給水塔の魅力が詰まった本10選

水源の確保や水質管理が命を描いた巨大な給水塔が舞台の一冊を見てみませんか?人間の生活や産業で使われる水をきれいに保つ役割を担っている給水塔。それぞれの時代や地域、科学技術の進歩と共に形状や素材も進化してきました。その給水塔が物語の中でどのように描かれるかは、読んで楽しむのにはもってこいです。また、建造物としての給水塔が登場人物の精神状態を投影する鏡となります。そして、給水塔が人々の生活や歴史、そして未来への希望を象徴する作品もあります。給水塔の貴重さと魅力を再認識しながら、ページをめくる楽しみを感じてみてくださいね。
『団地の給水塔大図鑑』

作者 | 小山 祐之 |
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価格 | 8652円 + 税 |
発売元 | シカク出版 |
発売日 |
『給水塔から見た虹は』

あなたと私は違う。だから、一緒にいようーー。
『ふがいない僕は空を見た』『夜に星を放つ』の著者が、今を生きる人々に贈る感動作。
【各界からの反響続々!】
なんて誠実な小説なのだろう。今、この時代に、この本と出会えてよかった。--武田綾乃 (作家)
白か黒かでしか断じない、この時代に絶対に有効な“あわい”の物語。--早見和真 (作家)
何度も胸が潰されそうに痛かった。彼らの日々に、どうか幾重にも虹がかかりますように。--町田そのこ (作家)
その人の涙のわけを知らない。分からない。けど私たちは何かを思うことが出来るから見つめながら目を逸らさずに、あなたの話を聞きたい。--山本奈衣瑠 (俳優)
【あらすじ】
中学2年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。
郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。
家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対する桐乃の嫌悪感は、日々強まっていく。
そんな中、中学校で起きたとある出来事をきっかけに、桐乃はヒュウと話すようになる。ヒュウは、理由は違えども、桐乃と全く同じことを望んでいた。
「この団地から出て、遠くに行きたい」と。
はじめてできた友達、母とのすれ違いーー。
桐乃・ヒュウ・里穂のそれぞれの視点から、社会に蔓延る様々な分断に翻弄される2人の“こども”が少しずつ“おとな”になるひと夏を描いた、ほろ苦くも大きな感動を呼ぶ、ある青春の逃避行。
【著者略歴】
窪 美澄 (くぼ・みすみ)
1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同書で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で直木三十五賞を受賞。他の著書に『夏日狂想』『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』『ぼくは青くて透明で』などがある。
作者 | 窪 美澄 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2025年07月04日 |
『給水塔』

風景のなかに突如あらわれる不思議な形ー失われゆくものにみちびかれ、日本中の給水塔を追い求めた写真集。給水塔のある63の風景。
作者 | 比留間幹 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | リトル・モア |
発売日 | 2015年10月10日 |
『給水塔の町』

作者 | 泉 麻人 |
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価格 | 469円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 |
『給水塔: 跡見恭介ファイル1』

作者 | 結城 涼 |
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価格 | 200円 + 税 |
発売元 | |
発売日 | 2014年10月28日 |
『TOKYO WATER TOWER』

作者 | オオタマサオ/太田準也 |
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価格 | 4267円 + 税 |
発売元 | 地球丸 |
発売日 |
『日本懐かし団地大全』

作者 | 照井 啓太 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 辰巳出版 |
発売日 | 2021年06月01日 |
『浮遊霊ブラジル』

作者 | 津村,記久子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2020年01月 |
『gift (集英社文庫)』

作者 | 古川 日出男 |
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価格 | 452円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 |
『図書室』

作者 | 岸,政彦 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2019年06月 |
それでは皆さま、以上で「給水塔の魅力が詰まった本10選」の紹介を終わりにしたいと思います。給水塔というと一見するとただの無機質な構造物に映るかもしれません。しかし、この塔の存在があるからこそ、我々の生活は支えられ、生命は維持されているのです。我々の暮らしを豊かにする「水」を、沈黙のうちに供給し続けるあの高さ。今回取り上げた10冊の本には、そんな給水塔が直接描かれたものから象徴として活用されたものまで、様々な形で描き出されています。それぞれの表現を通じて給水塔の意味を再確認できるでしょう。
また、「給水塔」はある意味、存在感のあるシンボルとも言えます。無数に存在する生活の中の一部として見過ごされがちな給水塔ですが、その存在が物語の背景にあると、それだけで物語自体に深みを持たせてくれます。この10冊の本を読むことにより、給水塔の魅力やその存在感を新しく感じ取ることができるはずです。
そして何より、それぞれの作品に散りばめられた給水塔への作者の思いや視点、解釈に触れることで、私たち自身の視野を広げるきっかけになることでしょう。給水塔の存在する風景を描くことで、読者に新たな視点を提示し、無関心から関心を持つ機会へと変えてくれます。
最後に、この10冊の本を手に取るということは、ただ単に給水塔という存在について知るだけでなく、その背後にある様々な人々の暮らしあるいは人間の営み、そしてそれらを肯定する美学について学ぶ一助となります。言い換えれば、これらの作品は私たちが日常を見つめ直し、新たに価値を見つけ出すきっかけを与えてくれるでしょう。
ぜひこの機会に、普段何気なく見逃してしまう給水塔の世界を、その魅力はもちろん、水の無くては生きていけない存在としての価値を見つめ直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
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