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地域社会と神々の関わりが深く描かれた興味深い一冊だと感じました。柏木亨介さんがフィールドワークを通じて記録した阿蘇神社とその周辺の人々の生活は、単なる神社研究にとどまらず、「神々とともに生きる」という日本の精神文化を考えさせる内容でした。
伝統・伝承と「新しい時代」--民俗学で問う“阿蘇神社”
熊本県阿蘇地域の「人付き合い」に入り、「祭り」(祭祀)を経験して重ねてきたフィールドワークの成果。農耕という協業のための儀礼、近代を迎え西南戦争下の農民一揆と打ち毀し、令和の現在も続く「宮司の家」の継承と役割、そして2016年熊本地震から災害と復興・鎮魂などを考察。近代化・戦争・占領を経て問う、神道と民俗学の現在。
地域社会と神々の関わりが深く描かれた興味深い一冊だと感じました。柏木亨介さんがフィールドワークを通じて記録した阿蘇神社とその周辺の人々の生活は、単なる神社研究にとどまらず、「神々とともに生きる」という日本の精神文化を考えさせる内容でした。