プレゼントして喜ばれた作品3選

まず一つ目は、とにかく人間ドラマが味わえるミステリー小説。主人公の成長と共に謎が解けていく過程が見事です。友人からは「読む度に新しい発見がある!」とご好評でした。
次に、ファンタジーの世界観が深くて美しい、一筋縄では行かないラブストーリー。ハッピーエンドではあるものの、その行き着くまでが何とも言えない切なさと痛みを伴う作品です。恋愛好きの友人は、「涙が止まらなかったよ」と言ってました。
最後に、ブラックユーモラー溢れるダークファンタジー漫画。明るい絵柄とは裏腹に描かれる社会問題が皮肉っぽく、思わず苦笑い。でもその中に真実があり、何度も手に取りたくなる作品なんです。漫画好きの友人からは「面白いけど考えさせられる作品だね」との声が!
『我が産声を聞きに』

夫婦がずれていく。コロナ? がん? もっと大きな何かで。コロナ禍の家族を描く直木賞作家の最新作
新型コロナウイルスが世界を覆っている2020年9月、名香子が夫の良治から頼まれていっしょに向かった先は、都立がんセンターだった。そこで肺がんの診断を受けた良治は、一方的に、家を出て好きな人と暮らしながら治療をすると名香子に告げる。呆然とする名香子だったが、事態は“蝶”の羽ばたきのように次々と思いもかけぬ方向へと進んでいくのだった
人生は無数の「もしも」の連続だ
推薦コメント
「自分の人生は自分で作っていけると思いこんでいるが、そうだろうかと小説に問われている気がして、私はこわくなる」--角田光代(作家)
「人類最大の不幸は、生殖を完遂した雌雄が、何十年も一緒に暮らすことだ。「男と女」を擬態するのに、人生100年(夫婦生活70年)はあまりにも長すぎる…!
夫婦の道は、二つに一つ。いっそ、男と女でない何かになるか。
そんな男(女)は、最初からいなかったことにするか。
この世の夫婦は、必ず、そのどちらかの選択を迫られる。
この小説の主人公は、ある日、その結論を突きつけられる。
夫が先に、その選択を決めたから。
「熟れて落ちる果実」のように、夫婦して、ゆっくりとどちらかの道に落ちていくのが
一番いいのだけれど、そうはいかない夫婦もいる。
はてさて、突然もぎ取られた果実を、彼女がどう調理して、どう呑み込むのか。
人生の真実を一つ、召し上がれ」
ーー黒川伊保子(人工知能研究者・感性アナリスト)
担当編集より
白石さんは、一貫して人間の運命という手に負えないものを、様々な形で書いていらっしゃいます。今作は、その運命について、まったく難解でもなく、現実離れした部分もなく、力みもなく、素晴らしい筆致で一気に読者を結末まで運びます。まさに熟練の境地です。
ラストシーンで、タイトルの意味がわかりますが、この結末をどう受け取るか、ぜひさまざまな方に読んでいただいてご意見を伺いたいです。
作者 | 白石 一文 |
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価格 | 1815円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年07月07日 |
『猫を棄てる 父親について語るとき』

父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。
ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。
寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。
中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。
子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。
いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまったーー。
村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、
自らのルーツを初めて綴った、話題の書。
イラストレーションは、台湾出身で『緑の歌₋収集群風₋』が話題の高妍(ガオ イェン)氏。
作者 | 村上 春樹/高妍 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年11月08日 |
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょうー。
作者 | 岸見一郎/古賀史健 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2013年12月13日 |
それぞれの作品には、風味ある個性と魅力が詰まっていますよね。この中からプレゼントする作品を選ぶ際には、相手の好みや関心を考慮することが大切だと思います。必ずしも自分が気に入ったからと言って、相手も同じ感動を得るとは限らないのが、小説や漫画の面白さでもあります。
一つ目の作品は、心揺さぶるストーリーと深みのあるキャラクターたちが印象的で、物語にどっぷりとハマれること間違いなし。二つ目の作品は、ユーモラスながらも深いテーマに触れ、読者を考えさせるのにピッタリな一冊。三つ目の作品は、華やかなイラストと感動的なストーリーで、目と心を楽しませてくれます。
それぞれ異なる魅力を持っているので、この中から相手にピッタリな一冊を見つけるのが楽しみですよね。どれも素晴らしい内容なので、恐らく選んだ作品は渡す相手を喜ばせることでしょう。
そしてここで大切なことは、プレゼントとは形あるものだけではなく、その心からの気持ちも大切な要素であるということです。手に取った瞬間から、ページをめくる楽しみまで。読み終わった後の満足感まで。すべてが一つのプレゼントなのです。そのひとつひとつを大事にすることで、贈り物はさらに価値あるものになります。
一緒に選んだ三つの作品が、贈る相手にとって最高のプレゼントになり、楽しい時間を過ごせるきっかけになることを心から願っています。
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