残虐と戦慄。実際の事件をもとにした犯罪小説10選

皆様、こんにちは。今回ご紹介するのは、犯罪小説の中でもリアルさに圧倒される10作品です。これらの作品は、実際の犯罪事件をもとに描かれたもので、リアルな描写と深い人間ドラマ、緻密な推理過程は一度読むと忘れられません。
残虐な事件ほど、我々はそれから目をそらすことはできません。逆に、その残酷さに惹きつけられることでしょう。それ故、これらの作品は我々に鮮烈なインパクトを与えます。
戦慄する恐怖は、怖いだけではなく興味深く、人間の心理を突き詰めるものもあります。
警官、被害者、犯罪者、そして読者自身、事件に絡む人々の人間性と運命が絡み合い、想像を超えた結末へと導きます。その過程はまるで一つの人間ドラマのようです。
底知れぬ深淵へと誘われる。そんな10作品を是非、一度手に取ってみてください。
『ケモノの城』
| 作者 | 誉田,哲也,1969- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2017年05月 |
『BUTTER』
男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。
| 作者 | 柚木 麻子 |
|---|---|
| 価格 | 1045円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2020年01月29日 |
『月 (角川文庫)』
| 作者 | 辺見 庸 |
|---|---|
| 価格 | 931円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2021年02月25日 |
『修羅の家 = House of the Asura』
| 作者 | 我孫子,武丸,1962- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2020年04月 |
『グロテスク 上』
| 作者 | 桐野,夏生,1951- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2006年09月 |
『名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―』
| 作者 | 白井智之 |
|---|---|
| 価格 | 2030円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2022年09月15日 |
『つみびと』
灼熱の夏、彼女はなぜ、
幼な子二人をマンションに置き去りにしたのか。
追い詰められた母親。死に行く子供たち。
無力な受難者の心の内は、小説でしか描けない。
痛ましい事件の深層に、何があったのか。
本当に罪深いのは誰ーー
虐げられる者たちの心理に深く分け入る
迫真の衝撃作。
| 作者 | 山田 詠美 |
|---|---|
| 価格 | 792円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2021年09月22日 |
『小説8050』
このままでは、我が子を手にかけ、自分も死ぬしかない。歯科医の大澤正樹とその妻、節子は悩んでいた。長男の翔太は中学で不登校に、以後七年間引きこもり続けている。一方、一流企業に勤める姉の由依は、弟のせいで結婚できないと両親に訴える。ついに息子と向き合う決心をした正樹が知った恐ろしい真実とはーー。引きこもり、家庭内暴力、不登校、いじめ……現代日本を抉【えぐ】る社会派エンタメ長編
| 作者 | 林 真理子 |
|---|---|
| 価格 | 935円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2024年04月24日 |
『さよなら、ニルヴァーナ』
| 作者 | 窪,美澄 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2018年05月 |
『無間地獄(上)』
金のためなら財産どころか命も狙う闇金融を営む富樫組若頭の桐生は膨大な借金を抱えたエステサロンのトップセールスマンの玉城をカモにしようとする。端麗な容姿と巧みな話術で女たちに高価な商品を売りつけていた玉城は、桐生の仕掛けたワナにはまってすべてを奪われる…。金と己れだけ信じて這い上がる暗黒の魂のレクイエム。
| 作者 | 新堂冬樹 |
|---|---|
| 価格 | 712円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2002年08月 |
以上、本当に起きた事件を基に描かれた犯罪小説10選をご紹介しました。ハードボイルドな世界観、深遠なる人間の闇、衝撃的なプロット、それぞれ異なる魅力が詰まっています。皆さんもご覧になっていく中で、犯罪小説の存在する意義や、その描写のリアリティに引き寄せられることでしょう。
一方で、これらの作品が娯楽として楽しめるのは、それが「フィクション」であるからこそ。本当に起きた事件を元にしたとはいえ、読者である私たちは、その中で描かれる残虐さや戦慄をセーフティな距離から経験することができます。だからこそ、冷静に現実とフィクションの線引きをしながら、その情緒や題材の重さを噛み締めていこうと思います。
型破りな犯罪者、巧妙なトリック、それを解き明かす刑事や探偵たち。彼らが織りなす物語は私たちを恐怖に陥れたり、興奮させたりしますが、その一方で、現実の犯罪とその被害者たちへの敬意を忘れてはならないという思いを新たにすることもまた、犯罪小説を読む意義の一つかもしれません。
この章を閉じるにあたり、挙げた作品たちが、皆さんの日々に新たな視点をもたらすきっかけとなれば幸いです。何か一冊でも手に取った時には、登場人物たちの心理を深く読み解き、その背後に潜むメッセージを感じ取ることで、一層の読書の楽しみを味わってみてください。
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