赤ずきんモチーフの本10選

赤ずきんが話の主軸の作品は実は多く、その中から10選をご紹介します。人食いのオオカミと可憐な少女の出会い。そのアトラクションはシビアな現実を示唆する象徴表現から、独自のファンタジーワールドを作り上げたものまでさまざま。女性の成長の物語として描かれることもあれば、社会に対する疑問を投げかけるものまで。また、恐怖を題材にしたものや、謎解きの要素が絡むもの、恋の物語に転じるものまで、幅広いジャンルの作品がございます。これからの季節、少し刺激的な赤ずきんモチーフの作品で、新たな世界に触れてみてはいかがでしょうか。
『東京赤ずきん(1)』

作者 | 玉置勉強 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎コミックス |
発売日 | 2004年06月 |
『断章のグリム 完全版3 赤ずきん』

「赤ずきん」が犯した、罪深き所業ーー。
田上颯姫の妹・瑞姫が住む街で起きた女子中学生失踪事件。怪奇現象「泡禍」解決の要請を受けた雪乃と蒼衣を待ち受けていたのは、敵意剥き出しの非公認騎士・馳尾勇路だった。失踪した少女の知人でもある彼は、二人を出し抜き単独で解決するために奔走する。だが「泡禍」は静かに新興住宅地を蝕んでいきーー。
赤ずきん、お婆さん、狩人、狼。『赤ずきん』の登場人物に見立てられたものたちの正体を見破れるか。すべての起源に迫る『マリシャス・テイル』初収録の完全版・第3巻。
序章 赤ずきんは森のなか
一章 この道は赤ずきんの村に
二章 この森はお婆さんの家に
三章 この屍はとむらいの棺に
四章 この獣はさまよいの道に
五章 この娘はオオカミの森に
間章(一) 赤ずきんは家のそと
間章(二) 赤ずきんは村のそと
六章 この路はオオカミの塒に
七章 この狩はさまよいの群に
八章 この邸はとむらいの囲に
九章 この禍はお婆さんの客に
十章 この罪は赤ずきんの罪に
終章 赤ずきんは腹のなか
『マリシャス・テイル』
作者 | 甲田 学人 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年04月25日 |
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』

作者 | 青柳,碧人 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2020年08月 |
『赤ずきんに狼男は懐かない 1』

猟師赤ずきん×天然狼男×アホ可愛主従★
森で衰弱した狼の子を拾った赤ずきんティーナ。
必死に看病したその夜、ふと目を覚ますと枕元に裸の男が…!!
彼は“人と狼"2つの姿をもつ狼男アドルフ。
人として暮らしたいと願う彼を、赤ずきん兼猟師のティーナが躾けすることになり!?
2021年4月刊
作者 | ナツミ |
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価格 | 495円 + 税 |
発売元 | 白泉社 |
発売日 | 2021年04月20日 |
『赤ずきんの殺人 刑事・黒宮薫の捜査ファイル』

裂かれた腹に石を詰められ、特殊詐欺グループの男が殺された。
死体のそばに置かれていたのはグリム童話の一ページ。男は『赤ずきん』の狼に見立てて殺されたのだ。
その事件を皮切りに、焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らされた『白雪姫』の母親、
作中の妻たちのように吊り下げて殺された『青髭』の男など、童話の悪役を想起させる殺人が次々と起こる。
戦慄のサスペンス・ミステリー!
作者 | 井上 ねこ/トヨクラタケル |
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価格 | 789円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2023年10月05日 |
『赤ずきんくんの執着』

作者 | 伊佐波すやお |
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価格 | 不明 |
発売元 | マッグガーデン |
発売日 |
『喰われたがりの赤ずきん. 第1巻』

作者 | 清水,ひかつ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 少年画報社 |
発売日 | 2023年12月 |
『赤ずきんの森の少女たち』

『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の著者が
グリム童話をもとに描く
神戸とドイツの不思議な絆の物語
赤ずきん伝説の残る森、
隠された宝物、予言の書・・・・・・
祖母が残したドイツ語の本、
そこに書かれていたのは
ドイツの女子寄宿学校を舞台にした物語だった
神戸に住む高校生かりんは、祖母の遺品であるドイツ語の本を従兄に訳してもらう。それは、十九世紀末の寄宿学校を舞台にした少女たちの物語だった。赤ずきん伝説の残るドレスデン郊外の森、学校でささやかれる幽霊狼の噂。校内に隠された予言の書と宝物の言い伝え。読み進むうちに、二人は物語と現実を結ぶ奇妙な糸に気づく。『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の著者がグリム童話をもとに描いた、神戸とドイツの不思議な絆の物語。
作者 | 白鷺あおい |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2023年02月13日 |
『赤ずきんの狼弟子 = WOLF DISCIPLE OF LITTLE RED RIDING HOOD 1』

作者 | 茂木,清香 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年02月 |
『金色狼と赤ずきん 高山しのぶ短編集』

作者 | 高山しのぶ |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 一迅社 |
発売日 | 2015年07月25日 |
以上、赤ずきんモチーフの作品を10点ご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。欧米のおとぎ話を原点に、日本の書き手たちが独自の視点や解釈で紡ぎだした物語たち。どれもこれも、その深い人間性や世界観に引き込まれるものばかりで、一冊ずつ手に取ってご堪能いただきたいと思います。
赤ずきんのモチーフが纏わる作品を読む醍醐味は、やはりその危険と幸福、純真さと狡猾さ、愛と憎悪など、二面性を内包したキャラクターとストーリーにあると言えるでしょう。魅力的な登場人物と共に冒険を繰り広げ、さまざまなトライアルに立ち向かいながら、自分自身の善悪や価値観を再確認する機会になることもあるでしょう。
古典的な物語が現代風にアレンジされたもの、人間の深層心理を描いたもの、ファンタジーやサスペンス要素が強いもの。それぞれに特色があり、その中で読者自身が主人公と一緒になって考え、感じ、学ぶことのできる作品ばかりです。
また、これらの作品は必ずしも子供だけでなく、大人も楽しめる内容になっています。お子様と一緒に読んで、会話のきっかけにしていただいたり、一人でじっくりと読んで深い世界に浸るのもおすすめです。
"一度赤ずきんになってみたい"、そんな気持ちを抱いたことはありませんか?一見、単純なおとぎ話でもある赤ずきん。しかし、その中には色んな解釈や可能性を秘めています。今回ご紹介した10冊の作品には、それぞれ独自の赤ずきんが存在します。舞台は違えど、共通するのは皆が赤い頭巾をかぶり、大きな森を冒険していること。それぞれの赤ずきんがどのような結末を迎えるのか、ぜひ読んで確かめてみてくださいね。
一冊一冊、想像力を駆使して描かれた世界を存分に楽しんでください。きっと、あなたにとって新たな一面や発見があるはずです。また、読書を通じて、自分自身の中に眠っている可能性に気づかされることもあるかもしれません。ワクワクしながら次のページをめくる、そんな時間を過ごしていただければと思います。あなたの心のどこかに響く作品が見つかりますように。
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