出口えりがイラストを描いた本10選

出口えりさんの描く絵は、常にストーリーに深みと色彩を加えてくれます。その美しい線使いと表情豊かなキャラクターは読者の心に鮮烈な印象を残し、物語の魅力を一層引き立てます。ファンタジーから現代物まで、幅広いジャンルを手掛けた作品の中から10作品をピックアップしました。恋愛ものから冒険ものまで、どれも出口さんの画力が光る一冊。イラストだけでも見応えたっぷりですから、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。出口さんの世界観を余すことなく堪能できる10冊をご紹介します。
『理不尽ゲーム (集英社文芸単行本)』

作者 | サーシャ・フィリペンコ/奈倉有里 |
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価格 | 2310円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年03月26日 |
『ミシンと金魚』

【第45回すばる文学賞受賞作】
選考委員絶賛!
小説の魅力は「かたり」にあると、あらためて感得させられる傑作だ。--奥泉光氏
この物語が世に出る瞬間に立ち会えたことに、心から感謝している。--金原ひとみ氏
ただ素晴らしいものを読ませてもらったとだけ言いたい傑作である。--川上未映子氏
(選評より)
認知症を患うカケイは、「みっちゃん」たちから介護を受けて暮らしてきた。ある時、病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と、みっちゃんの一人から尋ねられ、カケイは来し方を語り始める。
父から殴られ続け、カケイを産んですぐに死んだ母。お女郎だった継母からは毎日毎日薪で殴られた。兄の勧めで所帯を持つも、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主は蒸発。カケイと健一郎、亭主の連れ子だったみのるは置き去りに。やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が、だんだん膨らみだす。
そして、ある夜明け。カケイは便所で女の赤ん坊を産み落とす。その子、みっちゃんと過ごす日々は、しあわせそのものだった。それなのにーー。
暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる、凄絶な「女の一生」。
【著者略歴】
永井みみ ながい・みみ
1965年神奈川生まれ。ケアマネージャーとして働きながら執筆した本作で第45回すばる文学賞を受賞。
作者 | 永井 みみ |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2022年02月04日 |
『アリス、アリスと呼べば』

〈 人が人への信頼を失ったら、その先には何が残るっていうの? 〉
●洗練された文体と神秘的なスタイルで注目される韓国文学の新鋭による短編集。
〇夢と現実が交差する迷路のような物語は、私たちの目を世界の本質へと向ける。
●共生の感覚を回復させる魅惑的な8つの物語。
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「わからないかな?これが普通なんだという確信、もしくはこれが普通であるべきだと信じて疑わないこと、それこそが本当の「悪」なんだよ」
マイノリティへの憎悪やネットヘイトに満ちた世界を生きる今。
「人が人を助けねば」という現代社会に求められる声に耳をすました小説集。
洗練された文体で描く幻想的な物語をとおして、良かれと思った〝優しさ〟が往々にして他者を傷つける〝独善〟になってしまうような、現実世界の複雑さを見つめていく。
作者 | ウ・ダヨン/著 ユン・ジヨン/翻訳 |
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価格 | 2100円 + 税 |
発売元 | 亜紀書房 |
発売日 | 2024年03月23日 |
『東京アクアリウム』

作者 | 小池,真理子,1952- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年10月 |
『師匠』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 |
『サブ・ウェイ』

地下鉄内での防犯のため、試験導入された地下鉄私服警備員として働く穂村明美。
彼女は、二年前に地下鉄駅構内で起きた暴行事件によって恋人・要一を失い、その事件の真相をつかむために警備の仕事に就いていた。
勤務の中で、明美は乗客たちの様々な事情に触れていく。そして要一の事件の手がかりを掴むが……。
江戸川乱歩賞受賞の著者が紡ぐ、心震えるヒューマンサスペンス!
作者 | 佐野 広実 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2024年09月17日 |
『夏の陰(1)』

自分が認められることなどあってはならない。殺人犯の息子なのだからーー。息を潜め生きてきた岳を導いてくれたのは、中学時代、ボランティアで剣道を指導してくれた柴田だった。やり場のない気持ちを剣道にぶつけてきた岳は、父が殺した警察官の息子・和馬と遭遇する。既に剣道で名を馳せる和馬との接触を絶とうとする岳に、柴田は「最後に岳の試合を見せてほしい」と言い……思わぬラストで涙腺が決壊する罪と赦しの物語。
第一章 竹の檻
第二章 父の眼
第三章 陰の絆
エピローグ
作者 | 岩井 圭也 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年04月21日 |
『五年後に』

中学教師の華に一人の女子生徒が言う。男性教師に告白したが、返ってきた言葉は「五年後に言うてくれたら嬉しいのに」だったと。それは、のちに華の夫が命を落とすきっかけとなった言葉でもあった。人間のささやかな悪意、不器用さ、弱さなどを、元中学教師である著者が教師を主人公に描く。第40回小説推理新人賞受賞作家のデビュー短編集、待望の文庫化!
作者 | 咲沢くれは |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2023年06月14日 |
『書棚の番人』

ベストセラー「書店ガール」シリーズの著者による、書店を舞台としたミステリー。
書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本を見つけて驚く。それは十七年前に女子中学生が惨殺された事件で、正和の同級生が起こしたものだった。しかも正和は共犯と疑われたのだ。
書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが……。
出版・書店業界の裏事情を巧みに盛り込んだ、慟哭のミステリー。『書店員と二つの罪』を改題。
作者 | 碧野 圭 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2024年05月09日 |
『逃げる』

作者 | 永井,するみ,1961-2010 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2020年02月 |
今回は出口えりさんのイラストを堪能できる10冊の本をピックアップしてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?出口えりさんならではの優美な世界観が広がる一冊一冊に、まったりとした時間を感じていただけたのではないでしょうか。作品ごとに違った魅力を引き立てる力強さと繊細さを感じることができる、出口えりさんのイラストは、物語に一層の彩りを加えています。
出口えりさんが描くキャラクターや風景は、物語の登場人物たちの心情を繊細に表現し、読者に深い感動を与えてくれます。それぞれの作品がもつ世界観を豊かに描き出す出口えりさんのイラストは、小説や漫画を一層楽しみたいと思わせてくれるものばかりです。
また、読書を通じて、出口えりさんの温かみのあるタッチや独特の色彩感に触れ、それを愛する読者が増えることでしょう。それぞれが独特の魅力をもつ彼女の作品を通じて、新たな表現の可能性に気づかされることもあるでしょう。
これからも、彼女の創り出す新たなアートワークに期待しつつ、これまでの作品を再読することで彼女の成長を感じることができることと思います。さまざまな才能あふれる作家の作品を通じて、出口えりさんの作品に出会えることに感謝しつつ、これからも彼女の活躍がますます広がることを願っています。
そして、どの本も一度は手に取ってみる価値があることは間違いないでしょう。出口えりさんのイラストが描く独自の世界に耳を傾けながら、独特な時間を楽しみましょう。きっと新たな発見があるはずです。素敵な読書の時間になることを心より願っています。
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