ギリシャが舞台の小説3選
みなさん、こんにちは!今日は美しいギリシャを舞台にした小説を3つピックアップしてみました。まず一つ目は、古代の神々と現代の人間たちが織りなすファンタジー。伝説の神々が現代に生き、人間との関わりを描いています。二つ目は、島々を行き来する旅人の物語。その土地の歴史や背景、人々との触れ合いを通じて主人公自身も変わっていく様子が心に響きます。最後に、名高き哲学者の人生を描いた歴史小説です。彼の哲学がどのように生まれ、どのように伝わったかが実に興味深い内容となっています。それぞれ色気づいたギリシャが描かれていて、読者を魅了すること間違いなしですよ!
『ヒュペーリオン : 希臘の世捨人』
作者 | ヘルデルリーン 渡辺,格司 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 |
『コレリ大尉のマンドリン』
およそ進駐軍らしくない、マンドリンを携えた若きイタリア人将校、コレリ大尉。婚約者がいながらコレリに惹きつけられてゆく、心の強い、医師の娘ペラギア。無免許でも篤く信頼される医師、村のリーダー的存在であるイアンニス。ペラギアと婚約するも、戦争に参加、無垢な漁師からレジスタンスの闘士へと変貌するマンドラス。巨人のような体躯に一人倍繊細な心を持ち、誰にもいえぬ憂いを秘めたイタリア兵士カルロ。コレリ大尉らと出会い、「人生を楽しむ」ことを知るナチ党員ウェーバー。混迷の第二次世界大戦から泥沼のギリシア内戦、さらには大地震に見舞われつつも多彩な登場人物たちが半世紀にわたって奏でる、愛と人生の一大交響楽。イギリスの読者投票で、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、ジョイス『ユリシーズ』、エーコ『薔薇の名前』とならび「20世紀の100冊」に選出された“定番”の一冊。コモンウェルス作家賞受賞作。
作者 | ルイ・ド・ベルニエ-ル/太田良子 |
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価格 | 3630円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2001年09月 |
『オイディプス症候群』
第3回本格ミステリ大賞受賞作!
嵐で孤立した島で起きた
ギリシア神話をなぞるような
奇怪な連続殺人の真相とは?
矢吹駆シリーズ中の白眉
謎の病に罹患したウイルス学者フランソワから預かった資料を、ナディア・モガールと矢吹駆は、フランソワの師マドック博士に届けるべくエーゲ海のミノタウロス島に渡る。島の館には十人の男女が滞在することになるが、嵐で島は孤立、ギリシア神話をなぞるように装飾された客の死体が次々に発見される! 奇怪な連続殺人の真相は? シリーズ中の白眉。第3回本格ミステリ大賞受賞作。解説=飯城勇三
作者 | 笠井 潔 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2022年11月30日 |
それぞれの作品に触れてみると、ギリシャという土地がどれほど神秘的で魅力的な場所であるか、その深淵を垣間見ることができると思います。青く広がるエーゲ海や古代遺跡が背景となり、作者たちの豊かな想像力が織りなす物語の中には、歴史の深淵と人間ドラマが深く描かれています。
それぞれの作品には、作者自身のギリシャに対する視点や理解、そして愛を感じることができます。そしてその愛情は、物語を通じて読み手にも伝わってきます。ギリシャ神話に触れたことがない方でも、必ず何か新しい発見や感動があるはずです。
もちろん、物語の中のギリシャは、現実のギリシャとは異なる面を持っているかもしれません。しかし、そこに描かれる人間の喜びや悲しみ、過去と現在、そして未来への期待感は、我々が現実世界で感じる感情と同じであり、その土地の語られる物語に身を任せることで、いつしか自分自身もその一部となることでしょう。
たとえ今すぐギリシャに行けないとしても、これらの作品を通じてギリシャの風を感じ、その地の文化や歴史に触れることができます。ギリシャが舞台のこれらの作品を読むことで、あなたも新たな発見や旅への夢を抱くことができることでしょう。どれも個性的で魅力あふれる作品ばかりなので、ぜひとも手に取って、その魅力の虜になっていただきたいと思います。
ギリシャの魅力が詰まった小説ほど、心を揺さぶられるものはありません。読む者それぞれが、自分なりのギリシャ像を作りあげていくでしょう。そんな素晴らしい読書体験を、皆様にもぜひ味わっていただきたいですね。
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