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著者のどん底の状況と、傷ついた母猫・テコとの出会い、そして二人が互いを支え合いながら再生していく物語は、生きる希望を与えてくれます。
テコへの愛情を育む中で、著者は次第に自分自身と向き合い、心の傷を癒やしていく姿は共感せずにはいられませんでした。
特に印象に残ったのは、テコの無条件の愛です。
どんなに傷ついても、著者を拒絶することなく、寄り添い続けてくれるテコの姿は、まさに奇跡のように感じました。
本書は、人間が持つ心の奥底にある温かさ、そして生きる希望を描いた普遍的な物語です。
辛い経験をした人、孤独を感じている人、そして誰かに優しくしたいと思っている人、全ての人に読んでほしい一冊です。