沢野ひとし特集【おすすめ10冊】
皆さん、こんにちは。今回は多彩な作風と深い人間描写で知られる沢野ひとしさんの作品を特集します。少年期の純粋さから青春の葛藤、大人の苦悩まで緻密に描き出しています。ひとつひとつのフレーズに心を打たれます。細部まで練られたストーリー展開は感動的。表現力豊かなキャラクター達も必見です。また、日常の風景を美しく描き出す繊細なタッチは息つく暇さえもっていかれるほど。想像力が刺激されるので何度でも読み返したくなること間違い無し!新たな発見がそこには待っています。ぜひ、この機会に手に取ってみてください。
『クロ日記』
犬の気持ちを知りたいー。ある日、沢野家にやってきたラブラドルレトリーバー。いたずら好きな犬・クロが、家族の心をつないでくれた。犬と家族のかけがえのない日々を綴った画文集。
作者 | 沢野ひとし |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 本の雑誌社 |
発売日 | 2012年07月 |
『北京食堂の夕暮れ』
作者 | 沢野ひとし |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 本の雑誌社 |
発売日 | 2014年03月 |
『人生のことはすべて山に学んだ』
「本の雑誌」のイラストでおなじみの著者が、50年近くの登山歴から厳選した50の山を紹介。遠足での道迷い、若き日の仲間とのテント山行、息子との岩登り……。多種多様な山でのエピソードの端々に、人生の要諦がぎゅっと凝縮されている。山での食事や服装、遭難体験の教訓など、実用コラムも満載。はたまた脱力の四コマ漫画も。200点以上のイラストを眺めていると、さながら紙上登山をしているよう。新たな山岳名著、誕生!
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年07月16日 |
『ジジイの片づけ』
谷川俊太郎氏 推薦!
「沢野さんに教え諭されたのは初めてだ、
ジジイ仲間として胸が熱くなったのも。」
片づけを習慣にすれば、明るい毎日になる!
長年にわたり身の周りを片づけ続ける著者が、人生を振り返りつつその心得を綴るイラストエッセイ。
モノは長年生きるほどに増えていく。家族が増え、思い出をまとえばいよいよ処分しがたいが、手放すことでいっとき寂しくなっても、体と心は喜んでいるはずだ──決断力と悟りとが交錯するジジイ目線には、老若男女を問わず清々しく生きるヒントが満載。
読めば片づけしたくなる23編+19のコラム。
【目次より】
毎日同じことを習慣づける─朝の10分間片づけ─
人生に不安を感じたら窓を拭く
老人よ大志を抱け、引き出しを検討せよ
引き出しの一番上は空にする
片づけも、一汁一菜
ノートや手帳は、最後まで全部使い切ると自信が湧く
薬箱は整理整頓をしない─整理整頓と片づけの違い─
明窓浄几の部屋
旅行鞄とその中身は、自分の部屋の小型版
命短し床下収納
洋服タンスの定期点検
ギター職人の片づけの極意
ペーパーナイフ
別れた夫婦とカーテン
ロサンゼルスの若造の家
家は生きている作品
種差海岸の別荘
海を渡った原稿用紙
別荘の夢を片づける
山登りは片づけ
赤いポットと捨てられない癖
パリジェンヌはバスタオルを持たない
死んだあとの片づけ
【本書「明窓浄几の部屋」より】
ものを置かないということは、決断力を鍛えることでもある。何が本当に自分に必要なものなのか、自分の持つ空間に合わせきちんと決めて、本当に不要なものを処分する。この訓練をはじめるのは若ければ若いほどいい。
隠遁とは老いた者だけに許される身分ではない。何歳であろうと、無駄なもののない空間で、清らかな時間を持てることは宝であり、その精神的な贅沢こそが隠遁なのである。
【著者プロフィール】
沢野ひとし(さわのひとし)
イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』の1976年創刊時より表紙と本文イラストを担当。
山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。
著書に、『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)など多数。
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 集英社クリエイティブ |
発売日 | 2020年10月05日 |
『ジジイの台所』
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「台所には生きる底力が詰まっている。
家族にもジジイにも、笑いが絶えない場とする。」
沢野ひとし
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台所は日々の元気を生み出す活力源!
自宅の台所で、山登りのテントで、子どもの頃の食卓で。人生を振り返りつつ、食と台所のぬくもりや楽しみを綴るイラストエッセイ。
毎日の献立や段取りを考えながら料理をする場・台所で、人は頭を、そして心を育てる。だからこそ、台所を友達のように、仕事場や書斎のように思いながら生きていこう──著者の日頃の料理やお弁当、調理道具との付き合い方など、役立つ知恵も満載。
老若男女を問わず清々しく生きるための片づけエッセイ『ジジイの片づけ』に続くシリーズ第2弾。
台所で過ごす時間がかけがえのないものになる、17編+19のコラムを多数のイラストとともに掲載。
【目次より】
台所に「気」を入れる
母の台所
兄の台所
さすらいの悠々自適鍋
あかねさす ジジイのレシピ
かなしみの作り置き
台所の即席ラーメン
ジジイの健康法
台所の心得
たそがれの彷徨(さまよ)うロールキャベツ
後悔の料理教室
山の台所
海岸の台所
お取り寄せ便に翻弄されて
白樺と料理ノート
妻の台所
食洗機と父親
【本書「台所の心得」より】
いくつになっても自分で作った料理を食べたい。コンビニや宅配のお弁当ばかりでは心が弱る。
気持ちに張りがなく、気分がふさいでいる時も、自分で淹れた一杯のコーヒーでジジイは元気になれる。
台所は活力の源である。ただし包丁で指を切ったり、油で火傷をしたりと注意も必要である。そこは戦場でもある。
【著者プロフィール】
沢野ひとし(さわのひとし)
イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』創刊時の1976年より表紙と本文イラストを担当。山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。著書に『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『ジジイの片づけ』(集英社クリエイティブ)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)、『真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け』(産業編集センター)など多数。
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 集英社クリエイティブ |
発売日 | 2022年11月25日 |
『山のごはん』
「山で口にするものはどれもこれも美味しく、忘れられない」。山行記で描かれるさりげない食事の風景は読者の食欲を刺激し、山に誘う。草木の香り、風の肌触り、美しい山容、親しい仲間との会話……取りまくすべてが特別な調味料となり、山で食べるものは格別の味がする。著名なイラストレーターであり、半世紀以上にわたる登山歴を持つ著者が体験した至福の時間ーー山のごはんーーに焦点を当てたイラスト& エッセイ集。
タラコ、ホッケ、海の幸<羅臼岳>/うららの自作おにぎり<奥多摩・生藤山>/残された秘境で天プラ<海谷山塊>/ビールとオデンとナベ焼きうどん<丹沢・鍋割山>/思い出と安らぎのコーヒー<阿弥陀岳北西稜>/薪ストーブでシカ焼き肉<雲取山>/岩魚のミソ焼きと憂いの秋<黒部渓谷・志合谷>/滑落のちオニギリ<巻機山・米子沢>/前夜のフリーズドライ宴会<北鎌尾根>/低山の愛妻弁当<秩父・観音山>/山の幸福な食卓<北八ガ岳>/縦走の知恵、時短・簡単・節約メニュー<大雪山>/兄が教えてくれた甘いミルク<川苔山>/山頂の豪華サンドイッチ<高水三山>/焼肉と日本酒で酒盛り<西丹沢>/体にしみ込む白湯<西穂高>/ホテル並みの朝食<飯豊連峰>/開放のソーメン<朝日連峰>
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年07月21日 |
『真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け (わたしの旅ブックス)』
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 1089円 + 税 |
発売元 | 産業編集センター |
発売日 | 2021年06月18日 |
『ジジイの文房具』
老若男女を問わず清々しく暮らすための片づけエッセイ『ジジイの片づけ』、日々の活力源である食と料理について綴った『ジジイの台所(だいどこ)』に続く、おなじみの「ジジイ」シリーズ第3弾!
長い人生、たえずそばにあるペンや紙などの文房具。
子どもの頃に使っていた鉛筆や消しゴム、世界の国々に思いを馳せた地球儀、母親の裁縫箱にあった分度器、大人になり奮発して買った万年筆──著者の思い出を紐解きながら、私たちの身の周りにたたずむ文房具の魅力と“手書き”の喜びを綴るイラストエッセイ。
文房具と過ごす時間が愛おしくなる、18編+15のコラムを多数のイラストとともに掲載。
【目次より】
万年筆に思いを託す
ヴィンテージの万年筆の彼方
地球儀のいざない
ハサミに挟まる
文房四宝(ぶんぼうしほう)
シャープペンシルは永遠不滅である
消しゴムに滅びゆく美学を見た
書斎の歴史アーカイブ
色褪せた分度器
佐野洋子さんのボールペン
ガラスペンに夢を託す
電子辞書にすがる
軽井沢の別荘と巻尺
鉛筆削りにすがる
パリに恋して
夢見る手帳
枯れないジジイの愛
小さな文具店を見つけよう
【本書「まえがき」より】
旅先のショーケースや陳列棚で、あるいはホテルでスケッチ帳に没頭する机の上で、さらに移動中の鞄のポケットで、ただ静かに佇みながら文房具は新たな世界へといざなう。
そして今日も気に入ったガラスペンを手に取り、何かを書き記さずにはいられない。
文房具は「沈黙は金、雄弁は銀」そのものを教えてくれる。
【著者プロフィール】
沢野ひとし(さわのひとし)
イラストレーター・エッセイスト・絵本作家。1944年愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌『本の雑誌』創刊時の1976年より表紙と本文イラストを担当。山岳をテーマにしたイラストエッセイで人気を博す。1991年、第22回 講談社出版文化賞 さしえ賞受賞。著書に『鳥のいる空』(集英社)、『さわの文具店』(小学館)、『中国銀河鉄道の旅』(本の雑誌社)、『ジジイの片づけ』『ジジイの台所(だいどこ)』(集英社クリエイティブ)、『人生のことはすべて山に学んだ』(角川文庫)、『真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け』(産業編集センター)など多数。
作者 | 沢野 ひとし |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 集英社クリエイティブ |
発売日 | 2024年03月26日 |
『山の帰り道』
山があるから登り、酒があるから飲む。いくつになっても好奇心とわがままは人一倍。丹沢から南アルプスまで、飽きることのない山への憧憬を、町田の馬肉屋で梅割を飲みながらつのらせる、哀愁画伯の抒情エッセイ集。
作者 | 沢野ひとし |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 本の雑誌社 |
発売日 | 2011年07月 |
『中国銀河鉄道の旅』
そのひとが歩んできたのは遠く「初恋のきた道」だった。
中国各地を訪問する旅。あるとき飛行機のなかで出会ったのは、洗練された現代的な女性。彼女の出身地は、派手な発展をつづける巨大都市とはかけ離れた、時がとまったような東北の農村だった。
還暦を過ぎてから中国語を学び、中国を旅することを人生の喜びとするイラストレーター、エッセイストの沢野ひとしが、旅の途上で出会ったひとびと、実感した中国の歴史や文化、そして親しくなった女性との恋の顛末を哀愁あふれるタッチで描く大陸抒情放浪記。
作者 | 沢野ひとし |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 本の雑誌社 |
発売日 | 2019年02月06日 |
以上、個性溢れる漫画家、沢野ひとし先生の作品を10冊紹介させていただきました。緻密な作画と独特の世界観、時にシリアスで時にユーモラス、そのどれもが彼の多彩な才能を物語っています。
沢野ひとし先生の作品を読むとき、何よりも楽しいのは、そのオリジナリティ溢れる独特な世界観です。笑いあり、涙あり、時にはショックな展開もありますが、それぞれの作品が持つ世界観は先生の独特の視点から見た人間や社会への鋭い洞察の結晶であり、それが一つ一つの作品に深みと光を与えています。
また、緻密でありながらも柔軟で情感豊かな描写は、読者を作品の世界に引き込んで離さない魅力があります。登場人物たちは鮮やかに描き出され、それぞれの感情や動きがリアルに伝わってきます。読者を飽きさせることなく、物語の最後までしっかりと引きつけてくれるのです。
そして、何よりも彼の作品の魅力はそのメッセージ性にあると思います。どれも読み終わると心に深く刻まれ、長い時間残ってくるような、そんな強いメッセージが散りばめられています。
沢野ひとし先生の作品をこれから手に取る皆さん、そして既に先生の才能に魅せられた皆さんにとって、これらの作品が新たな発見や感動、そして何かを考えるきっかけになればと思います。それぞれの作品が持つ独自の魅力をじっくりと味わっていただきたいと思います。
沢野ひとし先生の作品をこれ以上推しまくるための文字数はありませんが、まだ未読の作品がある方は、ぜひ手に取ってみてください。個性的で深い世界観に触れることで、あなたの視野が広がること間違いありません。今後も沢野ひとし先生から目が離せませんね!
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