女性探偵が大活躍する小説7選
今回は、頭脳明晰な女性探偵が主役の小説を7作品ピックアップしました。敏腕で自立した女性が事件の真相に迫る様子は本当に引き込まれます。毅然とした態度でトリッキーな事件を解決し、時には恐ろしい真実も暴く彼女たちの活躍は、読者の心をガッチリ掴んで離さないでしょう。
バラエティ豊かな作品が揃っています。50年代のアメリカを舞台に昔ながらの探偵ノワールを楽しめる作品、現代の都会で巻き起こる複雑な事件を解く作品、古代の東洋で推理を駆使する作品……。彼女たちの聡明さと魅力に引きつけられること間違いなしです。それぞれの物語は、ページをめくる手を止めさせない程のエキサイティングな展開を持っていますよ。絶対にハマること間違いなし!どれから読もうか悩んでしまう程、どれも魅力的な作品ばかりなので、ぜひ手にとってみてくださいね。
『紅だ!』
作者 | 桜庭,一樹,1971- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年07月 |
『探偵は女手ひとつ シングルマザー探偵の事件日誌』
山形市で探偵業を営む椎名留美は、元刑事にして小学生の娘を持つシングルマザー。パチンコ店の並び代行や繁忙期の農家の手伝いなど、仕事の多くは便利屋としてのものだ。そんなある日、元上司の警察署長から、さくらんぼ窃盗犯を突き止めてほしいと頼まれるのだが…。(「紅い宝石」)まったく新しいタイプのヒロインが胸のすく活躍を見せる連作ミステリー!
作者 | 深町秋生 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2019年01月10日 |
『ライオンの棲む街』
作者 | 東川,篤哉,1968- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2016年09月 |
『女には向かない職業』
探偵稼業は女には向かない。ましてや、22歳の世間知らずの娘にはー誰もが言ったけれど、コーデリアの決意はかたかった。自殺した共同経営者の不幸だった魂のために、一人で探偵事務所を続けるのだ。最初の依頼は、突然大学を中退しみずから命を断った青年の自殺の理由を調べてほしいというものだった。コーデリアはさっそく調査にかかったが、やがて自殺の状況に不審な事実が浮かび上がってきた…可憐な女探偵コーデリア・グレイ登場。イギリス女流本格派の第一人者が、ケンブリッジ郊外の田舎町を舞台に新米探偵のひたむきな活躍を描く。
作者 | P.D.ジェイムズ/小泉喜美子 |
---|---|
価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 1987年09月 |
『サマータイム・ブルース新版』
料金は一日百二十五ドルと必要経費。報告書は作成しますが、調査方法の指図はお受けしませんー夜遅くに事務所を訪れた男は、息子の恋人の行方を捜してくれと依頼する。簡単な仕事に思えたが、訪ねたアパートで出くわしたのはその息子の射殺死体だった。依頼人が被害者の父親ではないことも判明し、さらには暗黒街のボスが脅迫を…圧力にも暴力にも屈しない私立探偵V・I・ウォーショースキーの熱い戦いが始まった。
作者 | サラ・パレツキー/山本 やよい |
---|---|
価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2010年08月06日 |
『隻眼の少女』
自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、村の伝説の地で起こった少女の首切り事件に遭遇する。被害者は古から村を支配するスガル様の後継者で、九年後に起こると予言される大難事に備えるべく修行をしていた。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った水干姿の十八歳の隻眼の少女の名は御陵みかげ。名探偵であった亡き母、御陵みかげの遺児で、母の名を継ぐべく、元刑事の父の手ほどきで各地で探偵としての修養を積んでいた最中だった。静馬は助手見習いとして、みかげと共に被害者の琴折屋敷へ向かうが、そこでは第二第三の殺人が待ち受けていた。三つ児の三姉妹、そして父を失いながらも難事件を解決したみかげ。だが、18年後に同じ現場で18年前を再現するような悪夢が……。絶品の超絶本格ミステリー。第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。
作者 | 麻耶 雄嵩 |
---|---|
価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2013年03月08日 |
『探偵の探偵』
調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。
ー独創に満ちたアイディアを詰め込んだ、まったく新しい探偵小説、登場。-
『探偵の探偵IV』が『ダ・ヴィンチ』誌のブック・オブ・ザ・イヤー2015・小説ランキングで10位を記録しました。
イラスト・清原紘
容赦のない描写と抜群のリーダビリティ。「痺れる」松岡圭祐の新たな世界!
ー藤田香織(書評家、エッセイスト)
いいタイトルだ。シンプルでありながら、作品の世界観を的確に言い表している。-村上貴史(ミステリー評論家、「このミス」大賞選考委員)
探偵は正義の味方なんかじゃない。ミステリーヒーローの恐るべきリアル!-香山二三郎(コラムニスト、「江戸川乱歩賞」選考委員、「このミス」大賞選考委員)
「女性探偵」の代名詞となり得る、ヒロインの誕生を見逃すな!-宇田川拓也(「このミス」大賞選考委員)
「探偵小説」への反逆心から生まれた、美しき異形の「探偵」あらわる!-吉田大助(ライター)
作者のシリーズ物は、凝った設定に特色があるが、その中でも本書は飛び切りであろう。悪徳探偵専門の探偵というのは、初めて聞いた。しかし、読み始めてすぐ、こんな探偵がいてもおかしくないと思うようになった。探偵業界の現実が、克明に描かれているからだ。また、主人公の魅力も見逃せない。自分たちの仕事の邪魔になる玲奈の命を、悪徳探偵は本気で狙ってくる。それを承知の上で、彼女は危地に向かう。彼女は、頭脳派でもある。玲奈と悪徳探偵の頭脳戦は、双方一歩も引かぬ名勝負。でも、才色兼備にして文武両道の玲奈が、その力を見せれば見せるほど、彼女の哀しみが際立ってくる。タフでハードな鎧の下には、癒せぬ傷を抱えた魂が隠れている。-細谷正充(書評家、「江戸川乱歩賞」選考委員)
〔あらすじ〕調査会社スマ・リサーチが併設する探偵学校スマPIスクールに、笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という玲奈、なぜ彼女は探偵学校に入校したのか? スマ・リサーチの社長・須磨康臣は、彼女の驚くべき過去をつきとめる。須磨は玲奈の希望を鑑み「対探偵課」を設けた。紗崎玲奈はひとり、悪徳探偵を追う“対探偵課探偵”となった。
作者 | 松岡 圭祐 |
---|---|
価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年11月15日 |
ここまで、様々な女性探偵が主役の魅力的な小説をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。カリスマ的な頭脳を持つ清涼な探偵、苦労人の素朴な探偵、そして色気を武器に事件を解決する誘惑的な探偵、さまざまな顔を持つ女性探偵たちの物語があります。
それぞれの作品は、個性的な女性探偵たちが鮮やかに描かれており、読んでいるだけで彼女たちの強さと知恵に圧倒されること間違いありません。だけど、それらはただのエンターテイメント作品にすぎません。彼女たちは、男性に囲まれても自分の意思をしっかりと持ち、時には自分を犠牲にしてでも真相を追求する強い意志を持つ人々。その姿から、読む私たちも自分自身の生き方について考えさせられるはずです。
その手がかりを一つ一つ丹念に拾い上げ、謎を解き明かしていく過程は、頭脳的な刺激だけでなく、心の奥深くに突き刺さるような感動をもたらします。そして何より、これらの作品は、立ち向かうべき困難があっても、必ず乗り越えられるという希望を与えてくれます。
生きることの難しさや苦しみを感じたとき、私たちを強く鼓舞し、希望を与えてくれるのがこれらの小説です。そんな女性探偵たちの物語に興味が湧いた方は、ぜひ手にとって読んでみてください。あなたの心に残る物語がきっと見つかるはずです。さあ、あなたも一緒に、魅力溢れる女性探偵たちと素晴らしい冒険の世界へ飛び込んでみませんか。それでは、次回も新たな作品をご紹介するため、筆を置きます。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。