魔術の歴史を知る本 おすすめ5選
皆さん、魔術の世界に興味はありますか? どうやら、我々が理解できない超常現象を研究し、それを利用しようとした人々の歴史が、実は驚くほど古くから続いているんですよ。そこで今回は、その中から厳選した5冊の本を紹介します。中世ヨーロッパの闇市に繰り広げられる魔術師たちの戦い、奇跡を起こすために命を賭けた古代の魔法使いの物語、そして現代社会で密かに生き続ける魔術の系譜…。これらの本を読めば、魔術の歴史とその深淵に引き込まれること間違いなしです。マジカルな体験を求める皆さん、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『魔術の歴史 魔法伝説と呪術師たちの物語』
主に中世ヨーロッパを舞台に繰り広げられた魔術と魔法使い、そして魔女に関するエピソードを集めた書。
ヨーロッパ各地に伝わる伝承、絵画、文学などの資料をもとに、著名な魔法使いや魔女の生い立ち、占いや医者としての共存からキリスト教との対立、異端裁判へと向かった中世の悲惨な歴史の背景を知ることができる。
第1章は、呪文を唱えて魔法をかけ、相手を魅了したり誘惑したりする「呪文使い」のエピソード集。ギリシア神話に登場するキルケーから北欧神話の英雄シグアド、アーサー王伝説の魔法使いマーリンなどが紹介される。また17世紀末に米国のセーラムで発生した魔女狩りの様子などにも触れている。
第2章は、さまざまな動物や人物に変身する「変身妖怪」を中心とした楽しいエピソード集。18世紀のロシアやスラブ地方の民間伝承に登場するバーバ・ヤーガをはじめ、森に棲む小人や妖精など様々な精霊が現れる。日本の民話にでてくる鬼や山姥、ディズニー映画の白雪姫で鏡に問いかける女王の姿なども紹介されている。
第3章は、魔女や魔法使いが持つ超自然的能力についての解説。占い師や祈祷師は古代から政治の場、民衆の間で重宝される存在であったが、中には帝政ロシアの宮中で暗躍した怪僧ラスプーチンのような悪役魔術師もいる。
第4章では、大規模な災害や災厄を巻き起こす破壊者たちの話を集めた。
【目次】
はじめに
■第1章
呪文使い (スペルキャスター )--呪文を唱えて魔法をかけ、人を魅了したり誘惑したりする魔女
■第2章
変身者 (シェープシフター )--魔法を使って自在に姿を変える魔女
■第3章
治療師と占い師(ヒーラーとディバイナー)--病を治して健康を回復させたり、未来を見通す力を持つ魔女
■第4章
破壊者(ハボックレッカー)--魔法を使って混乱や災いを生み出し、それらを世に解き放つ魔女
| 作者 | ナショナル ジオグラフィック |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 日経ナショナルジオグラフィック社 |
| 発売日 | 2025年03月31日 |
『魔術の歴史 氷河期から現在まで』
「魔術」の伝統を現代によみがえらせる画期的な論にして、未来にむけた魔術論の決定版
魔術はあらゆる時代、あらゆる場所に見出せる。しかしこの二世紀のあいだに宗教と科学から魔術は周縁へと追いやられてしまった。合理性と客観性を追求した近代は、貧困や不平等、大量消費による資源枯渇、そして環境破壊や社会の危機に直面している。四万年以上の歴史のなかで、人類と世界との関係をあらためて解きほぐし、いまこそ構築すべき魔術・宗教・科学の関係をあきらかにする。なにものをも平等にあつかい、生のあるなしに関わらず、すべてのものとともに生きるという「魔術」が持つあたらしい可能性をみはるかす、壮大にして革新的な魔術論。
| 作者 | クリス・ゴスデン/松田和也 |
|---|---|
| 価格 | 4620円 + 税 |
| 発売元 | 青土社 |
| 発売日 | 2023年03月25日 |
『図解魔術の歴史』
| 作者 | 草野,巧,1956- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新紀元社 |
| 発売日 | 2015年03月 |
『魔術の歴史 附・その方法と儀式と秘奥の明快にして簡潔な説明』
魔術道士レヴィの最高傑作にして近代オカルティズムの金字塔、初版稀覯本に拠る待望の完全訳。本書は『高等魔術の教理と祭儀』の読篇、レヴィの「魔術三部作」の頂点。ボードレール、リラダン、マラルメ、イェイツ、ジャリ等の同時代の象徴派詩人はもとより、ブルトンを始めとするシュルレアリスト、ジョイス、ミラー等の今世紀の重要な作家たちにも絶大な影響を与えつづける黒い聖典。その魔術理念や神秘主義のみならず、人物や歴史的逸話を活き活きと想像力豊かに綴る文才も魅力で、若き日のランボーがシャルルヴィルの図書館で本書を耽読し、詩想の源泉としたことはよく知られている。わが国でも、日夏耿之介、生田耕作、渋沢龍彦等の熱讃者をもち、大正期から翻訳が待たれていた「大作業」である。
| 作者 | エリファス・レヴィ/鈴木啓司 |
|---|---|
| 価格 | 7480円 + 税 |
| 発売元 | 人文書院 |
| 発売日 | 1998年02月 |
『図解 西洋魔術大全』
西洋魔術の正体と真髄を知る! 召喚魔術、典礼魔術、自然魔術、ドルイド魔術、魔法陣、五芒星、ソロモン王、安倍晴明、マーリン、…etc 豊富な図版とイラストで詳細に解説!
| 作者 | 健部伸明 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | カンゼン |
| 発売日 | 2022年08月19日 |
それでは、「魔術の歴史を知る本 おすすめ5選」、いかがでしたでしょうか。この5作品を通じて、多少なりとも魔術とその歴史について興味を持っていただけたら、大変うれしく思います。
歴史というのは、まるで時間旅行をするかのように、読む者を異なる時代や文化へと誘います。そして、魔術をテーマにした本が持つ神秘的な魅力は、その旅をさらに刺激的なものにすることでしょう。魔術は、日常生活の中に潜む不可思議、未解明の事象を探求することだけではなく、人間の心や世界の本質を問い探す深遠な哲学でもあります。この五冊は、そんな魔術の歴史が丹念に描かれています。
魔術の世界を深く知ることで、日々の生活にも新たな視点や考え方を持ち込むことができます。また、これまでとは違った視野から物事を考えることで、新たな発見があるかもしれません。それぞれの作品が独自の視点と解釈で魔術を描いているので、それぞれの作品から異なる知識や感動を得ることができるでしょう。
そして、心のどこかには、魔術というものが実際に存在するかもしれないというワクワク感を抱きつつ読み進めてみてください。リアルな歴史の中に織り交ぜられたファンタジー、そしてそのすべてが緻密なまでに研究され、考察されたものであると考えると、その読書体験はさらなる深みを増すことでしょう。
最後に、どの本もその時代や地域の文化、風俗を理解するための一助となることは間違いありません。それぞれの時代や場所でどのような魔術が行われ、人々はどう感じ、どう生きていたのか。この五冊を通じて、その一端を垣間見ることができます。
皆様がこれらの本を通じて、魔術の歴史とともに人間の歴史、知識、思想について深く考え、自分なりの解釈を見つけていただければと思います。そして、それが新たな読書の旅へのきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。では、皆様の素晴らしい読書の旅が、魔術の世界を愛する心とともに広がり続けますように。
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