戦場がタイトルに入った本10選

厳しい現実を描きつつも、抗い続ける人間の強さを描いた小説から、絢爛たる戦闘描写に心躍る漫画まで、"戦場"というテーマと共に描かれる作品は多種多様ですよ。歴史の洪流を背景にした作品には、伝説の英雄たちが織りなす壮大なドラマが満載。一方、近未来の異世界が戦場となった作品では、異種族と共闘する主人公たちの成長と友情に注目です。リアリティ溢れる戦闘描写はもちろん、そこに絡む人間模様にも引き込まれること間違いなしの10作品、お楽しみください。
『新版 ひめゆりの少女 十六歳の戦場』

沖縄戦開始の日の夜、「赤十字看護婦の歌」を歌いつつ陸軍野戦病院へと出発したひめゆり学徒隊。16歳の少女は、そこで何を見、何を体験し、何を感じ、何を思ったか──。
砲弾の下の三ヵ月、生と死の境界線上で書き続けた「日記」をもとに戦後80年のいま伝えるひめゆり学徒隊の真実。
初版から30年。著者の宮城喜久子さんも資料館建設・運営につくされた「ひめゆり平和祈念資料館」の成り立ちと現在の姿、そこに込められた思いと願いを、館長の普天間朝佳氏に寄稿していただき、「新版」として刊行。
準備中
作者 | 宮城 喜久子/普天間 朝佳 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 高文研 |
発売日 | 2025年05月13日 |
『水木しげるの戦場 従軍短篇集』

昭和18年5月、水木しげるは21歳で召集され、鳥取歩兵連隊に入営後ラバウルに赴く。毎日続く初年兵いじめのビンタ。そして始まった壮絶な戦いで、味方は全滅。命からがら中隊へ一人帰還するが、待っていたのは「皆が死んだんだからお前も死ね」の言葉。やがて空からの銃撃で左腕を失う。そんな「地獄」のなか、水木は偶然出会った原住民の集落で歓待され、彼らと親交を深め「天国」も体験する。兵士として戦場を生き抜いた著者だからこそ描くことができた珠玉の短篇集。
作者 | 水木しげる |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2016年07月 |
『ビルマ 絶望の戦場』

およそ三万の死者を出したインパール作戦。しかしその後の「撤退戦」で実に一〇万の命が奪われたことはあまり知られていない。勝算のない戦いに駆り出される兵士、逃亡する上層部ーー絶望の戦場の実態を兵士たちの証言や英軍による将校への尋問調書などから明らかにする。大反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。
作者 | NHKスペシャル取材班 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2023年08月01日 |
『戦場 トランプ・フォース (中公文庫)』

作者 | 今野敏 |
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価格 | 636円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2012年12月21日 |
『戦場の田中角栄 新書版』

作者 | 馬弓 良彦 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 毎日ワンズ |
発売日 |
『ミハルの戦場(1) (マンガワンコミックス)』

作者 | 濱田轟天/藤本ケンシ |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2025年05月19日 |
『戦場』

作者 | 亀山 亮 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 |
『兵士たちの戦場 : 体験と記憶の歴史化』

作者 | 山田朗 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 |
『タリバンの眼 : 戦場で考えた』

作者 | 佐藤,和孝,1956- |
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価格 | 不明 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2021年12月 |
『ベトナム戦争と私 カメラマンの記録した戦場』

ベトナムとアメリカがベトナムの地で戦った戦争が終わって45年になる。著者はその戦闘が一番激しかった1965年1月〜68年12月にサイゴン(現ホーチミン)に住んで、南ベトナム政府軍、やがてやって来たアメリカ軍にも従軍した。南ベトナムの戦場を撮影して、さらに北ベトナムに入って“北爆”に耐える人びとの姿を伝えたカメラマンは、世界でもほかにいない。ベトナム戦争を長期にわたって見届けた写真家による記録である。
作者 | 石川文洋 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2020年02月10日 |
今回は、「戦場」がタイトルに含まれる10冊の本をご紹介しました。戦場と聞くと、一瞬、硝煙が漂う厳しい状況を連想してしまいますよね。しかし、これらの作品群を見ていただければ分かるように、必ずしも主人公が命を賭して戦う場面ばかりが描かれるわけではありません。
多くの作品で、戦争や戦闘が描き出されていますが、それらはあくまで背景であり、それを通じて描かれるのは、登場人物たちの心情や人間関係、社会のあり方、時には生死を超えた価値観なのです。戦場が作品に与える影響は非常に大きく、ストーリーのドラマチックさ、キャラクター自身の成長や変化、時には読者自身の世界観にまで深い影響を与えることでしょう。
何を見て、何を感じ、何を思うかは、一人一人の読者次第。同じページを開いても、それぞれが自身が抱える価値観や経験によって、色々な感想を持つでしょう。その多様性こそが、小説や漫画の面白さでもあるのではないでしょうか。
今回ご紹介した「戦場」をテーマにした作品たちは、決して楽観的な物語ばかりではありませんが、それでも人間の生きる力を感じることができる作品ばかりです。無条件に命を投げ出すことではなく、何のために戦うべきなのか、何を守るべきなのか、その答えを模索する姿が描かれています。
これらを読み終わった時、少しでも何かを感じ、自分の中で新たな視点が生まれることを心から願っています。素風邪の日も、雨の日も、静かに本を開く時間は、決して無駄な時間ではありません。それぞれのストーリーが、あなたにとって新たな発見となり、より深い思索へと導いてくれることでしょう。
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