有機化学から室町時代まで!わかりやすい文化・歴史書籍おすすめ8選

有機化学に興味がある人や先入観なしで学びたい人におすすめの書籍を紹介します。やさしくわかりやすい内容で、理解しやすい解説がされています。気軽に取り組めるので、初心者にもおすすめです。
『ビジュアル版 弥生時代ガイドブック』

紀元前10世紀頃、無文土器文化との接触により九州北部の縄文文化が変容を遂げてはじまった弥生文化。水田稲作・畠作の定着、集落の多様化と集落間関係の複雑化、拡大していく社会とそれを支えた祭祀の発達など、弥生文化のダイナミズムをビジュアルに解説する。
01 弥生文化とは? 弥生時代とは?
02 弥生文化をどのようにとらえるのか
03 縄文文化から弥生文化への変容
04 弥生文化・弥生時代の枠組み
05 弥生文化の農耕技術
06 弥生文化の食糧事情
07 日常生活の道具
08 弥生文化の集落
09 人びとのすがたと人口
10 集落間、地域間の関係の進展
11 祭祀・儀礼の発達
12 集団間の争い
13 墓からわかること
14 弥生文化の世界観を探る
15 弥生文化をとりまく世界
16 石製利器から鉄製利器へ
17 祭祀の変質
18 墳丘墓の展開
19 記録された弥生文化
20 前方後円墳の成立
21 超大型集落の終焉と弥生社会の特質
訪ねてみたい弥生文化関連遺跡
本書で紹介した遺跡
おもな引用・参考文献
作者 | 安藤 広道 |
---|---|
価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 新泉社 |
発売日 | 2023年09月01日 |
『弥生時代の歴史』

稲作は五〇〇年も早く始まっていた! AMS炭素14年代測定法が明らかにした衝撃の事実をもとに、弥生時代の歴史を書き換える。
AMS炭素14年代測定に基づき、水田稲作の開始は従来よりも500年早かったとした国立歴史民俗博物館の研究発表は当時、社会的にも大きなセンセーションを巻き起こしました。発表時には当時の常識からあまりにもかけ離れていたために疑問を呈する研究者も数多くいましたが、その後、測定点数も4500点ほどまでにと飛躍的に増加を遂げ、現在では歴博説の正しさがほぼ確定されています。
では、水田稲作の開始が500年早まると、日本列島の歴史はどのように書き換えられるのでしょうか。一言で言えば、「弥生式土器・水田稲作・鉄器の使用」という、長らく弥生文化の指標とされていた3点セットが崩れ、「弥生文化」という定義そのものがやり直しになったと言うことです。この3つは同時に導入されたものではなく、別々の時期に導入されたものでした。例えば鉄器は水田稲作が始まってから600年ほど経ってからようやく出現します。つまりそれ以前の耕作は、石器で行われていたのです。また水田稲作そのものの日本列島への浸透も非常に緩やかなものでした。水田稲作は伝来以来、長い間九州北部を出ることがなく、それ以外の地域は依然として縄文色の強い生活様式を保持していました。また東北北部のように、いったん稲作を取り入れた後でそれを放棄した地域もありました。関東南部で水田稲作が始まるのは、ようやく前3〜2世紀になってからでした。
とすると、これまで歴史の教科書で教えていたように、何世紀から何世紀までが縄文時代で、その後に弥生時代が来ると単純に言うことはできなくなります。水田農耕社会であるという弥生「時代」の定義は、ある時期までは日本列島のごくごく一部の地域にしか当てはめられなくなるからです。
本書は、このような問題意識の元で「弥生文化」が日本列島に浸透していく歴史を「通史」として描く初めての本です。
はじめに
プロローグ 弥生前史──弥生開始前夜の東アジアと縄文晩期社会──コメの出現
第一章 弥生早期前半(前一〇世紀後半〜前九世紀中ごろ)──水田稲作の始まり
第二章 弥生早期後半〜前期後半(前九世紀後半〜前五世紀)──農耕社会の成立と水田稲作の拡散
第三章 弥生前期末〜中期前半(前四世紀〜前三世紀)──金属器の登場
第四章 弥生中期後半〜中期末(前二世紀〜前一世紀)──文明との接触とくにの成立
第五章 弥生後期(一世紀〜三世紀)──古墳時代への道
エピローグ──弥生ってなに
出典一覧
あとがき
作者 | 藤尾 慎一郎 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年08月20日 |
『知られざる弥生ライフ え? 弥生土器なのに縄文がついたものがあるって本当ですか!?』

弥生時代がぐっと身近になる一冊
弥生時代と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
渡来人、稲作、絵柄のないつるりとした土器、環濠集落、卑弥呼と邪馬台国、続縄文文化に貝塚文化……
学校で習ってなんとなく聞いたことがある時代だからこそ、いろいろなものが思い浮かぶと思います。
では、実際のところ、弥生人たちはどのように日々を暮らしていたのでしょうか?
この本は研究から見えてきた弥生の姿を、小難しいことを抜きにしてザックリ知るための入門書です。
想像も交えながら、弥生時代の暮らしを見に行きましょう!
■目次
はじめに
●彼らに会いに行く前に知っておきたい弥生知識
基本のキ
弥生人はどこから来たの?
弥生人の身体測定
弥生人のルックス
Column 弥生時代の恋
1章 社会の移り変わり
列島に異なる文化が存在した時代
コメの美味さに激震走る!?
大陸とのおつき合い
鉄器に魅了された弥生人
環濠の中はとっても安心!?
皆でムラを守れ!
争いのはじまり
壮絶な争いの痕跡
支配するもの、されるもの
Column 隣の芝生は青かった!?
2章 衣食住とお仕事
弥生人の普段着
土器からわかるユニークな風習
Column 縄文人と弥生人 顔の違い
弥生人はコメ至上主義?
グルメな弥生人
コメの炊き方いろいろ
弥生のコメはどんなコメ?
住居は円から四角へ
世帯事情あれこれ
移り変わるお墓のスタイル
弥生のイチオシ便利グッズ[農耕編]
弥生のイチオシ便利グッズ[織物編]
弥生のイチオシ便利グッズ[技能編]
Column 米作りをやめた人々
3章 弥生時代の祭祀
弥生人の祈り
祈りを司るシャーマン
バラエティ豊かな祭祀の道具
Column 消えた土偶のナゾ!?
絵から読み解く弥生の世界観
Column これって何? 銅鐸モチーフクイズ
4章 弥生遺跡ガイド
はじめての弥生遺跡探訪
吉野ヶ里遺跡
須玖岡本遺跡
板付遺跡
土井ヶ浜遺跡
荒神谷遺跡
妻木晩田遺跡
青谷上寺地遺跡
池上曽根遺跡
大阪府立弥生文化博物館
Column 「魏志倭人伝」は正式名称ではありません
5章 続縄文時代と貝塚時代
続縄文時代とは
続縄文時代の遺物
貝塚時代とは
貝塚時代後期の遺物
Column 貝塚時代後期のお洒落アイテム「貝符」
6章 卑弥呼と邪馬台国の謎
卑弥呼ってどんな人?
卑弥呼の住まい
卑弥呼の食卓
邪馬台国はどこにある?
Column 日本は弥生時代 その頃、世界では…
とってもカラフル!弥生時代の小さくてかわいいもの
Column 弥生時代のイヌとネコ
弥生土器あれこれ
弥生土器の形
エピローグ 弥生から古墳へ
弥生時代の主要な遺跡/写真提供・取材協力一覧
参考・引用文献
***********************************************
作者 | 譽田 亜紀子/大阪府立弥生文化博物館 |
---|---|
価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2019年06月07日 |
いかがでしたか?おすすめの書籍を通じて、日本の歴史や文化を深く理解できる貴重な情報をお届けしました。これらの本を読むことで、それぞれの時代の背景や特徴、人々の生活などを知ることができます。歴史に興味がある方や知識を深めたい方にはぜひお勧めです。ぜひ図書館や書店で手に取ってみてください。きっと新たな発見や学びがあるはずです。楽しい読書時間をお過ごしいただければ幸いです。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。