信じられないくらい暴力的な女性が主人公。
暴力描写は手を抜かなかったと作者が言う通り序盤から読ませる喧嘩シーンだった。
ヒロインの「お嬢様」との関係も丁寧だなと思った。
暴力描写が激しいので、主人公やヒロインがひどい目に合わないだろうかと続きが気になる。
その勢いでどいつもこいつもぶん殴りぺんぺん草も残らないようなラストに向かうものと思っていた。
だがしかし途中から主人公の良さはスポイルされ、なんじゃその展開というシーンから「だからなんだ」という種明かしがされ一気に興ざめする。
変なテクニック見せるために人物像もストーリーもおかしくなったし全然必要ないと思うのですけど。
途中まではネトフリやアマプラで映像化されそうだなと思ってたけど、なさそう。
『ババヤガの夜』は、暴力と女性同士の絆を軸にした、異色のハードボイルド小説だと感じました。 
暴力を唯一の趣味とする依子が、極道の娘・尚子の護衛として裏社会に踏み込んでいく姿は、ときに爽快で、ときに痛々しく胸に刺さります。 
友情とも恋ともつかない感情と、「生き延びる」ための暴力がせめぎ合い、二人の中にある切実な孤独と渇きが、静かに浮かび上がってくるようでした。 
血なまぐさい物語なのに、固定観念を壊して自由に生きる力をくれる一冊で、読後もしばらく、依子たちの夜の気配が心から離れませんでした。


















