大人におすすめの道徳・宗教・インド映画関連書籍

今回は、大人が学べる道徳や宗教の起源、インド映画のガイドブックをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
『大人の教科書「道徳」の時間』

武家・商家の家訓、藩校・寺子屋の教え、儒学者の教訓…古き良き日本人に学ぶ、温故知新の「正しい生き方」。
作者 | 大人の教科書編纂委員会 |
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価格 | 1487円 + 税 |
発売元 | 青春出版社 |
発売日 | 2010年12月 |
『大人の道徳 西洋近代思想を問い直す』

2018年4月、小中学校で「道徳」が「特別の教科」化され、児童生徒の評価対象に加えられることになった。
しかし、そもそも日本人にとって「道徳」とは何だろうか? この問いに答えられる親や教師はいるのか。
なぜ「学校」に通わなければならないのか?
なぜ「合理的」でなければならないのか?
なぜ「やりたいことをやりたいように」やってはダメなのか?
なぜ「ならぬことはならぬ」のか?
なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のか?
なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のか?
なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのか?
そもそも「人格」「自由」「民主主義」「国家」とは何だろうか?
こうした基本的な問いをマクラに、ポップなイラストを織り交ぜながら、まず道徳の前提となる「近代」とは何かというごく基本的な意味から説き起こしていく。
ベースとするのはデカルト、カントの人間観と道徳観、ホッブズ、ロック、ルソーの国家観と市民観。
さらに中江兆民やレジス・ドゥブレなど、共和主義やリベラリズムの伝統もふまえながら近代的人間としての「道徳」と「市民」および「国民」としての「道徳」の原理を解説していく。
大人たちが最低限知っておくべき前提から問い直す一冊。
【「はじめに」より】
ぜひとも本書を一読してみてほしいのは、残念ながらこれまでの学校教育のなかで、まともに「道徳」を教わる機会がなかった人、つまり、現代の日本社会の、ほとんどすべての「社会人」の皆さんです。
本書では、本来「道徳」で教えなければ/学ばなければならない、近代の人間と社会と国家の論理を、できるだけわかりやすく解説することにしました。
デカルト、カント、ルソーなどの西洋近代思想をもとに、誰もが、もう一度、ゼロから「道徳」を学び直せるように工夫しています。
第1章 なぜ「学校」に通わなければならないのかー「近代」の意味から考える「学校」の存在理由
第2章 なぜ「合理的」でなければならないのかー啓蒙主義から考える「科学」と「道徳」
第3章 なぜ「やりたいことをやりたいようにやる」のはダメなのかーデカルトから考える「自由」と「道徳」
第4章 なぜ「ならぬことはならぬ」のかーカントから考える「人格の完成」
第5章 なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のかー社会契約論から考える「国家」と「市民」
第6章 なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のかールソーから考える「市民」の徳
第7章 なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのかー共和主義から考える「士民」の徳
作者 | 古川 雄嗣 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2018年07月27日 |
『宗教の起源 私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』

進化心理学の巨人ダンバーが描く、人類と信仰の20万年。
仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、神道……
世界の主要な宗教は、なぜ同じ時期に同じ気候帯で誕生したのか?
カルト宗教はなぜ次々と生まれ、人々を惹きつけるのか?
科学が隆盛を極める現代においても、
宗教は衰えるどころかますます影響力を強めている。
ときに国家間の戦争を引き起こすほど
人々の心に深く根差した信仰心は、なぜ生まれたのか?
そして、いかにして私たちが今日知る世界宗教へと進化したのか?
「ダンバー数」で世界的に知られ、
人類学のノーベル賞「トマス・ハクスリー記念賞」を受賞した著者が、
人類学、心理学、神経科学など多彩な視点から
「宗教とは何か」という根源的な問いに迫った、
かつてないスケールの大著。待望の邦訳刊行。
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集団内に協力行動を生みだす信仰心も、
集団の外に対しては反社会的行動の原動力となる。
宗教的アイデンティティが国家に利用されるとき、悲劇は起こる。
ーーフィナンシャル・タイムズ紙
宗教と人間の生活のあり方は、かくも複雑なのである。
本書は、その両方を進化的ないきさつから説明しようと、
真に大きな考察を展開しようと試みる大作である。
ーー長谷川眞理子(進化生物学者、総合研究大学院大学名誉教授/「解説」より)
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日本の読者へ
はじめに
第1章 宗教をどう研究するか
第2章 神秘志向
第3章 信じる者はなぜ救われるのか?
第4章 共同体と信者集団
第5章 社会的な脳と宗教的な心
第6章 儀式と同調
第7章 先史時代の宗教
第8章 新石器時代に起きた危機
第9章 カルト、セクト、カリスマ
第10章 対立と分裂
謝辞
解説 ヒトの進化と宗教の起源ーー長谷川眞理子
註/参考文献/索引
作者 | ロビン・ダンバー/長谷川眞理子/小田哲 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 白揚社 |
発売日 | 2023年10月03日 |
『飛躍するインド映画の世界』

『RRR』『K.G.F』『PATHAAN/パターン』など多数を収録。最新インド映画ガイド!
『RRR』の記録的大ヒットを筆頭に、ますます飛躍を続けるインド映画。その奥深い世界を掘り下げた『新たなるインド映画の世界』の待望の続編が登場!前作で高評価を受けた映画解説はそのままに、さらに論考や座談会を加え、その魅力を深堀りする。
空前の大ヒットを巻き起こした『RRR』について識者のエッセイ・鼎談・論考で掘り下げた特集「『RRR』とは一体何だったのか」、地域研究者を迎えインドの政治や宗教・フェミニズムをテーマに座談会・論考で理解を深める「地域研究から見たインド映画」など、多彩な執筆陣がそれぞれの専門的視点からインド映画の世界を解き明かす一冊。
〇カラーグラビア インド映画の男優たち
・プラバース
コラム「将軍(サラール)なるプラバース」夏目深雪
・シャー・ルク・カーン
・NTRジュニア
・ラーム・チャラン
・ヤシュ
・リティク・ローシャン
① コレを観るべき!インド映画新作・注目作26本
・PATHAAN/パターン(2023)
・タイガー 裏切りのスパイ(2023)
・PS-1 黄金の河(2022)
・K.G.F (2018・2022)
・ブラフマーストラ(2022)
・ヴィクラムとヴェーダ ヒンディー語版(2022)
・グレート・インディアン・キッチン(2021)
・エンドロールのつづき(2021)
・プシュパ 覚醒(2021)
・燃えあがる女性記者たち(2021)
・ただ空高く舞え(2020)
・ダルバール 復讐人(2020)
・スーパー30 アーナンド先生の教室(2019)
・ビギル 勝利のホイッスル(2019)
・ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019)
・囚人ディリ(2019)
・サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(2019)
・ランガスタラム(2018)
・ピンク(2016)
・鼓動を高鳴らせ(2015)
・バジラーオとマスターニー(2015)
・バンバン!(2014)
・ザ・フェイス(2014)
・ブリンダーヴァナム 恋の輪舞(2010)
・ヤマドンガ(2007)
②特集『RRR』とは一体何だったのか
・コラム 私と『RRR』
感情のジェットコースターのような映画 真魚八重子
インターミッション、ビリヤーニー、ダンス付き応援上映 高倉嘉男
『RRR』に目が眩んで 古澤健
・鼎談「『RRR』、アクション、宝塚、インド映画!」 宇田川幸洋×浦川留×夏目深雪
・論考「戦略的に、マンガ的な物語や神話を使うということ――『RRR』における分断と協調」 藤田直哉
・論考「国民と音楽とポスト・トゥルース――『RRR』をめぐる四つの断章」 夏目深雪
③地域研究から見たインド映画
・座談会「歴史・宗教・政治から見るインド映画の変化」 山下博司×岡光信子×坂川直也×夏目深雪
・論考「インド映画におけるムスリム表象の変化―「無害の隣人」から「宿命の仇敵」へ―」 山下博司
・論考「インド映画の女性表象」 岡光信子
掲載作品DVD&Blu-ray
編者・著者プロフィール
作者 | 夏目深雪/編著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | PICK UP PRESS |
発売日 | 2024年07月31日 |
『新たなるインド映画の世界』

日本でも一大ブームとなった『バーフバリ』をはじめ、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』や『パッドマン 5億人の女性を救った男』など多数の情報をまとめた最新インド映画ガイド。
フェミニズムや宇宙開発、宗教の融和や身分制度の瓦解など、新たなるフェーズへ突入したインド映画を通じて、もっと”深く”、もっと”濃く”、今のインドを知ることのできる1冊。
【収録内容】
●インド映画最新作 コレを見るべき30本!
●今さら聞けない! インド映画キーワード辞典
●120年の歴史 インド映画通史
●お薦め配信作品など多彩なコラム
など、他多数コンテンツを収録。
【目次】
●PHOTO GALLERY 南インド映画特集
【コラム】
『バーフバリ』以前/以後 トリウッドのVFXアクション(岡本敦史)
『バーフバリ』とテルグ語映画の現在(安宅直子)
プラバースと王(夏目深雪)
【作品・特集】
マガディーラ 勇者転生/バーフバリ 伝説誕生/S・S・ラージャマウリ/バーフバリ 王の凱旋/プラバース/サーホー
●第一章 コレを見るべき! インド映画最新作26本
【作品・特集】
ウスタード・ホテル/ランビール・カプール/若さは向こう見ず/ディーピカー・パードゥコーン/マルガリータで乾杯を!/クイーン 旅立つわたしのハネムーン/アーミル・カーン/PK/ピーケイ/ラージクマール・ヒラニ/インドと裁判制度/裁き/プレーム兄貴、王になる/サルマン・カーン/インドとパキスタン問題/バジュランギおじさんと、小さな迷子/ダンガル きっと、つよくなる/インド映画とスポーツ/スルタン/ガンジスに還る/シークレット・スーパースター/ヒンディー・ミディアム/インドの貧富の差と受験問題/イルファーン・カーン/パッドマン 5億人の女性を救った男/インドの女性問題/スターと闇/SANJU/サンジュ/パドマーワト 女神の誕生/あなたの名前を呼べたなら/ロボット2.0/ラジニカーント/シャンカル/盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲/燃えよスーリヤ!!/ガリーボーイ/KESARI ケサリ 21人の勇者たち/インド映画と戦争/カンガナー・ラーナーウト/マニカルニカ ジャーンシーの女王/きっと、またあえる/WAR ウォー!!/リティク・ローシャン/アクシャイ・クマール/ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
【コラム】
配信で観るお薦めインド映画(高倉嘉男)
A・R・ラフマーン Master of Indian Film Music(松岡環)
海外で活躍するインド人監督(高倉嘉男)
インドのドキュメンタリー映画(松岡環)
インド映画アンケート(松岡環・高倉嘉男・安宅直子)
…
作者 | 夏目 深雪/松岡 環/高倉 嘉男/安宅 直子/岡本 敦史/浦川 留 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | PICK UP PRESS |
発売日 | 2021年04月30日 |
今回ご紹介した書籍は、大人のための道徳に関する深い洞察や、宗教の起源に迫る知識、そしてインド映画の魅力を存分に味わえる内容となっています。それぞれのジャンルで選りすぐりの作品をピックアップしましたので、興味のある分野からぜひ手に取ってみてください。新しい視点や豊かな知識がきっとあなたの日常を豊かにしてくれるはずです。素敵な読書時間をお過ごしください!
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