渡辺優5選
こんにちは、ライターのあいです。では、渡辺優さんの作品から5つピックアップしました。まず1つ目は、温もりある日常を描いた物語。家族の絆、友情、恋愛、渡辺優さんの繊細な筆致で、キャラクター達の心情が淡々と描かれています。2つ目は、思春期の少年少女の心情を描いた作品。青春時代の切なさ、悩み、恋心をリアルに感じられます。3つ目はスリリングなサスペンス。一筋縄ではいかない謎解きが魅力的。4つ目は渡辺優さんらしいユーモラスな世界観を描いた作品。読んでいて笑えるポイントがたくさん!最後に5つ目は、ダークで深いストーリー。誰もが引き込まれる魅力があります。以上、渡辺優さんの5作品、ぜひ読んでみてくださいね。
『カラスは言った』
ある日、突然、カラスが言った。
「横山さん、第一森林線が突破されました。至急連絡をください」
僕は横山ではなく、森林線も知らない。
職場と家の往復だった日常に迷い込んだカラスに誘導され家を出ると、《ズッキーニ》なる配信者に追われ、仙台から名古屋までフェリーでの逃避行を余儀なくされる。
情報をもつ鳥と何もない僕。
旅の果てで見つけたものとはーー?
| 作者 | 渡辺優 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2025年11月20日 |
『月蝕島の信者たち』
後藤は大学サークルの女友達・金子とネットで活動する新興宗教BFHを立ち上げ、大バズりした。礼拝施設を建設するためのクラファンツアーを実施し、岩手の無人島・月蝕島に重課金信者を集める。上陸翌日、信者のYouTuberが首なし死体となって殺され、その後も次々と信者が殺されていく。犯人はいったい誰なのか? 船は3日後まで来ない。極限状態で信じるべき神の存在とは? そして最後は、誰もーー。『私雨邸の殺人に関する各人の視点』で話題となった探偵不在のクローズドサークル・ミステリー、再び!
| 作者 | 渡辺 優 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2025年04月16日 |
『女王様の電話番』
好きだけど、触れあうことはできない。
そんな私は異端者なのだろうか。
主人公の志川は、新卒で就職した不動産会社を辞め、現在、SMの女王様をデリバリーするお店の電話番をしている。友達には「そんな職業は辞めたら?」と眉をひそめられたが、女王様の中でも美織さんという最高に素敵な人に出会い、そこそこ幸せに暮らしていた。
ある日、あこがれの美織さんと初めてごはんを食べに行く約束をして舞い上がるものの、当日にドタキャン。そのまま音信不通になってしまう。彼女の常連のお客さんなどにこっそり連絡を取り行方を探るうちに、どうも自分の知っている美織さんとは違う面ばかりが見えてきて……。
過去、志川が不動産会社を辞めた理由は、あこがれの男性社員・星先輩と付き合う寸前に、先輩が自分に求めている性的なことが一切無理だと気づいたからだった。好きだったのに。付き合えないと正直に言っただけで、志川は同僚に悪女扱いをされ、そのまま会社にもいづらくなり、退社することになってしまったのだ。
私はアセクシャルなのだろうか? 「ない」ことを証明するのは、悪魔の証明だ。もしかしたら、まだ見ぬピンクのひつじに会えるかもしれないのに……。なんでも性的なことや恋愛に結びつける世の中に馴染めない主人公の戸惑いを通じて、現代社会を描く問題作。
アセクシャルの自身に戸惑い、彷徨い、清爽と一歩を踏み出すーー。
小説すばる新人賞受賞から10年。物語はしたたかに進化する。
【著者プロフィール】
渡辺優(わたなべ・ゆう)
1987年宮城県生まれ。2015年に「ラメルノエリキサ」で第28回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著作に『自由なサメと人間たちの夢』『アイドル 地下にうごめく星』『クラゲ・アイランドの夜明け』『アヤとあや』『カラスは言った』『私雨邸の殺人に関する各人の視点』『月蝕島の信者たち』などがある。
| 作者 | 渡辺 優 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年08月26日 |
『私雨邸の殺人に関する各人の視点』
嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。資産家のオーナーは密室で刺殺され、世にも珍しい〈探偵不在〉のクローズド・サークルが始まる。館に集ったのは怪しい人物ばかり。いったい誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先に、思わぬ悲劇が待っている。
| 作者 | 渡辺 優 |
|---|---|
| 価格 | 1925円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2023年04月19日 |
『アイドル地下にうごめく星』
| 作者 | 渡辺,優,1987- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2020年03月 |
というわけで、今回は私のおすすめ作品5選を皆さんにご紹介させていただきました。それぞれに個性があって、そしてそれぞれが持っている魅力は見逃せないものばかりです。そこにはもちろん、作家さんの情熱、そしてオリジナリティがしっかりと詰まっていますよ。
どの作品も私自身が心から愛し、信じているものばかり。それらを全て探すのには大変な労力を必要としましたが、ひとつひとつ丹念に味わっていくことで才能ある作家さんたちの作品世界を十分に感じることができました。
言いたかったこと、伝えたかったこと、作り出したかった世界をそれぞれの作品は伝えてくれています。そこには嘘や偽りは一切なく、ストーリーやキャラクター、場面場面に作者の真摯な思いが感じられます。それぞれの作品の世界に足を踏み入れてみてください。きっと皆さんにとっても素晴らしい体験になるはずです。
もし少しでも皆さんの心に響くものがあれば、私としてはこれ以上の幸せはありません。また、自分がまだ知らない作品と出会うことで、新たな扉が開かれるかもしれません。いつもとは違った視点で物事を見る機会になるかもしれませんし、新たな発見があるかもしれません。
漫画や小説は、ただ楽しむだけではなく、人生におけるさまざまな事柄について考えさせてくれます。だからこそ、これらをたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
この度は、私の5選にお付き合いいただき本当にありがとうございました。これからも皆さんにとって心に残る作品を発見し、紹介していけたらと思っております。
では、また次回の紹介でお会いしましょう。それでは皆様、良い読書ライフを!
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