新興宗教の怖さを描いた作品10選
絶対の信仰心があたかも絶対の闇であるかのように描かれる、新興宗教の追求を描いた10作品をご紹介します。信じることの恐ろしさ、共同体の圧力、自己の喪失…ミステリアスな世界を、衝撃的で鮮烈なストーリーテリングで見事に映し出しています。中には、気骨ある主人公が巨大な宗教組織に立ち向かい、信者たちを解放しようとする痛快な展開も。対面の恐怖と、自由を求め抵抗する勇気、それを果たす経路の厳しさを体験できる作品たちです。どんなに困難でも信念を貫いたり、思考を達成したりする力を描く、グリッピングなストーリー。これらの作品は、全ての読者に深い感銘と警告を与えます。
『仮想儀礼 上巻』
作者 | 篠田,節子,1955- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2011年06月 |
『邪教の子』
作者 | 澤村,伊智,1979- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年08月 |
『新興宗教オモイデ教』
作者 | 大槻,ケンジ,1966- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1993年04月 |
『砂の王国(上)』
全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「新興宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅からの逆襲が始まる!
作者 | 荻原 浩 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年11月16日 |
『教団X』
作者 | 中村,文則,1977- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2014年12月 |
『狙われた羊』
探偵の牛島のもとに奇妙な依頼が舞い込んだ。「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」。怪しげな団体に深入りし連絡が取れなくなった息子を取り返してほしいというのだー。カルト宗教の洗脳と献金の実態、そして家族をカルトに奪われた人々の苦闘を描いた問題小説が、三〇年の時を経て緊急文庫化!
作者 | 中村 敦夫 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2022年11月15日 |
『ガダラの豚 1』
作者 | 中島,らも,1952-2004 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 1996年05月 |
『文庫 星の子』
林ちひろは、中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族のかたちを歪めていく…。野間文芸新人賞を受賞し、本屋大賞にもノミネートされた著者の代表作。
作者 | 今村夏子 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2019年12月06日 |
『フェイクフィクション』
東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい…。
作者 | 誉田 哲也 |
---|---|
価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年11月05日 |
『カリスマ 上 (幻冬舎文庫 し 13-12)』
作者 | 新堂 冬樹 |
---|---|
価格 | 796円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 |
このように、新興宗教の怖さを描いた作品は多種多様で、百聞は一見に如かずと言いますが、ちゃんとその世界観を知ることで、新たな視点を持つことができるかもしれませんよね。一部では実際に存在したりした新興宗教をベースにストーリーが進行したり、完全なフィクションで創り上げられた作品もあります。極端な者たちの狂気、病的なほどの信仰心、巧妙に組織された操縦…驚愕するばかりの展開が待っています。
そこに描かれているのは、言葉巧みに信者を増やし、理想郷を約束するカリスマ的なリーダーと、その言葉に心酔し、捧げるものがなくなるまで捧げ続ける信者たちの姿です。でも、それって現代社会に通じる部分もありますよね。誰でもが何かを信じて生きているわけで、その何かがすべてを奪うことだってあると思います。
また、作品を通して、そういうエネルギーがどこから来るのか、それが僕たち自身にどう影響しているのか考えるきっかけになると思います。その恐怖が、私たちが選んできた道や選ぶべき道について改めて思考する機会を与えるかもしれませんからね。
今回紹介した作品群に挑戦するには、心構えが必要かもしれません。しかし、その先に見えてくるものはきっと、私たちが普段何気なく生活している日常から一歩踏み出した新たな視点だと思います。ぜひ挑戦してみてくださいね。新たな語り部として、また新たな読み手として、この世界を見つめ直すきっかけになったとしたら、それは非常に貴重な経験となるでしょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。