静かな狂気が沁みてくる 古川真人の必読作6選!

わくわくするような怖さがあるんですよ、古川真人さんの作品って。でも、そこがたまらなく良いんです。「何かがおかしい」という不安感から始まり、描写一つ一つに込められた静かな狂気がじわじわと迫ります。登場人物の心理描写も真摯でリアル。思わず感情移入しちゃうこと間違いなし。そして、抜群の構成力。ストーリー展開が緻密すぎて、呆然とすることしきり。読み終わった後には、妙な感傷に浸れて、また読み返したくなっちゃうんです。ここに紹介する6作は、古川さんの魅力を最大限に引き出していると自信を持っておすすめします。ぜひ手に取ってみてくださいね。
『背高泡立草』
| 作者 | 古川,真人,1988- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2020年01月 |
『ラッコの家』
見えないからこそ見えてくるものがある。夢とリアルが絶え間なく交錯する老女は、自らの空想に怯えていたことを笑い飛ばして生きる。
老女の“意識の流れ”を描く、実力派新人の芥川賞候補作。
| 作者 | 古川 真人 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2019年07月31日 |
『ギフトライフ』
| 作者 | 古川,真人,1988- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2023年02月 |
『縫わんばならん』
| 作者 | 古川,真人,1988- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2017年01月 |
『四時過ぎの船』
生き迷う青年の切実な現実を、老いて行く祖母の時間の流れと照らして綴る中編小説。
| 作者 | 古川 真人 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2017年07月31日 |
『港たち』
島に帰ろう。家族の声を聞きに。
お盆を迎え、久しぶりに九州のとある離島に集まった吉川家の面々。
この島ではお盆の夜に、島ならではの行事が執り行われる。
その行事に向けて忙しなく動く家族の声を、敬子は眠たげに聞いていたーー「港たち」
帰省先には、相変わらず酒に浸る父や、知り合いの家を飲み歩く男がいた。
昔のことに水を向けると、彼らは仕事で羽振りが良かった時代の武勇伝を語り出す。
この頃、社会はコロナ禍から回復しつつあったーー「明け暮れの顔」
緩やかな坂の上にある教会風の建物で行われる、従妹の結婚式。
稔は煙草を一服するために式場の外へ出ると、空を旋回する鳶が目に留まった。
ふと、幼い頃の夏に、父と島で見た光景がよみがえるーー「鳶」
……など、吉川家のとある1年間をたどる豊かな語りの5編を収録した、
芥川賞受賞作『背高泡立草』に連なる小さな島の物語。
【著者略歴】
古川真人 (ふるかわ・まこと)
1988年福岡県生まれ。國學院大學文学部中退。
2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しデビュー。
2020年『背高泡立草』で第162回芥川龍之介賞受賞。
その他の著書に『四時過ぎの船』『ラッコの家』『ギフトライフ』がある。
| 作者 | 古川 真人 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年01月24日 |
皆さん、ここまで古川真人さんの作品6選をご紹介させていただきました。ご存知の方も多いと思いますが、彼の作品は決して派手な疾走感や大きなドラマ性に溢れているものではありません。しかし、そこには深遠なる人間の心理と、そこに秘められた狂気への恐怖が息づいています。それが小説の一行一行、漫画の一コマ一コマから静かにあふれ出て、読者の心をゆっくりと侵食していきます。
その独特の空気感はひとたび味わってしまうと、何とも言えない中毒性があります。恐ろしいと感じつつも、あえてその深淵を覗き込みたくなる。それが古川作品の魅力であり、ここまで多くの読者を引きつけてやまない理由でしょう。
そして、その魅力は一度読んだだけではなく、何度でも読み返して楽しむことができます。初めて読んだときの驚きはもちろん素晴らしいものですが、2度、3度と読み返すごとに、新たなる発見があったり、背筋が凍るような恐怖が倍増したりします。そんな深読みを楽しむための、何度でも読みたくなる、そんな魅力が古川作品には詰まっているのです。
今回はご紹介できた作品はほんの一部でしかありませんが、間違いなく古川真人さんの世界観を体感する一助になることでしょう。あなたが静かな狂気を求めて旅をするなら、ぜひとも彼の作品を手に取ってみてください。あなたの想像力と感受性が、これまでにない形で刺激されること間違いなしです。ゆっくりとした時間を持てたときに、心を開いて読んでみてくださいね。
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