親鸞と雪舟の世界を堪能!宗祖から水墨画家まで、おすすめ書籍10選をご紹介

「親鸞に関する本」と「雪舟に関する本」、それぞれおすすめの本を厳選してご紹介します。さらに、グルメが主役の食文学おすすめエッセイもお楽しみください。美味しさや知識、感動が詰まった名作が揃っていますよ。読書と美味しい食べ物で、心も満たされる素敵な時間をお過ごしください。
『親鸞に秘められた古寺・生涯の謎 宗祖聖人と辿る旧跡と浄土真宗』

◎令和5年は親鸞生誕850年、令和6年は浄土真宗開宗800年!
その劇的な生涯とともにゆかりの古寺20を探訪。
法界寺、延暦寺、頂法寺、五智国分寺、専修寺……六角夢想、吉水入室、承元の法難を経て鎌倉仏教の新境地を開いた「非僧非俗」の生涯を、ゆかりの古寺20から探訪する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9歳で出家した親鸞は、
20年もの間、比叡山で厳しい修行を積む。
その後、下山し、法然をたずね、
「どのような人であれ念仏ひとつで救われる」
という本願念仏の教えに出合うことになる。
あらゆる人びとに救いの道を開いたこの教えによって、
多くの念仏者が生まれたが、
既存仏教からの反感をかうことになる。
越後へ流罪となったのち、親鸞は関東に移り、
20年間、懸命に生きる人びとと共に暮らし、
すべての人が同じく等しく救われていく道として、
念仏の教えを伝えるようになる。
そのような親鸞の劇的な生涯を、
ゆかりの古寺・史蹟の紹介をまじえながら写真とともにたどり、
その偉大な軌跡を探る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はじめに」よりーー
法然によってはじめられた念仏運動は、旧仏教側からの非難攻撃によって弾圧され、法然は土佐へ、親鸞は越後に流された。承元の法難(1207年)である。
親鸞の流浪の旅がはじまる。わずかな妻子をともない、みずから「破戒僧」として僧にあらず俗にあらず、の生活を選びとり、新たな伝道の地に移住する。「七高僧」という名の「賢人」たちの森の茂みから脱出し、大衆歌謡の「和讃」の海へと泳ぎ出ていった。
世はすでにたび重なる戦乱と災害によって動揺と疲弊の中にあった。『平家物語』や『方丈記』に描かれる地獄図絵そのままの姿に変わりはてている。その末法の真っ只中で親鸞は90歳の高齢期にさしかかっていた。
(中略)
令和5年は親鸞生誕850年にあたると同時に、令和6年は浄土真宗開宗800年を迎えるのだという。それに合わせて数々の法要や特別展示の催しも用意されている。当時としては90歳という超高齢を生き抜いた親鸞聖人の人生をあらためて見直し、そこから何を学ぶか絶好の機会となるにちがいない。
また苛酷なコロナ禍をはじめ、気候変動による連年の災言に際会し、親鸞の思想から何を引き出し、何を指針として生きていったらよいのか、あらためて再考するときがきていると思う。
第1章 親鸞の生涯1 誕生から六角堂夢告まで
第2章 親鸞の生涯2 結婚と流罪の謎
第3章 親鸞の生涯3 東国布教・京都帰還、そして往生へ
第4章 親鸞ゆかりの古寺
作者 | 山折哲雄 |
---|---|
価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | ウェッジ |
発売日 | 2023年02月20日 |
『もっと知りたい 雪舟 生涯と作品』

京都で芽の出なかった、自意識の強い遅咲きの画僧が動乱の胎動期を泳ぎ切り、ついには「画聖」にまつり上げられる……。これが、作品と対峙し、史料やフィールドの研究も長年重ねた著者の率直な雪舟観である。水墨画を極めんと漂泊する天才のイメージからは遠い「人間」雪舟の生涯が、作品とともに生き生きと語られる。
誰にも真似のできない個性をにじませる力強い筆致はとくに晩年に顕著で、代表作の多くが60代後半以降80余歳で没するまでに生まれている。「雪舟は飽きない」という著者の案内で、水墨画の歴史を一変させた巨人の心を感じながら絵を見るのは、まさに極上の楽しみといえる。
作者 | 島尾 新 |
---|---|
価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2012年03月21日 |
『こいしいたべもの』

前作『いとしいたべもの』が好評で重版を重ねている中で、待望の続編の刊行です!
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。
作者 | 森下 典子 |
---|---|
価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2017年07月06日 |
これらの書籍は、それぞれが独自の世界観や情熱を持って読者を魅了します。親鸞の教えや雪舟の芸術、そして食文学の世界に触れることで、新しい発見や感動が待っています。食べ物の美味しさや文学の奥深さを通して、日常の中に潜む魅力を再発見するきっかけになること間違いなしです。ぜひこれらの作品を読んで、心豊かなひとときを過ごしてみてください。きっと何か新しい価値や意味が見つかるはずです。リラックスしながら、美味しい食べ物や芸術に触れることで、日常の忙しさやストレスから少し離れて、心地よい時間を過ごすことができるでしょう。ぜひ読んでみて、新しい世界を発見しましょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。