まどろみがタイトルに入った本10選

『まどろみ』という言葉には、ほんわかとした、心地よい微睡みのようなイメージがありますよね。ここでは様々な視点から『まどろみ』を描いた10冊の本を紹介します。幻想的な物語から、静かな日常まで様々。大人も子供も楽しめる作品から、せつなさを描いたリアルな作品まで揃っています。どの作品もそれぞれ違った良さがあって、一つ一つがまるで宝石のよう。『まどろみ』の時間を楽しみたいとき、眼差しを変えてみたいとき、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『まどろみ消去』

大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る30人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが……。(「誰もいなくなった」)ほか美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。
虚空の黙祷者
Silent Prayer in Empty
純白の女
The Lilies of Her Cheeks
彼女の迷宮
She is Lost in Mysteries
真夜中の悲鳴
Acoustic Emission
やさしい恋人へ僕から
To My Lovely
ミステリィ対戦の前夜
Just Before the Battle for Mysteries
誰もいなくなった
Thirty Little Indians
何をするためにきたのか
The Identity Crisis
悩める刑事
A Detective in Distress
心の法則
Constitutive Law of Emotion
キシマ先生の静かな生活
The Silent World of Dr. Kishima
作者 | 森 博嗣 |
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価格 | 869円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2000年07月15日 |
『まどろみバーメイド 1』

作者 | 早川,パオ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 芳文社 |
発売日 | 2017年07月 |
『まどろみちゃんが行く。 = Go!Go! madoromi chan. 1』

作者 | namo |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年12月 |
『まどろみの寵姫』

作者 | ゆりの,菜櫻 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 二見書房 |
発売日 | 2014年09月 |
『ぬくぬく まどろみ編』

作者 | 秋本,尚美 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2009年09月 |
『まどろみの秋』

自分を見つめ直すため、涼子は28歳でOLを辞めた。ところが、大学の友人・哲司の勧めで手伝うはめになったある仕事が、彼女の人生を狂わせる。仕事で知り合った女性社長・奈月、彼女の秘書・前田、そして哲司。三人の間には、他人に窺い知れない不透明な関係が成立していた。その渦中に巻き込まれ、涼子は次第に底知れぬ疲労と恐怖を感じ始めた…。嫉妬に歪んだ男女がもつれあう恋愛長編。
作者 | 藤堂志津子 |
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価格 | 523円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1998年11月01日 |
『睡蓮の長いまどろみ 上』

作者 | 宮本,輝,1947- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2000年10月 |
『半魂香(上) まどろみの巫女と〈守護者〉』

代々族長が継承する“半魂の術”を受け継いだ星輝族の巫女・サシャは、若き族長として、幼馴染みで魂の片割れである“守護者”ヤハンに助けられながら、その責務を全うしようとしていた。一族を導く者として正しくあろうと奮闘するサシャだが、掟で禁じられた“守護者”への恋心を長年、密かに募らせていた。やり場のない思慕をひた隠す中、侵略された国の王子を“半魂の術”で救ってほしいと依頼を受け…。
作者 | 響野夏菜 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎コミックス |
発売日 | 2011年04月 |
『水溜鳥画集 : まどろみの夢と光の箱庭』

作者 | 水溜鳥 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 玄光社 |
発売日 | 2020年03月 |
『エル・グレコのまどろみ』

絵画は批評の中に、批評は絵画の中に入り込む!現代フランスの極めて独創的な美術評論家によって書かれた、16世紀スペインの画家グレコをめぐる繊細にして特異なる美術エッセー。タブローの眠りは形而上学的小説=評論の光の往還によって逆照射される。
作者 | ジャン・ルイ・シェフェル/与謝野文子 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | 現代思潮新社 |
発売日 | 2010年12月 |
以上、"まどろみ"がタイトルに入った小説と漫画、全10作品を紹介させていただきました。これらの作品に共通して感じるのは、どこか穏やかで、つかの間の静寂感。それぞれの作品が持つ"まどろみ"の描き方は、一見シンプルに思えるかもしれませんが、それぞれに深い哲学やメッセージが込められていることでしょう。
"まどろみ"と聞いて思い浮かぶのは、日差しのあたたかな午後や、静かな休日の午睡時間。しかし、それ以上に、"まどろみ"には生活の隙間時間、人間の感情の高揚と沈静が織り交ぜられ、そこから生じる独特の世界感が生まれます。普通の日常が、少し遠くなる感覚。しかし、それが決して悪いものではなく、むしろ新たな視点や発見につながるきっかけになる可能性を秘めている。それが"まどろみ"なのかもしれません。
あとがきに書くことはなかなか難しいものです。だからと言って何も書かないでもないし、何かを書かなければならないわけでもない。でも、何かを伝えたいとき、何かを語りたいとき、何かを紹介したいとき、それらを言葉にしなければならないときに、そのすぐ手前で私たちは"まどろみ"に陥ります。それは、言葉を探す時間、考えるための一息つく時間、作品の世界に浸る時間、そんな時間を象徴する言葉でもあるかもしれません。
今回紹介した作品たちは、それぞれのまどろみの世界を描いています。好きな作品を見つけることができたら、ぜひそれぞれのまどろみの世界に浸ってみてください。それがこの記事を書いた意義であり、一番の喜びでもあります。最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。更なる素晴らしい"まどろみ"に出会えることを祈っています。では、また次回の紹介でお会いしましょう。
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