中野信子の本
みなさん、こんにちは。今回は中野信子さんの本についてお話ししますね。彼女の作品は私たちの日常に潜む、さまざまな「バカ」を痛快にあぶり出す一方で、バカへの愛しさも描かれています。彼女の目は鋭く、その表現はユーモラス。氣質も哲学も教育もさまざまなテーマを、エッセイから歴史評論まで幅広く扱っていて、読み応えタップリなんです。また、優れた講演家としても知られ、話す言葉と書かれる言葉が見事に一致し、その魅力には引き込まれます。中野信子さんの本を読むと、自分自身を客観的に見つめ直す新たな視点を得ることができるでしょう。おすすめですよ!
『「さみしさ」に負けないための脳科学』
「そばにいるのに、わかりあえない」
「ひとりでいるのがつらい」
誰もが抱える「孤独感」の正体を脳科学で解き明かす!
集団をつくり、社会生活を営むわたしたち人類のなかで、
さみしい・孤独だと一度たりとも感じたことがない人は、
おそらくいないのではないでしょうか。
集団をつくる生物は、孤立すればより危険が増すため、
さみしさを感じる機能をデフォルトで備えているはずだからです。
さみしさは人類が生き延びるための本能であり、心の弱さではありません。
それなのになぜ、私たちは、
「さみしいのは、よくないことだ」
「ひとりぼっちは、みじめだ」
などと考えてしまうのでしょうか。
そこには、さみしさという感情を捉える際に起こりがちな、
さまざまな思い込みや刷り込み、偏見が隠れています。
本書では、脳科学的、生物学的な視点から、
なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに
焦点をあてていきます。
また、なぜ、さみしいという感情を
ネガティブなものと捉えてしまうのか、
その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。
すべての感情には、意味があるはずです。
であれば、さみしいという感情が生じたときにも、
無理に抑え付けたり、なかったことにしたりするのではなく、
「そこにはどんな意味があるのか」を考え、理解していくほうが、
この感情をスムーズに扱えるのではないでしょうか。
さみしさの扱い方に慣れ、その生じる仕組みを理解することで、
さみしさを必要以上におそれることなく、振り回されることもなく、
上手に付き合いながら、長い人生をより豊かに、
穏やかな気持ちで過ごしていくことができるようになるはずです。
※本書は2023年9月に弊社より刊行された『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』を改題し、修正したものです。
◎第1章 なぜ、人はさみしくなるのか
…さみしさは「人間が生き延びるため」の仕組み
…さみしさの本質を知る意味 など
◎第2章 わたしたちがさみしさを不快に感じる理由
…「さみしいのは、よくないことだ」という思い込みが苦しみを強める
…なぜ「ソロ活」は流行し、「ぼっち」は忌み嫌われるのか など
◎第3章 脳や心の発達とさみしさの関係
…わたしたちの脳や心は石器時代から変わっていない
…思春期に孤独感が強くなる理由 など
◎第4章 さみしさがもたらす危険性
…心の弱みに付け込む悪意ある人たち
…「激しい怒り」に内在する強いさみしさ など
◎第5章 さみしさとうまく付き合っていくために
…趣味でつながる新しい共同体の在り方
…さみしいときに持つべき思考の“置き換え″ など
| 作者 | 中野信子 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | アスコム |
| 発売日 | 2025年12月04日 |
『科学がつきとめた「運のいい人」』
| 作者 | 中野,信子,1975- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | サンマーク出版 |
| 発売日 | 2023年09月 |
『悩脳(のうのう)と生きる 脳科学で答える人生相談』
なぜ苦しみや葛藤を抱えて生きるのか
悩みを根源から解明する
失敗が怖い、恋ができない、人間関係の拗れ、SNS疲れ……。ままならない悩みに、脳科学者・中野信子氏が科学的視点で回答。
「週刊文春WOMAN」人気連載の書籍化で、読者からだけでなく、俳優、ミュージシャン、芸人、棋士など有名人から寄せられたお悩みも。各章末にはゲストとの対面相談も収録。
読み進めるうちに、心の奥にあるモヤモヤが晴れていく一冊!
\有名人のみなさんからの相談も/
内田也哉子 海野つなみ 大久保佳代子 大下容子 加藤一二三 要潤 木村多江 小杉竜一 坂本美雨 高見沢俊彦 武田真一 俵万智 つづ井 デーブ・スペクター 中村うさぎ 二階堂ふみ 松重豊 南果歩 森山未來 山口真由(50音順)
<目次>
はじめに “悩むこと”は美しい
第1章 不安を味方につける
第2章 ままならない自分を科学的に理解する
第3章 人間関係に効く脳科学
第4章 身体と脳のふしぎについて
第5章 インターネット、世間へのモヤモヤをほぐす
第6章 年齢と記憶の疑問に答える
おわりに 「業」の肯定
《人間は不安や苦しみや葛藤があるから生き延びられた》
《「悩むこと」は、脳に生まれながらに備わる必要な機能》
著者初の人生相談本!
| 作者 | 中野 信子 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2025年06月12日 |
『咒(まじない)の脳科学』
なぜ、私たちは、周りの言葉にこんなに苦しんだりするのでしょう?
人を息苦しくさせるーーSNSにあふれる呪いの言葉、病気にもしてしまう暗示。刷り込まれる負けグセ。
脳を中毒にするーーイケニエを裁く快楽、罰を見たい本能や正義という快感。ウソつきの遺伝子がモテる。
知りたくなかった現実ーー男のほうが見た目で出世、女はここまで見た目で損をする。脳に備わっていたルッキズム。
私たち人間の社会は咒(まじない)でできていると言って過言ではないのです。
なぜなら言葉が、意識的と無意識的とにかかわらず人間の行動パターンを大きく変えてしまう力があるから。
人間関係や仕事、人生の幸不幸も、あなたを取り巻く社会の空気さえ。
そして今SNSがひとりひとりを孤立させ、言葉はいっそう先鋭化しています。
正義や快楽に中毒する脳そのものが、そもそも人間社会を息苦しくする装置です。
本書の役割は、脳にかけられた咒がどのようなものかを知らせ、解放することにあります。
【著者より】
本書では、ネガティブなイメージだけを扱うのではなく、ポジティブな想念を含む言葉の力についても光を当てたいと考え、あえて「まじない」に「咒」という文字を使用することにした。
私たちは物理世界に存在している生物ではあるが、認知という観点から見れば、言語の海の中に生きる存在である。
私たちは、誰かの発する音声に左右され、他者が何気なく書いた言葉を目にして一喜一憂する。励まされて生きる活力を得ることもあれば、死を選ぼうという気持ちにさせられることもある。これらは言葉の力である。現代特有の現象などではなく、古来より洋の東西を問わず、言語を用いる技術に長けた者が、意図的にその力を運用してきた歴史がある。
脳科学を中心とした知見をもとに、その力の一端を繙いていこうという本書の試みが、読者の向後に資することがあれば望外の喜びである。
【本書の内容】
序章 咒ー言葉の隠された力
第1章 呪いー悪意の影響力
第2章 快楽ー脳が制御できない中毒
第3章 ルッキズムー例外なく脳は美醜に囚われる
第4章 社会がかける咒ー安寧のための代償
終章 咒がかなうとはどういうことか
| 作者 | 中野 信子 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2025年03月06日 |
『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』
職場、取引先、身内、ママ友、ご近所…
イヤなことをされる、困っている、本当は言い返したい。
だけど、この関係性は壊せない
つい「この場さえ我慢すれば」と思ってしまう自分を救う知的戦略
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「本音は正義」「嘘をつかないことが、無条件にかっこいいことである」
という話が、最近、いろいろなところから聞こえてきます。
しかし、本当にそうでしょうか?
その場限りの、二度と会わない相手ならばいいかもしれませんが、
壊してしまったらあまりにも失うものが大きい関係性に対しては、
「別の戦略」を考えてもいいように思います。
イヤだ、不快だという自分の気持ちを無視したり、
心を殺してなかったことにするのではなく、
返す言葉に、「エレガントな毒」として含ませる。
言いたいことを言うけれども、
相手を直接傷つけたり、関係性を破壊してしまったりしない。
そんな「大人の教養」と「古都・京都が育んだ人間関係のエッセンス」を、
一緒に学んでみませんか。
| 作者 | 中野 信子 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 日経BP |
| 発売日 | 2023年05月04日 |
『感情に振り回されないレッスン』
| 作者 | 中野,信子,1975- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | プレジデント社 |
| 発売日 | 2023年10月 |
『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』
さみしさは心の弱さではない。生き延びるための本能-。人類は、なぜ「さみしい」という感情を持つのか?あなたの知らないあなたの心を脳科学が解き明かす!「ひとりでいるのがつらい」「誰といても満たされない」集団をつくり、社会生活を営むわたしたち人類のなかで、さみしい・孤独だと一度たりとも感じたことがない人は、おそらくいないのではないでしょうか。集団をつくる生物は、孤立すればより危険が増すため、さみしさを感じる機能をデフォルトで備えているはずだからです。さみしさは人類が生き延びるための本能であり、心の弱さではありません。それなのになぜ、私たちは、「さみしいのは、よくないことだ」「ひとりぼっちは、みじめだ」などと考えてしまうのでしょうか。そこには、さみしさという感情を捉える際に起こりがちな、さまざまな思い込みや刷り込み、偏見が隠れています。本書では、脳科学的、生物学的な視点から、なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに焦点をあてていきます。また、なぜ、さみしいという感情をネガティブなものと捉えてしまうのか、その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。すべての感情には、意味があるはずです。であれば、さみしいという感情が生じたときにも、無理に抑え付けたり、なかったことにしたりするのではなく、「そこにはどんな意味があるのか」を考え、理解していくほうが、この感情をスムーズに扱えるのではないでしょうか。さみしさの扱い方に慣れ、その生じる仕組みを理解することで、さみしさを必要以上におそれることなく、振り回されることもなく、上手に付き合いながら、長い人生をより豊かに、穏やかな気持ちで過ごしていくことができるようになるはずです。
| 作者 | 中野信子/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | アスコム |
| 発売日 | 2023年08月31日 |
『眠れない夜に、言語化の話をしよう ―脳科学者はため息を言語化し、開発者は深呼吸を可視化する―』
| 作者 | 中野信子 川田十夢 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ソシム |
| 発売日 |
まとめとして、古くから書かれた漫画や小説などは時代背景を絵や文字という形で見ることができますが、中野信子さんの作品はその類を超えています。その一例が、心の奥底に眠る普遍的なテーマを浮き彫りにするその描写の力。まるで見たこともない景色に身を置かれたかのように、読み手は自分自身と向き合ったり、見知らぬ世界に触れる経験ができます。さらに、その登場人物たちの言葉や行動一つひとつに、実に多彩な感情が詰まっています。
中野信子さんが描くキャラクター達は、まるで本物の人間のようにリアルです。人間関係の複雑さや抱えている問題、環境など、深く、且つ細かく描かれており、読んでいるうちに彼らの人生に感じ入ってしまいます。それぞれのキャラクターが抱える心情や問題は、現実社会でよく見かけるものばかり。ですので、とても感情移入しやすく、自分自身のことのように感じてしまいます。
また、中野信子さんの描く世界観は、どこかノスタルジックでありながらも、どこか常識を超えた異次元感があります。その中で登場人物たちが生き抜いていく姿は、読み手に勇気を与えます。
そんな中野信子さんの描く世界を体験すれば、きっとあなた自身もその魅力に引き込まれることでしょう。個人的には、中野作品のされる日常と非日常の融合に惹かれますが、それぞれ何を感じるかは、あなた自身の見る目に委ねられています。きっと、一作目を読み終えた瞬間から、次に何を読もうか考えてしまうはず。中野信子さんの世界に浸る時間は、あなたの心に新たな何かを刻みつけてくれることでしょう。
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