貫井徳郎3選
貫井徳郎作品で捧げる3選、始まります。まず1つ目、恋人たちの日常を描いた作品。何気ない日々の中にも愛は溢れていて、そんな様子が心地よく伝わってきます。彼のロマンス作品の中でも特にリアリティがあり、笑顔になれること間違いなし。続いて2つ目はミステリー。貫井作品の中でもクライマックスは鳥肌もの。暗闇から差し込む光のような解決が見事です。最後は古代を舞台にした作品。詳細な描写と豊かな想像力で描かれる歴史の中に生きる人々のドラマが見事。貫井作品をこれから読む人へ、幅広いジャンルで魅了する彼の作品をぜひ楽しんでください。
『紙の梟 ハーシュソサエティ』
| 作者 | 貫井 徳郎 |
|---|---|
| 価格 | 1001円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2025年10月07日 |
『不等辺五角形』
五人に何があったのか
事件はなぜ起きたのか
関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇
『慟哭』『愚行録』の著者、新たなる到達点
避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末はーー。
| 作者 | 貫井 徳郎 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2025年06月12日 |
『ひとつの祖国』
第二次大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本。だが東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍し……。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の二人。社会派エンターテインメント巨編。
| 作者 | 貫井徳郎 |
|---|---|
| 価格 | 2090円 + 税 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2024年05月07日 |
さて、今回は貫井徳郎先生の作品を私なりに3つピックアップしてみましたが、いかがだったでしょうか。先生の作品は、まさに一筋縄ではいかない人間ドラマが織りなす世界観が魅力ですよね。心に響く独特のセリフ一つ一つが、忍び寄るリアリティを感じさせ、読んでいるとついつい自分自身と重ね合わせてしまいます。
複雑で深い人間関係を描いた作品を一つ目に、緻密に描かれた社会背景とキャラクターの内面の葛藤を描いた作品を二つ目に、そして最後に個性的なキャラクターが織りなすコミカルでありながらも深みのある作品を三つ目に取り上げました。
貫井徳郎先生が描く登場人物たちは、どこかで自分を見つけてしまうかもしれません。あるいは、自分とはまったく違う、でもどこか共感できる他人の生き方を描いています。読者一人ひとりの心に訴えかけるものがあると思います。だからこそ、どの作品もページをめくる手が止まらず、読み終えた後もしっかりとその余韻が残るんです。
先生の作品は、ただ単に面白いだけでなく、読み手の心の奥深くまで響くような、思わず考えさせられる何かがあるんです。それが貫井徳郎作品の素晴らしさと言えるでしょう。
私が今回選んだ作品達も、そんな貫井徳郎先生の世界観を十分に感じ取ることができます。まだ先生の作品を読んだことがない方は、ぜひ手にとってみてください。そしてすでに好きな方も、改めて読み返すとまた違った発見があるかもしれませんよ。
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