東山彰良の小説 おすすめ6選 読む順番が気になる人へ
東山彰良の小説、飽くなき探求心に触れてみませんか?彼の作品は、日常の奇妙さや人間の心理を深く描いています。探偵ものが好きな方には刺激的な犯罪シーン満載の1作、あるいは恋愛ものがお好みでしたら愛と悲しみが交錯する繊細な1作もございます。異世界ファンには神秘的な世界観を描く1作を、またSF好きの方には未来世界を予測した1作を是非お勧めします。一筋縄ではいかない彼のストーリーテリングに、きっと引き込まれることでしょう。どの作品も、さまざまな角度から人間性を描き出していて、読む者の見方を豊かにしますよ。
『流』
一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。
一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)と言わしめた直木賞受賞作。
<文庫版の解説:ロバート・ハリス(作家・ラジオDJ)>
プロローグ
第一章 偉大なる総統と祖父の死
第二章 高校を退学になる
第三章 お狐様のこと
第四章 火の鳥に乗って幽霊と遭遇する
第五章 彼女なりのメッセージ
第六章 美しい歌
第七章 受験の失敗と初恋について
第八章 十九歳的厄災
第九章 ダンスはうまく踊れない
第十章 軍魂部隊での二年間
第十一章 激しい失意
第十二章 恋も二度目なら
第十三章 風にのっても入れるけれど、牛が引っぱっても出られない場所
第十四章 大陸の土の下から
エピローグ
解説 ロバート・ハリス
| 作者 | 東山 彰良 |
|---|---|
| 価格 | 1045円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2017年07月14日 |
『小さな場所』
刺青の彫師が集まる台北の紋身街。食堂の息子・景健武は、彫師のケニーやニン姐さん、珍珠〓茶(タピオカミルクティー)屋の阿華など、一癖も二癖もある大人たちに囲まれ、街での暮らしを楽しんでいた。ある日、顔に刺青を入れたいとニン姐さんに依頼した女が現れて…(「黒い白猫」)。熱気溢れる雑多な街の人間模様を描く傑作連作集。
| 作者 | 東山 彰良 |
|---|---|
| 価格 | 803円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2023年01月04日 |
『わたしはわたしで』
直木賞受賞作『流』の続編「I love you Debby」ほか、
珠玉の作品6編を収録。
人生はままならない。諦めの連続だ。
悲しくて。悔しくて。寂しくて。
一瞬成功したかにみえても
待ち受けている落とし穴は底なし。
「I love you Debby」
自分の不始末を許すことが出来ない娘を連れてアメリカから帰国、叔父のもとへ。『流』の読者が知りたかった叔父の秘密がついに明かされる。
「ドン・ロドリゴと首なしお化け」
元殺し屋かもしれない男の運命を左右する首なしお化けに振り回され、ついに。
「モップと洗剤」
偶然父親を殺した男の情報を摑んでしまった男とその親友。ネット炎上の先に二人を待ちうける運命。
「わたしはわたしで」
コロナ禍で仕事を失い、貯金も底をつき、行きつく先は小説を書くことしか……。
「遡上」
幼馴染の二人。一人は漁師町に残って漁業で生き、一人は東京で出版社勤め、故郷の同窓会で過去が動き始める。
「REASON TO BELIEVE」
コロナ禍でやむなく中洲で働くしかないが、最後の一線は越えられない。ぎりぎりのところで踏みとどまるが。
幸も不幸も薄紙をはがすように透けて見える、語り巧者の東山彰良が描く異色の6編。
| 作者 | 東山彰良 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 書肆侃侃房 |
| 発売日 | 2023年12月08日 |
『ブラックライダー(上)(新潮文庫)』
| 作者 | 東山 彰良 |
|---|---|
| 価格 | 663円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2016年04月29日 |
『ブラックライダー 下巻』
| 作者 | 東山,彰良,1968- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2015年11月 |
『罪の終わり(新潮文庫)』
| 作者 | 東山彰良 |
|---|---|
| 価格 | 624円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2019年05月17日 |
これまでに紹介した作品を通じて、東山彰良の作風、その独特な世界感に触れることができました。彼の描く世界には緻密な構築性があり、それでいてリーダブルでわかりやすい。これは彼が努めて物語に対するハードルを下げようとする姿勢の表れだと言えるでしょう。それは、特に初めて東山作品に触れる方にとっては、非常にありがたいことですよね。
また、彼の作品には時折見え隠れするユーモラスな一面も、魅力の一つです。厳格な世界観の中にちりばめられたユーモアは、読者に対する作者の優しさを感じさせてくれます。物語を読み進めるうちに、そのユーモアの一面と、それとは一見対照的な真剣なストーリーテリングが見事に融合していく様は、ここでしか体験できないものだと思います。
そして何より、東山流の人間像は見事なものです。彼の描く人間は、哀しみや喜び、孤独や絶望、希望や恋愛、すべての感情を心から描いています。そしてその全てを肯定するように描かれているからこそ、心に深く残る作品となっているのだと思います。
これが東山彰良の魅力、そして彼の作品が世界中で愛され続ける理由です。もしまだ一度も彼の作品に触れたことがない方は、ぜひこの機会に読んでみてください。そして、すでに彼のファンである方にとっては、これらの作品が更なる愛着を深めるきっかけになれば幸いです。
以上、東山彰良のおすすめ作品6選をご紹介しました。これらの作品を通して、彼の作品の魅力を感じ取れたら、これほど嬉しいことはありません。あなたが次に読む一冊が、素晴らしい体験となることを心から願っています。
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