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ポアロシリーズの長編作品。
シリーズ読者にはお馴染みの、友人のヘイスティングズ視点で進行します。
美人俳優のジェーンは、再婚したいがために夫のエッジウェア卿と別れたがっていました。
ポアロはジェーンに離婚の説得をしてほしいと頼まれ、卿と会います。
そしてその夜、卿は屋敷で殺害されて…というお話です。
最初は、殺害された頃合いに妻のジェーンが屋敷にいたという目撃証言があったのですが、
彼女には晩餐会に出席していたアリバイがありました。
実際にここまで話を読むと、恐らくそのアリバイに関するトリックが見える人は多いと思います。
見えるからこそラストで驚かされる、その展開はすごいの一言。
読み返すと騙されたポイントが見えてくるので、二度読んでも面白い作品です。