原田マハ5選
原田マハさんの作品は軽やかな文体と深い洞察に満ちていますね。登場人物ひとりひとりの感情が細やかに描かれていて、読んでいるだけで心が揺さぶられます。何気ない日常の中にも幸せを見つけ出す力強さがある一方、悲しみも素直に描かれていてとてもリアル。一つ目の選書は現代女性の生きづらさを繊細に綴った名作、二つ目は巧妙なプロットと鮮やかな描写が見事なミステリーです。三つ目は時代背景を生かした古風なラブストーリー、四つ目は親子の絆と向き合う力を描き出した感動作、最後は青春の輝きと切なさを織り交ぜた傑作です。どれも胸にジンとくる感動が詰まっていますよ。
『晴れの日の木馬たち』
どしゃぶりの日もある。でも、雨はいつかきっとあがる。病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
| 作者 | 原田 マハ |
|---|---|
| 価格 | 2310円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2025年12月17日 |
『新装版 翼をください』
原田文学の原点となった傑作長編。世界大戦前夜、自由と平和を求めて世界一周飛行という未曾有の大冒険へ挑んだ者たちの熱き人間ドラマ。大空に果てなき夢を描く航空ロマン。
| 作者 | 原田マハ |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 毎日新聞出版 |
| 発売日 | 2025年07月29日 |
『本日は、お日柄もよく』
OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。
| 作者 | 原田マハ |
|---|---|
| 価格 | 935円 + 税 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 | 2013年06月 |
『黒い絵』
ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた衝撃作!
深海魚 Secret Sanctuary
高校生の真央は友だちも彼氏もいないうえ、クラスメイトからいじめられていた。そんな真央が安息を得られるのは押入れの中だけだった。真っ暗にすると「海の底」のようで……。
楽園の破片 A Piece of Paradise
ニューヨーク発の急行列車は遅れていた。ボストン美術館での講演会でスピーチをする予定の響子は焦る。もうひとりの話者のレイとは7年間の不倫関係を清算したばかりだった。
指 Touch
私は私大の日本美術史博士課程の2年生。家庭を持つ彼の研究室で助手をしている。ある週末に奈良の室生寺を訪れ、ずっと手をつないでいる私たちは、どう見ても不倫カップルだ。
キアーラ Chiara
アッシジには10年ぶりの再訪だった。亜季は文化財の修復科のある芸術大学を休学して20歳で渡伊し、長年フレスコ画修復の修業をしていたところ、中部の大地震に見舞われ……。
オフィーリア Ophelia
わたくしは絵の中の囚われ人。水に浸ってあとひと息で命が絶えるその瞬間を、生き続けています。ロンドンから日本へ連れて来られたわたくしが目撃した、残虐な復讐とは……。
向日葵(ひまわり)奇譚 Strange Sunflower
超売れっ子の役者・山埜祥哉の舞台の脚本を書きたくて、脚本家の私は、ゴッホが主人公の脚本を完成させる。が、脚本が仕上がった直後に、ゴッホらしき人物の奇妙な写真を入手して……。
| 作者 | 原田 マハ |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2025年11月14日 |
『たゆたえども沈まず』
19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが”世界を変える一枚”を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。
| 作者 | 原田 マハ |
|---|---|
| 価格 | 924円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2020年04月08日 |
本当に複雑さと深深たりの情感が原田マハ氏の魅力だと思います。彼女の描く人間関係は、自分自身を含む多くの人々の深部に触れ、心を震わせること間違いないでしょう。私自身も彼女の作品の中に自分の在り方や人生を垣間見ることが多く、それが考えさせられるきっかけになっています。
また、そのエンターテイメント性も忘れてはいけません。ミステリー要素が加わった作品や、ロマンチックな作品、歴史的な背景を持つ作品など、彼女の持つ豊かな表現力はどの作品でも十分に活かされています。一冊挙げれば、そのページをめくるたびに新しい発見があることでしょう。
原田マハ氏は、私たち読者に、一時的な感動だけではなく、実生活でも役立つ考え方や見方を提供してくれます。彼女の作品は、決して難解でなく、また飛び抜けたテクニックを必要としない磨き抜かれた言葉遣いで、私たちを心の最深部に導いてくれます。
これら5つの作品に限らず、他の作品も含め、原田マハ氏の全作品から読者それぞれが何かを得ることができることでしょう。原田マハ氏の作品は一度手に取ったら、そこから新たな視点や感想が生まれること間違いなしです。
経験や生活背景が異なる私たちは、同じ作品を読んでも異なる解釈や感動を得ます。それこそが原田マハ作品の持つ可能性なのです。そして彼女の作品は、恐らく何度読み返しても、その度に新しい発見があることでしょう。今回の5選が、あなたが原田マハ氏の作品に触れる一助となれば幸いです。
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