リアル?フィクション?モキュメンタリーホラー10選

リアルとフィクションの狭間で怖さを煽る、そんなモキュメンタリーホラー作品はいかがでしょうか?物語の世界に身を投じることで、リアルな恐怖を疑似体験できますよ。実際の事件をベースに描かれた作品から、まるで日常の一部のように迫る超自然的な事象。人間の心理が描かれた作品や、独自の世界観が織り成すストーリーまで揃っています。物語に深入りすれば、怖さを越えた刺激が待っています。10作品すべてに独自の魅力があるので、夢中になること間違いなし。求むリアリティ!合言葉はやはり「怖いほど楽しい!」。お気に入りの作品を見つけて、心震える体験を始めてみてはいかがでしょうか?
『右園死児報告(1)』

明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が規格外の現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。
作者 | 真島 文吉 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年09月03日 |
『近畿地方のある場所について : 文庫版』

作者 | 背筋 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年07月 |
『かわいそ笑』

「死んだ人のことはちゃんと可哀想にしてあげなきゃ駄目でしょう。」
一度読んだら引き返せない、怪異が侵食する恐怖のネット怪談。
雨穴氏(『変な家』著) 推薦!!
インターネット上に伝わる多くの怪談。
その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていた。
とある掲示板のQRコード、インタビューの書き起こし、出典不明な心霊写真、匿名のメールデータ。
筆者がこれまでに収集した情報をもとに怪談を読み解く、読者参加型のホラーモキュメンタリー。
一見バラバラに見える情報から、浮かび上がってくる「ネット怪談の裏側の物語」とは。
【雨穴氏コメント】
この本を読み終えたあと、まったく読み終えた気がしませんでした。
かつてその場に自分が居合わせたのではないかと錯覚するほどリアルで気味の悪い映像が
文章を通じて、目の数センチ先に突き付けられるような不快感。
確実に何かが繋がっているのに、完全には説明されないもやもや。
まるで奇書を読んでいる気分でした。
ただ同時に、この感覚に懐かしさを覚えました。
ある時点で気づきました。子供の頃に、インターネットを見ていたときの気分と同じなのです。
閉鎖的で、情報が少なくて、画像と文字と粗末な動画しかなかった昔のインターネット。
私は、個人の書き込んだ体験談や創作、とりとめのない雑談などを読み漁っていました。
それらは、書き手の呼吸が聞こえそうなほど身近に感じられ、しかし、書かれている以上のことは何も分からない。
それ以上を知ろうとすれば、ディスプレイの向こう側を想像するしかない。この本の読み心地は、まさにそれに近いものがありました。
「ネットを読み終える」などということが不可能なように、きっとこの本を読み終えることは、一生できないのでしょう。
私は近いうちにまた、読み返そうと思います。そして、想像します。
この本が日本全国に出回れば、手に取った人の数だけ想像が生まれるでしょう。
そして『あの子』は……。
ーー「もうやり直せないよ 残念でした」
第一話 これは横次鈴という人が体験した怪談です.docx
第二話 behead-コピー
第三話 受信トレイ(15)
第四話 ##name1##
第五話 0x00000109
作者 | 梨 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | イースト・プレス |
発売日 | 2022年08月09日 |
『変な家 文庫版』

2024年日本でいちばん売れた文庫本!(日販、トーハン調べ)
雨穴デビュー作『変な家』ついに文庫化!
設計士栗原による「文庫版あとがき」も追加収録
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に 「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、 そこかしこに 「奇妙な違和感」が存在すると言う。
不可解な間取りの真相とは!?
突如消えた元住人は一体何者!?
YouTubeで話題となった 「変な家」の全ての謎が解き明かされる完全版、ついに文庫化。
本書のキーマン・設計士栗原による文庫版あとがきも収録。
目次
第一章 変な家
第二章 いびつな間取り図
第三章 記憶の中の間取り
第四章 縛られた家
文庫版あとがき
これはある家の間取り図である。
あなたは、この家の異常さがわかるだろうか。
おそらく、一見しただけでは、ごくありふれた民家に見えるだろう。しかし、注意深くすみずみまで見ると、家中そこかしこに、奇妙な違和感が存在することに気づく。その違和感が重なり、やがて一つの「事実」に結びつく。
それはあまりに恐ろしく、決して信じたくない事実である。
作者 | 雨穴 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 飛鳥新社 |
発売日 | 2024年02月01日 |
『或るバイトを募集しています』

作者 | くるむあくむ |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年11月 |
『堕ちた儀式の記録(1)』

これは、日本各地に点在する集落で今も密かに行われている儀式を記録したものである。
第一の記録『瀧来集落』
東北では、少女を囲み、男たちが無言で数珠を回す雨乞いの儀が行われる。儀式の後、少女は必ず失踪し、誰一人として戻ってきた者はいない。
第二の記録『高山集落』
四国では、神仏の声を聴くための禁忌の儀式「オハチヒラキ」が継承されている。霊力を強制的に開花させるこの行為は危険すぎて禁じられているが、集落では今も続けられているという。
作者 | 斉砂 波人 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年07月18日 |
『県境トンネルにまつわる怪異』

地元民なら知らぬ者はいない心霊スポット。
あのトンネルが異世界の入口ーー
近づいてはいけない。
1984年夏。静岡と愛知をつなぐトンネルで、
中学2年のゲーム好き男子が消えた。
地元民なら知らぬ者はいない心霊スポットだ。
仲間たちは祈るような思いで捜索を始めるが、
トンネルで遭遇したのは、霊魂とは異なる何かで……。
注目のモキュメンタリー×ジュブナイル・ホラー小説。
(『イーヴィル・デッド 駄菓子屋ファウストの悪魔』改題・改稿)
【目次】
プロローグ
坪井哲太
久米龍太郎
坪井哲太
加茂満雄
麻生珠代
坪井哲太
エピローグ
作者 | 七尾 与史 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2025年06月06日 |
『夜警ども聞こえるか』

フリマアプリで購入した一台の中古のボイスレコーダー。
そこには、九州の■■■大学での夜間自主警備、通称「夜警」を行う学生たちによって語られたと思われる、たくさんの怪談音声データが残されていた。
本書はそれらのデータと、ボイスレコーダーにまつわる一連の出来事をまとめた記録である。
この本が無事出版されることを祈ります。
作者 | 皮肉屋文庫 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年01月28日 |
『火のないところに煙は』

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが……。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それ(それに傍点)はもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。
作者 | 芦沢 央 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年06月24日 |
『撮ってはいけない家』

作者 | 矢樹,純,1976- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年11月 |
それでは、今回は私のおすすめするモキュメンタリーホラーの作品たちを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。「リアル?フィクション?」とタイトルにあります通り、これらの作品は現実と虚構の狭間で揺れ動く存在感を持っています。普通、私たちは映画やドラマ、小説や漫画を通じてフィクションの世界を楽しみます。しかし、こういったモキュメンタリー形式のホラー作品たちは、視聴者や読者にフィクションとリアルの境界線を問いつつ、スリルや恐怖を提供することで、一風変わった楽しみ方を提供してくれます。
これら作品の魅力は、登場するキャラクターや世界が本物のように描かれていることで、自然とストーリーに引き込まれていきます。一方で、そのリアルさが逆に恐怖心を増幅させることもしばしば。普通のフィクション作品で感じる恐怖とはまた違った醍醐味があります。
特に紹介した作品の中には、読むだけでなく独自の調査や推理を楽しむことができるものもあります。そうした部分も含めて、モキュメンタリーホラーは見事なまでに読者や視聴者を作品の世界に引き込みます。
これらの作品が、あなたの心に新たな刺激を与えてくれることでしょう。また、彼らが提示する疑問、「これはフィクションなのか、それとも現実なのか」は、私たちが日常で直面する情報をどう受け取るか、何を信じるかという問題とも共鳴します。
たとえ恐怖を感じることがあっても、それは彼らが心の底から私たちに問いかけてくるからこそ。この経験は、あなたがこれらの作品に接するうえでの新たな視点になるかもしれません。
それでは、皆さんも是非、モキュメンタリーホラーの世界に触れてみてください。ホラーが苦手な方でも、これらの作品ならきっと新たな刺激を得ることができるでしょう。これからも引き続き、面白く、心が震えるような作品を紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。
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