宇宙へ飛び出したくなる本10選

この世界からちょっとだけ抜け出したいあなたへ。夢に描く広大な宇宙への旅を描いた作品たちをピックアップしました。それぞれ様々な視点から描かれる宇宙は、想像を超えた壮大さと深さを秘めています。ある作品は、未知の惑星を舞台に人間の心理と対立を描き出し、もう一つは異星人と共に地球を救う冒険を展開します。科学的なリアリティを重んじた硬派な作品から、一筋縄ではいかないファンタスティックな展開の作品までバラエティ豊富。どれもパージをめくる手が止まらないほどの面白さです。ベッドでくつろぎながら、星空を背にして、あなたも宇宙旅行に出かけてみませんか?
『月とライカと吸血姫』

宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女の物語。
人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だったーー。
いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。
共和国の最高指導者は、ロケットで人間を軌道上に送り込む計画を発令。『連合王国よりも先に、人類を宇宙へ到達させよ!』と息巻いていた。
その裏では、共和国の雪原の果て、秘密都市<ライカ44>において、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。とある事件をきっかけに、宇宙飛行士候補生<落第>を押されかけていたレフ・レプス中尉。彼は、ひょんなことから実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナ・ルミネスクの監視係を命じられる。
厳しい訓練。失敗続きの実験。本当に人類は宇宙にたどり着けるのか。チームがそんな空気に包まれた。
「誰よりも先に、私は宇宙を旅するの。誰も行ったことのないあの宇宙から月を見てみたいの」
イリナの確かな想い。彼らの胸にあるのは、宇宙への純粋な憧れ。
上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を目指す彼らがそこにはいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティがここに。
【編集担当からのおすすめ情報】
『HiGH&LOW』や『ペルソナ5』などの脚本・シナリオに携わった、牧野圭祐が送る最新シリーズ! 宙に憧れる人間の青年と吸血鬼の少女が人類史上初の有人宇宙飛行を目指します。〈飛空士シリーズ〉のような切なさと爽やかさのある宇宙と青春の物語にご注目!
作者 | 牧野 圭祐/かれい |
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価格 | 672円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2016年12月20日 |
『ありす、宇宙までも(1) (ビッグコミックス)』

作者 | 売野機子 |
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価格 | 759円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年08月30日 |
『ふたつのスピカ 1』

作者 | 柳沼行 |
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価格 | 565円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2002年01月23日 |
『宇宙兄弟(1)』

2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。
幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。
作者 | 小山 宙哉 |
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価格 | 891円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2008年03月 |
『彼方のアストラ = ASTRA LOST IN SPACE 1』

作者 | 篠原,健太,1974- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2016年07月 |
『ロスト・ユニバース(1) (ドラゴンコミックスエイジ)』

作者 | 義仲 翔子/神坂 一 |
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価格 | 554円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年11月13日 |
『パスポート・ブルー(1) (少年サンデーコミックス)』

作者 | 石渡治 |
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価格 | 583円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2012年09月25日 |
『宇宙戦艦ティラミス 1』

作者 | 宮川,さとし,1978- 伊藤,亰 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2016年05月 |
『マーダーボット・ダイアリー 上』

作者 | Wells,Martha,1964- 中原,尚哉,1963- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2019年12月 |
『無責任艦長タイラー : スーパー・デラックス版 1』

作者 | 吉岡,平,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2012年01月 |
各作品が息をのむほど壮大な世界観や緻密な描写、人間ドラマを織り成す中にも、共通して静かに流れるのが「宇宙への憧れ」と「冒険の心」です。我々が今地上にいる場所から見た宇宙はどこまでも深く、広大で謎に包まれた未知の世界。そんなそれぞれの宇宙切り取った物語が、果たしてどれも素晴らしい作品ばかりでした。
何冊かはなんともやりきれないくらいのスケールの大きさと、それに立ち向かう主人公たちの優れた描写が、皆さんの心を揺さぶること間違いありません。また、登場人物たちの心情や葛藤、冒険や探求への意欲を通じて、読者自身がご自身の視点を広げ、可能性を考えるきっかけを得られたら、これほど嬉しいことはありません。
宇宙という広大なステージで繰り広げられる物語は、我々の日々の生活とは別の視点で、人間の営みや価値観を問いかけます。そういった楽しさとともに、ひとつひとつの作品がそれぞれの視点から見せる世界を共有することで、「宇宙」という概念そのものについて新たな思索を巡らせてくれることでしょう。
最後になりますが、この中に記した作品たちは全て、私自身が手に取り、読んで心から感動を覚えたものばかり。ロマンに溢れたSF作品や、ハードな科学的解釈を取り入れた作品、どれも一見の価値十分です。ただ単に時間を忘れて没頭したい、そんな時にこそpick upしていただきたい一冊がここにはあると自負しています。
みなさんもぜひ、これらの作品を手に取り、新たな冒険に踏み出してみてください。それが運命的な出逢いになるかもしれません。そしてまたいつか、新たな宇宙に旅立つ一冊に出会う日がくることを楽しみにしています。それでは皆さん、宇宙への旅路をお楽しみください。
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