童門冬二の歴史小説【私のおすすめ10選】
あなたが過去の時代に思いを馳せ、実際にその時代に生きているかのような感覚を味わいたいなら、童門冬二の歴史小説を読むべきです。彼の作品は細部まで描き込まれた真実味あふれるストーリーが魅力。時代背景や登場人物、エピソードの一つ一つに至るまで、彼の緻密なリサーチと想像力の産物です。さらに、彼の独特な語り口は、淡々とした叙述でありながら、心の奥底にじわじわと迫ってくる感動を呼び起こします。これから紹介する私のおすすめの10選を読んでみて、あなたも童門冬二の魅力に引き込まれてみませんか。
『巨勢入道河童平清盛』
「おまえが武名を高めた“やすもとの乱”というのはどういう事件だ?」。河童の頭目、九千坊が問う。清盛が笑う。「それは“ほうげんの乱”だ」。平清盛は死後、筑後川の支流の巨勢川の河童になった。疑り深い九千坊との丁々発止のやりとりのなか、かつての自分がたどった道を振り返る。厳島の社、福原の新都、海に造った経島。ひたすら夢を追い続けた男を描く、童門冬二の書き下ろし、異色時代小説。
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 627円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2012年07月 |
『新撰組近藤勇』
「武士になりたい」と願い、一滴の水がやがて大河を成すことを信じて新撰組隊士募集に際し前歴を問わないとする「身分解放」を行う…。沸騰する時代の中で、おかれた立場の高さと現実に悩みながらも武士として「誠」をもって「義」に生きた「新撰組局長近藤勇」の生涯を描く。
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 学陽書房 |
発売日 | 2009年05月 |
『伊能忠敬 : 日本を測量した男』
作者 | 童門,冬二,1927- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2014年02月 |
『渋沢栄一 人間の礎』
「日本資本主義の父」、渋沢栄一。武蔵国血洗島村の農家に生まれた栄一は、幕末には過激な尊王攘夷青年となっていた。平岡円四郎との出会いが彼の運命を変える。一橋慶喜の家臣となり、その本質を捉えたぶれない判断力と交渉力でめきめきと頭角を現していく。パリで学び帰国した後は士魂商才を掲げ、「論語とソロバン」の精神で五百を超える事業に関わる。現代に通じる経済の礎となった男の生涯。
作者 | 童門 冬二/末國 善己 |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年10月18日 |
『直江兼続と上杉家家訓十六箇条』
智勇兼備の武将・直江兼続が上杉家家訓を体現した義と愛に満ちあふれる16のエピソード。
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 晋遊舎 |
発売日 | 2009年01月 |
『上杉鷹山の師 細井平洲』
「勇なるかな、勇なるかな…」
米沢藩の財政破綻を救った名君、上杉鷹山。その師は、武士だけでなく、町民や農民にもわかりやすく学問を広めた細井平洲だった。鷹山の改革を支えた人物と、その教えとは? 歴史評伝。(解説/松平定知)
作者 | 童門 冬二 |
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価格 | 847円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2011年12月 |
『小説伊藤博文 幕末青春児』
貧農の子に生まれた利助(後の博文)は、吉田松陰の「社会に役立たぬ学問は学問にあらず」との教えに開眼。高杉晋作、桂小五郎、坂本竜馬らとの出会いによって自らを成長させていった。イギリス留学などで培った世界的な視野で幕末の激動を乗り切ってゆく。「日本の夜明け」の原動力となった幕末の青年たちの中で、ひときわ異彩を放つ伊藤博文の若き日々。
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 1152円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2004年12月21日 |
『家康、人づかいの技術 (角川文庫)』
作者 | 童門 冬二 |
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価格 | 711円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年10月24日 |
『全一冊 小説 吉田松陰 (集英社文庫)』
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2014年04月17日 |
『小説立花宗茂』
関ヶ原の敗将で、大名に復帰した例は宗茂以外にはない。大友宗麟の二人の忠臣を実父、義父とし、幼少時より合戦の心構えを厳しく教え込まれた宗茂は、その人柄を見込まれて立花道雪の養子となる。豊臣家への恩義を忘れず、関ヶ原の合戦では石田三成に味方して敗れるが、その後徳川秀忠に重用され、柳河藩の藩主に返り咲く。人間として筋を通した武将の、感動の生涯。
作者 | 童門冬二 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2006年12月20日 |
これが私がお勧めする童門冬二さんの歴史小説のエッセンスたる10選です。一冊一冊が違う時代、違う視点で描かれているので、明治、大正、昭和と跨いだ舞台に立つ人々の生き様を思うがままに味わえます。それに、歴史小説の醍醐味は何と言っても「立ち会い感」ですよね。童門冬二さんの作品を読むと、まるでその時代にタイムスリップしたような感覚になります。
そして彼の作品は、冷静な視点で描かれる人間ドラマが秀逸。頭で分かっている歴史が、まるで自分に刻まれていくような感覚になる。その背後には、真摯に向き合った彼自身の研鑽があるのだろう。その細部に至るまでの再現度、人間心理への深い洞察力にはただただ感服します。
この10冊は、時代背景が異なり、主人公もそれぞれ異なるため、一冊一冊が完全に独立した読み応えを持っています。しかし、全て共通して言えるのは、それぞれが"時代を生き抜く人間たちの物語"であるということ。一人でも多くの人に読んでほしい。そして、歴史とは人間ありきであることを実感してほしい。一歩踏み込んだ視点から見ると、知らなかった日本の歴史が見えてくるかもしれません。
私のお勧めはここまでですが、童門冬二さんの作品はまだまだ他にも溢れんばかりにあります。興味を持たれた方はぜひそれらも手に取ってみてください。あなたがこれまでに読んだことのない鮮やかな歴史の世界が、そこには広がっています。
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