動物園を舞台にした小説と、シャチの本・図鑑、小野寺史宜の作品を紹介

今回は動物園やロッカーなど、さまざまなテーマを扱った書籍を紹介します。シャチの本や図鑑など、興味深い作品が登場します。お楽しみに!
『絶景・秘境に息づく世界で一番美しいシャチ図鑑 = The most beautiful photographs of Killer Whales』

作者 | 水口,博也,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2019年07月 |
『シャチ生態ビジュアル百科 第2版 世界の海洋に知られざるオルカの素顔を追う』

近年、北海道、知床半島の沿岸で野生のシャチが頻繁に目撃され、NHKのドキュメンタリー等でも頻繁に紹介されるようになり、もともとファンが多かったシャチの人気はいっそう高まるとともに、現地でのシャチ・ウォッチングの人気もうなぎのぼりです。とりわけ、近年知床半島の羅臼沖で全身が白いシャチが現れ、いっそう人びとの注目を集めることになりました。
世界のシャチは、各地の海の環境に適応して、独自の生態を編み出しながら、それぞれが「生態型」と呼ばれる際だった暮らしをすることで知られ、そのことがいっそう人々の注目を集めるとともに、彼らの生態解明に向けた研究が日進月歩で進んでいます。なかでも、ようやくはじまった知床半島沿岸のシャチについての科学的な調査は、私たちの身近にすむシャチたちの思いもかけない暮らしぶりを明らかにしています。
本書は2015年に刊行された『シャチ生態ビジュアル百科』のなかで、普遍の事実として後世に伝えるべき内容は残しつつ、一方で新しい研究成果、新たに撮影されたダイナミックな写真を数多く加えながら、改訂版として刊行するものです。シャチ研究が進み、シャチ人気が高まっているいま、シャチファンだけでなく、海洋生物や野生動物ファン必携の書です。
■目次
第1章 世界のシャチ
世界の海にすむシャチ/北太平洋のレジデント/北太平洋のトランジェント/道東のシャチ/カリフォルニア湾(コルテス海)のシャチ/北大西洋のタイプ1/アルゼンチン、バルデス半島のシャチ/南アフリカのシャチ/南極海のタイプA/南極海のタイプB1/南極海のタイプB2/南極海のタイプC/亜南極のタイプD
シャチはどんな動物か
第2章 アメリカおよびカナダ太平洋岸のシャチ
研究のはじまりと現在/アラスカ、プリンス・ウィリアム湾のシャチ/文化のなかのシャチ/コククジラを襲うシャチ
第3章 道東のシャチ
道東のシャチの生態型/道東のシャチは何を食べているか
第4章 北大西洋のシャチ
北大西洋のシャチーノルウェー、アイスランド、シェトランド諸島を中心に/シャチの生態型についてーイギリスのまわりの海から/北大西洋のシャチをめぐる顛末
第5章 南半球のシャチたち
アルゼンチン、バルデス半島のシャチ/オーストラリア、ブレマー海底警告地域でシャチを発見する/ホオジロザメを押そう南アフリカのシャチ/南極海のシャチ/タイプDのシャチを求めて
第6章 シャチのくらしをより深く知るために
シャチの生態型の進化/シャチと鳴音を失ったイルカたちとの関係/シャチの体にたまる有害物質
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作者 | 水口 博也 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2023年07月06日 |
『シャチ学』

「シャチとは、どんな動物なのだろうか。海の王者、シャチの自然史」
海の最強の海産哺乳類であるシャチの生態、生活史などのエピソードをイルカ、クジラ、アザラシなどの海産哺乳類と比較しながら学べる面白シャチ学
はじめに
1章 海の哺乳類
広い海と生物/鰭脚類/海牛類/ラッコ/ホッキョクグマ/鯨類/先祖探し/鰭脚類と海牛類の祖先は/解けた鯨類のミッシングリンク/ムカシクジラ 2章 シャチとは
「シャチ」というよび名/シャチの暮らす海/シャチのからだ/特徴ある鰭/体色/体色の効果/シャチの体色/真っ白なシャチ/歯/骨のつくり/潜水/呼吸/理想の体型/遊泳速度/睡眠/寿命/食性/シャチの行動/シャチの天敵/北太平洋のシャチ/北大西洋のシャチ/南極海のシャチ/シャチを襲う危険/もう一つの敵
3章 狩りをするシャチ
「群れる」わけ/イルカの群れ/シャチの群れ/シャチの子殺し/死んだわが子に寄り添う/シャチの鳴音/コール/鳴音の工夫/イルカの狩り/イルカの同盟/シャチの狩り/狩りに見る賢さ/クジラの防御/食べた餌を罠に/カモメに餌をあげる/オタリアを襲う/クロゼ諸島
4章 シャチとの出会い
北方の人々とシャチ/アイヌ/ウィルタ/ニブフ/北西海岸インディアン/その他の民族とシャチ/日本近海のシャチ/ストランディングレコード/東京湾のシャチ/捕鯨としてのシャチ/北海道のシャチ/エコタイプは
5章 シャチの知能
イルカの脳、シャチの脳/視力検査/音感能力/聞こえる音をめぐる攻防/イルカの遊び/シャチの遊び/鏡像認知/シャチの鏡像認知/まねするイルカ/行動をまねするシャチ/イルカ類の音声模倣/シャチの音声模倣/シャチの認知実験/そもそもシャチで実験するとは
6章 水族館とシャチ
水族館の歴史/日本の水族館/イルカ飼育のはじまり/シャチの飼育の歴史/給餌/シャチの訓練/受診動作/環境エンリッチメント/シャチの環境エンリッチメントの試み/多頭飼育/ヒトとの係り/イルカの繁殖/野生のシャチの繁殖/飼育下のシャチの繁殖/シャチの更年期 おわりに
作者 | 村山 司 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 東海教育研究所 |
発売日 | 2021年07月19日 |
『ななもりやま動物園の奇跡』

ほろりとせずにはいられない。
父と娘に起きる、優しい奇跡の物語。
妻が事故で逝ったーー。小さな不動産屋を営む幸一郎は、別居中だった妻を事故で亡くし、高校生の一人娘・美嘉とは関係がうまくいっていない。なんとか美嘉と仲直りしたい幸一郎だが、「母を死なせた」と美嘉は取り付く島もない。
そんな中、幸一郎は親子3人の思い出の動物園が、ほぼ閉園状態にあることを知る。美嘉の笑顔を取り戻したい。幸一郎は何の知識もないまま、動物園の再建を決意する。
最初は誰にも相手にされない幸一郎だが、彼の熱意に次第に人々が周囲に集まり始めてーー。これは、父と娘、残された者たちが心の絆を取り戻す、優しい奇跡の物語。
作者 | 上野 遊 |
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価格 | 759円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年07月23日 |
『ROCKER』

プチ不登校の女子高生ミミといいかげんな高校教師・永生。ふたりは、元いとこ同士。ミミは、ある事件をきっかけに友だちをつくらず、学校ではひとりで過ごしているが、永生のアパートにはよく遊びに行く。そんなある日、ミミのことが好きだという高校生が現れる。彼は、永生が教える学校の生徒で、ロック部の創設を目論むのだがーー第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した、傑作青春小説。
「巧い、ニクイ、面白い!いや、シンプルに、すごく”いい”。思わずアンコールを叫びたくなるような、心に響く物語である」(書評家・藤田香織 帯より)
作者 | 小野寺 史宜 |
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価格 | 682円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2015年01月02日 |
読者の皆さん、いかがだったでしょうか?シャチの本や動物園を舞台にした小説、小野寺史宜の作品など、さまざまなおすすめの書籍をご紹介しました。これらの作品はそれぞれに独自の魅力があり、読む価値があると思います。自然や動物、音楽など、様々なテーマに触れながら、新たな世界に触れてみてはいかがでしょうか?ひとり静かな時間を楽しみながら、物語に浸るのもいいかもしれませんね。新しい本との出会いを楽しみにしている、読書好きの皆さんにぜひおすすめです。では、次回もおすすめの書籍を紹介する機会がありましたら、またお会いしましょう。それでは、良い読書ライフをお過ごしください。
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