英国が舞台の歴史小説10選

英国の歴史は、華やかな王室の舞台裏から、愛と裏切りに満ちた戦争までそのテーマは多岐にわたります。傑作の歴史小説を10作品、厳選しておすすめします。中には、歴史を生き抜く女性に焦点を当てた作品や、大英帝国の成長と衰退を描いた力作も。時代を越えて愛される勇敢な騎士や、宮廷の陰謀を織り交ぜた作品もあり、読む者の想像力を刺激します。英国史を紐解きながら、登場人物たちの人間ドラマに熱中できること間違いなしです。
『荊の城 上』
| 作者 | Waters,Sarah,1966- 中村,有希,1968- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2004年04月 |
『エアーズ家の没落(上)』
かつて隆盛を極めながらも、第二次世界大戦終了後まもない今日では、広壮なハンドレッズ領主館に閉じこもって暮らすエアーズ家の人々。かねてから彼らと屋敷に憧憬を抱いていたファラデー医師は、往診をきっかけに知遇を得、次第に親交を深めていく。その一方、続発する小さな“異変”が、館を不穏な空気で満たしていき…。たくらみに満ちた、ウォーターズ文学最新の傑作登場。
| 作者 | サラ・ウォーターズ/中村有希 |
|---|---|
| 価格 | 1056円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2010年09月 |
『屍者の帝国 = The Empire of Corpses』
| 作者 | 伊藤,計劃,1974-2009 円城,塔 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2012年08月 |
『英国幻視の少年たち1』
どうやら俺は、人間としては、
こいつのはじめての友人になったらしい。
皆川海。ランス・ファーロング。
不思議の国イギリスで、彼らの‟冒険”が幕を開ける。
著者の初期作品を代表する人気シリーズを初単行本化。
書き下ろしを含む短編5編を増補した愛蔵版!
イギリスで遭遇したのは妖精や精霊、そして頻繁に倒れる赤毛の青年だった。英国ウィッツバリーに留学した皆川海(ミナガワ・カイ)は、自宅に現れた妖精を追い出すために叔母が呼びつけた英国特別幻想取締報告局のランス・ファーロングと出会う。ともに幻想的生命体を見る能力を有するふたりの青年が“ファンタズニック(幻想事件)”と向き合ってゆく姿を描いた傑作ファンタジイ!
全6巻の文庫(ポプラ文庫ピュアフル刊)を2巻ずつ収め、書き下ろしや未収録の短編を増補。さらに新たな著者あとがき、文庫版に続いてカバーイラストを手掛ける人気イラストレーター、ハルカゼさんによる描き下ろしカラー口絵2点も収録した、全3巻の愛蔵版です。
■1巻収録
「ファンタズニック」
逃げるように日本から英国に渡ったカイが出会ったのは、妖精やゴーストがらみの不思議な出来事と、それを扱う英国特別幻想取締報告局の青年ランスだった。
「ミッドサマー・イヴ」
夏至前夜が近づくと妖精たちは各地でイタズラをし、人間を惑わせる。どうやら今年はカイとランスが住むウィッツバリーに妖精の国への道が現れるらしく……。
【1巻書き下ろし短編+未収録短編紹介】
「ひとつ屋根の下」(書き下ろし)
ミニトマトとパンとビーフジャーキーだけを摂取し続けるランスの生活に、ついにカイが我慢の限界に。
「テディベア」(未収録)
「報告局の子どももテディベアといっしょに寝たりすんの?」というカイのなにげない問いがここまでややこしい話になるとは……。
「月夜の銀貨」(未収録)
妖精によって道に迷わされたときには、服を裏返しに着ればいい……はずだったが!?
「She is here.」(未収録)
死んだ妻と話していると言い張る5歳の娘が姿を消した。探し回る父の前に現れたのはカイと名乗る日本人の青年だった。
「‘What’s he like?’」(書き下ろし)
故郷を遠く離れ、ウィッツバリーでひとり暮らす皆川鞠子のもとに、何年も会っていなかった甥の海がやってきた。戸惑う鞠子だったが……。
| 作者 | 深沢 仁 |
|---|---|
| 価格 | 2750円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2025年06月30日 |
『名探偵ホームズとワトソン少年』
名探偵シャーロック・ホームズと相棒の”ワトソン少年”が挑む四つの難事件。伝説の探偵小説専門誌『宝石』編集長を務めた武田武彦の超訳が装いも新たによみがえる! 巻末には長男・武田修一氏の書下ろしエッセイを収録。
| 作者 | アーサー・コナン・ドイル/著 武田武彦/翻訳 北原尚彦/編集 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 論創社 |
| 発売日 | 2023年08月10日 |
『レディ・ヴィクトリア』
| 作者 | Howard,Linda,1950- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
| 発売日 | 2021年05月 |
『刑事と怪物 [2]』
| 作者 | 佐野,しなの |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2017年08月 |
『Under the Rose (1) 冬の物語 (バーズコミックス デラックス)』
| 作者 | 船戸明里 |
|---|---|
| 価格 | 742円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎コミックス |
| 発売日 | 2012年09月06日 |
『さよならローズガーデン(Vol.1)』
| 作者 | 毒田ペパ子 |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | マッグガーデン |
| 発売日 | 2019年01月10日 |
『エマ 上』
| 作者 | ジェイン・オースティン/著 中野康司/翻訳 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2005年10月01日 |
それでは、皆さん、これまでご紹介してきた10作の英国が舞台の歴史小説、いかがでしたでしょうか。それぞれが英国の歴史のユニークな一面を描き出していて、豪華な宮殿や町の風景、衣装の描写から、当時の流行や風土、社会的な出来事までリアルに再現されています。正直なところ、これらの作品を読むと、まるでタイムトラベルをしたみたいな気分になりますよね。
英国の歴史と言えば、シェイクスピアの戯曲やアーサー王の伝説、産業革命や世界大戦、そして王室をめぐるさまざまな物語など、ドラマチックな要素が溢れています。それらを小説の形で楽しむことができるのは、まさに歴史好きにとっては夢のような時間でしょう。一方で、英国の歴史に詳しくない方でも、作中に描かれる人間ドラマを通じて、歴史に興味を持つキッカケになることでしょう。
また、登場するキャラクターたちの存在感は、読み手を決して一人にさせず、作品の世界に引き込みます。彼らの生き様、そしてそれぞれの時代でどのように生き抜いていくのかを描くことで、歴史の一端を身近に感じられます。
このリストにある作品たちは、皆さんの心に新たな世界を開くかもしれません。英国歴史小説を読む醍醐味は、それぞれの作者が異なる視点から歴史を切り取り、それをどのように表現するかにあります。その結果として、読む人それぞれに異なる感想や想像を喚起するという、作家と読者との間で展開される、独特のコミュニケーションを楽しむことができるでしょう。
ぜひ、これらの作品を手に取り、自分だけの歴史の旅を楽しんでみてくださいね。この紹介が皆さんの読書の一助となれば、これほど嬉しいことはありません。新たな発見と感動が待っていますよ。これからも良い本との出会いがありますように。
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