いテーマですが、ちょっと考えてみませんか?今回は、老害にスポットを当てた厳選10冊をご紹介します。一冊目は、老いてなお世間を煽る主人公が描かれる作品。二冊目は、若者に押されて焦る老人が主役の感動作です。様々な視点から老害を詠んだ作品がそろっています。進化し続ける世の中で、歳を重ねた自分が置いて行かれてしまう不安や、時代の流れについていけない自分を「老害」と自覚する喪失感…。そんな葛藤を描いた作品ばかりです。読み終えた後、きっと何かを考えさせられるはず。ぜひ、手に取ってみてくださいね。
『老害脳』
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1万人以上の脳を診断した医師が解明!「老害」になる原因とその対策【老害度診断チェックテスト付き】
あなたの周りに、こんな人はいませんか?
・他人の意見を聞かずに一方的に自分の意見を押し付ける人
・SNSで自分の価値観を押し付けるコメントをする人
・「こんなものくだらない」「どうせダメだ」と、自分の知らないことや新しいものに否定的な態度を取る人
・店員に理不尽なクレームをつけたり、突然大声で怒鳴る客
・飲み会で長々と説教をしたり、昔の武勇伝を語る先輩社員
年上の人によるこれらの行動は、いわゆる「老害」と呼ばれるものです。
なぜ人は「老害」になってしまうのか?
最新の脳科学でその謎を解き明かします。
第1章 社会と人を疲弊させる「老害」
第2章 「老害脳」と認知症 ── 「高齢化先進国」日本の進む道とは
第3章 あなたはもう「老害脳」の兆候が出ている!
第4章 「老害脳」を予防し、回復するための脳番地強化テクニック
第5章 「老害脳」から自分を守る脳番地テクニック
作者 | 加藤俊徳 |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売日 | 2024年10月18日 |
『老害の人』
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作者 | 内館,牧子,1948- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2022年10月 |
『70すぎたら「サメテガル」 「老害」にならないための魔法の言葉』
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「冷めてても手軽」な年配者の振る舞い方
2005年に250万部の年間ベストセラーに輝いた『頭のいい人、悪い人の話し方』の著者・樋口裕一氏が、リタイア世代を迎えた当時の読者たちに向け、「定年後版の話し方、振る舞い方」をアドバイスする。
現役時代と定年後では何が違うのか?
そのキーワードは、フランス語の「サメテガル」にある。フランス人の日常会話でよく使われる言葉で、日本語に訳すと「どっちでもいい」となる。
現役時代は「旗幟鮮明」を求められて生きてきたが、リタイア後は多くの場面でその姿勢は必要なくなる。それどころか、過去のやり方、考え方、振る舞い方に拘泥しすぎると、「老害」扱いされかねないこともある。
そうならないための魔法の言葉、それが「サメテガル」である。
「白黒はっきりつけなくていい」「こだわりをもたなくていい」「正義感を捨てる」──そんな話し方、振る舞い方を身につければ、第2の人生を豊かに、楽しく生きられる。駄洒落ではあるが、「冷めてても、手軽」な考え方こそ、年配者にとって大切なのではないだろうか。
さらに予備校講師時代に「小論文の神様」と呼ばれた著者が、「サメテガルな文章術・会話術」を具体的に指南する。
作者 | 樋口 裕一 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2025年04月01日 |
『メンターになる人、老害になる人。』
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作者 | 前田康二郎 |
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価格 | 825円 + 税 |
発売元 | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
発売日 | 2024年07月26日 |
『話し方で老害になる人尊敬される人 若者との正しい距離の取り方』
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若者との正しい話し方&距離感 正解・不正解。ハラスメントトラブルを未然に回避!一人でも部下・後輩がいる人のコミュニケーション・バイブル!
作者 | 五百田 達成 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売日 | 2024年06月21日 |
『年長者の作法 「老害」の時代を生きる50のヒント 老いに親しむレシピ』
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年を重ねることが、楽しくなってくる本! “50代以降の生き方”の教科書、第2弾(「老いに親しむレシピ」シリーズ)。
小笠原家総領家第32代当主・小笠原流礼法宗家の小笠原忠統氏から免許皆伝を受けた礼法家が、「老害」批難のあふれる時代にシニアが快適に生きる方法──「老害」ではなく「老福」になる生き方を伝授。
若者からは「老害」認定されるも、シニア層からは絶大なる人気を誇る梅沢富美男さんも本書を推薦!
「老害」なんて言われても気にしない! 老いていく自分をゆるして、年を重ねてきたからこそできる“ふるまい”で、やっていきましょうよ。(梅沢富美男)
若者たちができる“ふるまい”と、年長者だからこそできる“ふるまい”は、おのずと違うもの。
年を重ねたからこそ実践したい「年長者としてのふるまい」から、「年長者にこそ必要な『対人関係』のコツ」「孤立を防ぐ『縁』のつくり方」「人生の最期に備える覚悟」まで、老いれば老いるほど幸せになれる方法を徹底紹介。
内館牧子さんのベストセラー小説『老害の人』を読んで、自らのふるまいを見直そうかと考えた人、老親のふるまいを見直してもらおうと考えた人も必読!
年を重ねることの難しさを教えられ、励まされ、そして明日からの実生活にとても役立つ、中高年層必読の一冊。冠婚葬祭業の会社を経営しながら、小笠原流の礼法家としても活動する著者が、これまで多くの魅力的な高齢者と出会い、学びを得た経験も加えて、これからの高齢者が気持ちよく暮らしていくための考え方、日々のふるまい方・作法を徹底紹介。
何歳になろうとも、学びはある!
老親へのプレゼントにも最適!
(本書「はじめに」より抜粋)
ふだんのわたしは、冠婚葬祭業の会社を経営しながら、人間尊重の精神である「礼」や、それを形にした「作法」を重んじています。小笠原流の礼法家としても活動しています。これまで多くの魅力的な年長者の方々と出会い、学びを得た経験からも、この先の人生を豊かにするためには、「礼」や「作法」が必要であると痛感します。
一方で、世間では「老害」などという言葉が使われています。人は老いるほど豊かになる「老福」をめざせる、というわたしの考え方とは相容れません。社会はもちろん、年長者自身も老いを前向きにとらえることができなくなっているようです。
そこで、年長者が穏やかに、かつ毅然と生きる道を示すべく、この本を書きました。みなさまの「老福人生」の良きガイドブックになれば幸いです。
一条真也
作者 | 一条 真也 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 主婦と生活社 |
発売日 | 2023年10月13日 |
『怒れる老人 : あなたにもある老害因子』
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作者 | 安藤,俊介,1971- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2021年06月 |
『老害の人老益の人 老人と、これから老人になる人々へ』
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人間は人生経験によっていろいろのことを学ぶ。若いころあれほど熱望した金や名誉や性愛が、それほど価値あるものでも感動的なものでもないことを教えられてきます。だから、きらびやかなもののうちにも空しさを感じとるようになります。若者はそれを知りません。人間の成長とは、その空しさを少しずつ理解してゆくことかもしれません。このように、人生を眺める目をもちはじめ、自分の送ってきた歳月を自己自身によびもどし、そして反芻し、数多くの危険や喜びをのりこえてきたことに満足しようとする心の働き、それが老いの訪れです。心のうちこめる「老い」。そして意義と価値のある人生の「老い」とはいったいどのようなものなのでしょうか。いろいろな老い方、努力の姿を、多様な「老人のタイプ」のなかに見てみましょう。
作者 | 高瀬広居 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | グラフ社 |
発売日 | 2003年12月 |
『老害政治 「希望も安心もない国」にするシステム』
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戦後生まれで初めて首相になった安倍晋三は現在53歳。党3役を合わせた平均年齢は59.5歳と非常に若い内閣だった。ところが、安倍が突然政権を放棄して、棚からぼた餅で総理大臣になった福田康夫は71歳。党4役を合わせた平均年齢は67.4歳で、実に8歳も上がってしまった。まさに老人内閣へと先祖返りしたのである。一方、世界の主要国では、最高指導者が相次いで世代交代している。アメリカでは大統領選挙が2008年秋に行われるし、ロシアではプーチン大統領が2008年3月に任期満了を迎える。英国ではブラウン首相(56歳)、フランスではサルコジ大統領(52歳)、そして中国でも、指導者は大幅に若返っている。まさに世界中が若い指導者に代わっていくのに、どうして日本だけが老人化していくのか?ただ派閥の力学の復活だけで選ばれたご老体では、グローバル化のなかで様々な国難が襲ってくる時代に、まともな対処などできるはずもない。つまるところ、亡国へとまっしぐらだ。老人政権はまさに「老害」でしかなく、本書は「老害政治家は一刻も早く退陣せよ」と強く主張するものである。
作者 | 板垣英憲 |
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価格 | 1047円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年10月30日 |
『わたしの親が老害なんて』
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噛み合わない会話、他人への迷惑、周囲からの哀れみの目。
わたしはいったいどうしたらいいの?
【あらすじ】
娘も巣立ち、パートで働きながら、定年退職間近の夫と二人で暮らしている栄子(54歳)は、近くに住む80代の父と母の老害っぷりに頭を悩ませている。
家庭内だけではなく、他人にも迷惑をかける両親を「自分がなんとかしないと」と思いながら過ごしていたが、ある日両親が車で人身事故を起こしてしまう。
幸い死者は出なかったものの、開き直る態度の両親に、栄子は意を決して父に免許返納を提案するがーー。
老害になりゆく両親と、割り切れない人生の葛藤を描いた渾身のセミフィクション。
【解説】
平松類(眼科専門医、医学博士) 著書『「老害の人」にならないコツ』など
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
作者 | 西野 みや子 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年12月04日 |
今回、私たちが日々の生活の中で感じる「老害」について考えるための10冊を紹介させていただきました。それぞれの作品が、老害とは何か、どう向き合うべきかという違った視点から問いかけています。
これらの作品を読むことで、老害を単に年配者が若い世代に与える不利益ととらえるのではなく、社会全体の問題として理解することが可能です。年齢を問わず、誰もが明日老いる可能性を持つ私たちにとって、それは避けて通れないテーマかもしれません。
また、それぞれの作品からは、老いに対する様々な立場、価値観が描かれています。何を大切に生きるべきか、何をなくしてはならないのかといった普遍的な問いを読み手に投げかけています。
ここで問われてることは、ただ単純に若者と高齢者の対立だけではなく、誰もが避けては通れない老いという存在にどう向き合っていくか、その姿勢について考えてみるきっかけになることでしょう。だからこそ、自分の老後を見つめ直すことにつながりますし、それは若い人たちにとっても他人事ではないはずです。
これからも、このテーマを考えるための作品は増えていくでしょう。それぞれが与えられた環境で、自分自身がどう在るべきか深く考えることが求められる時代になりつつあります。合わせて、新たな作品や視点に触れることで、自分たちの社会や生き方について改めて考察する貴重な時間になれば幸いです。
最後になりましたが、読者の皆様一人ひとりがこれらの作品から何かを得られることを心から願っています。
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