宮内悠介5選

宮内悠介作品は新鮮な世界観、緻密な設定、魅力的なキャラクターが魅力の5作品をご紹介します。爽やかな青春ストーリーから胸を打つラブストーリー、極限の状況下での人間模様まで、バラエティ豊かな題材を描いています。ハイテンションでコミカルなキャラが織りなす現代風の勇者物語、人間らしさを問いかける壮大なSFストーリーも見逃せません。また、全編を通じて描かれる”絆”の大切さは、読者の心に深く響きます。どの作品も細部まで丁寧に描かれており、終わり方もピッタリ。まさに一言で言うならば「楽しい!本当に楽しい!」と心から言える作品ばかりです。ぜひ一度お読みいただきたい、五つの逸品です。
『ラウリ・クースクを探して』
| 作者 | 宮内,悠介,1979- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2023年08月 |
『超動く家にて』
「深刻に、ぼくはくだらない話を書く必要に迫られていた」--雑誌『トランジスタ技術』を“圧縮”する謎競技をめぐる「トランジスタ技術の圧縮」、〈ヴァン・ダインの二十則〉が支配する世界で殺人を企てる男の話「法則」など著者自ら精選した16編を収録した傑作集、ついに文庫化。吉川英治文学新人賞・三島由紀夫賞受賞、直木・芥川両賞候補など活躍めざましい著者のもう一つの顔。解説:酉島伝法
■目次
「トランジスタ技術の圧縮」
「文学部のこと」
「アニマとエーファ」
「今日泥棒」
「エターナル・レガシー」
「超動く家にて」
「夜間飛行」
「弥生の鯨(くじら)」
「法則」
「ゲーマーズ・ゴースト」
「犬か猫か?」
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」
「エラリー・クイーン数」
「かぎ括弧のようなもの」
「クローム再襲撃」
「星間野球」
■著者紹介
1979年東京生まれ。92年までニューヨーク在住、早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。インド、アフガニスタンを放浪後、麻雀プロの試験を受け補欠合格するも、順番が来なかったためプログラマになる。囲碁を題材とした「盤上の夜」を第1回創元SF短編賞に投じ、受賞は逸したものの選考委員特別賞たる山田正紀賞を贈られ、創元SF文庫より刊行された秀作選アンソロジー『原色の想像力』に同作が収録されデビュー。また同作を表題とする『盤上の夜』は第一作品集ながら第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞。またこの書籍収録段階で短編「盤上の夜」が第44回星雲賞日本短編部門の参考候補作となった。さらに第二作品集『ヨハネスブルグの天使たち』も第149回直木賞候補となり、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞を、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞。さらに同年発表した『あとは野となれ大和撫子』は第49回星雲賞日本長編部門を受賞し第157回直木賞の候補ともなった。
| 作者 | 宮内 悠介 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2021年04月12日 |
『旅する小説』
さぁ、出かけよう! 「物語」という旅へ。
国境、日常、現実を飛び越え、行き先は無限大!
宮内悠介、藤井太洋、小川哲、深緑野分、森晶麿、石川宗生ーー。
最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー!
宮内悠介 「国境の子」
対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった。
藤井太洋 「月の高さ」
旅公演スタッフとして遠征中、あの日見た月が胸に去来する。
小川 哲 「ちょっとした奇跡」
自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける。
深緑野分 「水星号は移動する」
移動式の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう?
森 晶麿 「グレーテルの帰還」
あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えたーー。
石川宗生 「シャカシャカ」
地表が突然シャッフルをはじめた!? 姉弟の生き残りをかけた旅が始まる。
| 作者 | 宮内 悠介/藤井 太洋/小川 哲/深緑 野分/森 晶麿/石川 宗生 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2025年09月12日 |
『暗号の子』
| 作者 | 宮内悠介 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 |
『盤上の夜』
彼女は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになったー。若き女流棋士の栄光をつづった表題作をはじめ、同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる6つの奇蹟。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋…対局の果てに人知を超えたものが現出する。デビュー作品集ながら直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞した、2010年代を牽引する新しい波。
| 作者 | 宮内悠介 |
|---|---|
| 価格 | 902円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2014年04月 |
これらの紹介の通り、宮内悠介先生の作品は鋭い視点で人間の心理を描き出しつつも、その中にユーモラスな要素を挟むことでしっかり読者を引きつけて放さない作品ばかりです。また、物語を進行する中で、さまざまな世界観を鮮やかに描き出すため、一度読んだだけでその場面やキャラクターが印象に残ること間違いありません。そして何よりも、宮内先生が丹精込めて描かれたキャラクターたちは、どれもキャラクター性が強く、魅力を放っています。これが多くの読者を虜にする要素でしょう。
また、宮内悠介先生の作品の魅力は、物語の結末にあります。終始緊張感を保ったまま進行したかと思えば、最後には何かしらの解放感や安堵感を与えてくれる。それはまるでジェットコースターに乗っているかのようなスリリングな感覚で、そこから得られる爽快感は他の作家の作品にはなかなか味わえないものだと思います。
私自身もいつも心から楽しみながら読んでいますし、読み手が作者の頭の中に入り込んで物語を共有するという、読書という行為の楽しみを宮内悠介先生の作品は最大限に引き出してくれます。何度読んでも新しい発見があるので、一度読んだ方でも再読する価値は大いにあると思います。
そして、まだ読んだことがないという方は、ぜひこの機会に読んでみてください。どの作品も一編一編が宝石のように煌めき、一度手に取ったら最後まで離せなくなる特別な魅力を持っています。きっとあなたの心の中に、新たな世界を刻み込んでくれることでしょう。
この紹介が皆さんの読書の目安になれば嬉しい限りです。また新たな作品が登場した際は、ぜひまた共有させていただく機会を持てたらと思います。それでは、素晴らしい読書時間をお過ごしください。
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