向坂くじら5選
向坂くじらの作品はその独特な世界観と鋭い視点が魅力的です。彼の小説は現代社会の風刺を巧みに描いています。「一見、平穏な日常の裏に何かしらの闇が潜んでいる」そんな世界観を織り成した向坂作品は一度読んだだけで心に深く刻まれます。
また彼の漫画は細部にわたる丁寧な描写が評価されています。ストーリーはもちろん、一枚一枚の絵が語りかけてくるようで、読むたびに新たな発見があるのが楽しいですね。
このユニークな観点は、見えているものだけが世界ではないと教えてくれます。向坂くじらの作品を読むと、我々の日常が一層深みを増すように感じますよ。
ぜひ彼の世界観に触れてみて、その深奥を垣間見てみてください。きっと新たな価値観を見つけられるでしょう。
『いなくなくならなくならないで』
愛おしいのに、疎ましい。かけがえのない「他人」のあの子。死んだはずの親友が四年ぶりに現れて、もつれはじめる友情ー。大型新人、鮮烈なデビュー作!「わたしというものは、いなかったらばそっちのほうがよかったな」死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女との再会を喜ぶが、「住所ない」と話す朝日を自宅に招くと、いつしか家に住み着いてー。第171回芥川賞候補作。
| 作者 | 向坂くじら |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2024年07月12日 |
『群れから逸れて生きるための自学自習法』
注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論
「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。
はじめに なぜ勉強の方法を知る必要があるのか?
【理論編】
01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話
02 読む──すべての勉強はここからはじまる
03 理解する──少しはみ出すくらいがいい
04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい
05 言語化する──つまり、軽々と間違えること
06 考える──制約と跳躍
【実践編】
07 英語
◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か?
08 数学
◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか?
09 国語
◇コラム 勉強仲間は必要か?
10 社会
◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について
11 理科
◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る
おわりに
参考文献/教材リスト
| 作者 | 向坂 くじら/柳原 浩紀 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 明石書店 |
| 発売日 | 2025年03月24日 |
『ことぱの観察』
文芸の世界で最も注目を集める作家が挑んだ、言葉の定義をめぐるエッセイ集。
「好きになる」「さびしさ」「つきあう」--。日常で何気なく使っている言葉で私たちは、他人と「本当に」分かり合えているのだろうか。一つ一つの言葉が持つあいまいさや脆さを鋭く見抜き、記憶や経験、痛みや喜びの「手ざわり」からその意味を結び直す。他人や、自分自身や、そのあいだにある関係を観察した日々の、試行錯誤の記録。
ある言葉があって、同じ言葉を使う他人がいる。しかし、お互いにほかの文脈を持っていて、ほかの意味を考えている。だから会話が食いちがい、ときに関係がうまくいかなくなるのだ。定義をしながら、そしてその不完全さを思いながら、いつも感じてきたことがある。言葉がわたしの中である意味をむすぶとき、そこにはわたしの記憶や、経験や、痛みや喜びの手ざわりが、どうしようもなくまとわりつく。そしてきっと、他人の使う言葉には、彼らの記憶や、経験や、手ざわりが、同じようにまとわりついている。(「観察」より)
まえがき
1.「友だち」「遊びと定義」「敬意とあなどり」「やさしさ」「確認」「忘れる」「くさみ」
2.「好きになる」「恋」「ときめき」「性欲」「つきあう」「愛する」
3.あなた「友だち2」「めまいと怒り」「さびしさ」「寝る」「飲むとわかる」「乗る」「観察」
| 作者 | 向坂 くじら |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | NHK出版 |
| 発売日 | 2024年12月25日 |
『踊れ、愛より痛いほうへ』
| 作者 | 向坂,くじら,1994- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2025年06月 |
『とても小さな理解のための』
日々の息苦しさからの解放。
ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を
溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。
又吉直樹(お笑い芸人)
幼さを内包しながら、少女は溶ける。
羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。
日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。
今日マチ子(漫画家)
「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。
堀静香(歌人、エッセイスト)
名著、復活。
向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。
星座
●キッチン
二十七歳
迷子
四月の昼
月子、ハズゴーン
満潮
サービス
怒りだ
誤認
潮鳴り
トマトポークカレー(もっとも個人的な)
●玄関口
牛乳を一杯わけてください
ほしがる
棲みうつる日
ちいさな群れ
城塞
変態
●子どもたち
区別
線とハサミ
クライスト
踊り
月が欠ける
性的な誘い
目撃
提案
あったかくして
●波のうつ部屋
君の帰りを待ちながら書いた詩
食いちがう
波のうつ部屋
カウント
水べ
ディナーテーブル
許しが訪れるのを待って
航路
死ぬ前の話
●窓
ショウ
ベッドタウン・パレード
見せてあげる
ぶん
同い年
肉眼
豊穣
えり子を知りませんか
新しい足
ねえ、おかあさん
●とても小さな理解のための
おとなりは
ねずみを殺す
いてもいても
メッセージ・イン・ア・ボトル
詩がどこにもいなかった日
ディスカウント
理解へ(家庭的な解釈)
アンダスタン
青いしっぽ
冬に光る
週末
| 作者 | 向坂 くじら |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 百万年書房 |
| 発売日 | 2024年10月30日 |
今回ご紹介させていただいたさまざまな作品は、すべて向坂くじらさんの作品の魅力がたっぷりと詰まったものばかりです。物語の世界観やキャラクター描写、鋭いセリフの一つ一つから感じられる向坂くじらさんの独特の筆致は、読むものに深い感動と共感を与え、さらに次なる作品へと引き込んでいきます。
そしてなにより、向坂くじらさんの作品を特別なものにしているのは、何気ない日常の中に散りばめられた、一見彼自身の体験談かと思えるようなリアルなエピソード。彼の物語を通じて、ふと気づいた日常の瑞々しい風景や、人間の感情の深淵が読者の心に深く刻まれていくのです。
更に、どの作品にも共通している感情の揺さぶられ方、主人公や登場人物たちの内面と向き合いながら、読者自身もまた自分の感情や心の奥底に向き合うことになります。そのプロセスは時に厳しいかもしれませんが、それはすなわち、自分自身と向き合うことに他ならないのです。
向坂くじらさんの作品を読むことで得られるエモーショナルな体験や心の充足感は、間違いなく価値あるものです。一度は読んでみてほしい、そんな作品ばかりです。言葉ひとつ、シーンひとつに込められた作者の全力が、きっとあなたの心に響くことでしょう。
私自身も彼の作品には何度も助けられ、いつも新しい視点で物事を考えるきっかけをもらっています。いつも心を揺さぶられ、時には涙も流してしまう、その感動をあなたにも共有したくてこの5選を紹介させていただきました。
どの作品も、あなた自身が向坂くじらの世界に足を踏み入れ、その奥深さを味わうことで、その魅力が十分に理解できるでしょう。ぜひ、手に取ってその世界を自分自身で体感してみてください。
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