吹奏楽部が出てくる小説おすすめ5選
あなたがもし、高校の吹奏楽部のドラマや青春を味わいたいなら、これらの小説は必読ですよ!一冊目は、部員たちが全国大会目指して奮闘する真剣な物語。途中で出くわす悩みや葛藤がリアルで、読む者を引き込みます。二冊目は少し笑いも含んだ明るいストーリー。楽器未経験から始まる主人公の成長が感動的ですよ。三冊目はロマンスも入った一見華やかそうな部活動が、実は厳しい現実と奇跡の瞬間に溢れています。四冊目は、吹奏楽部を舞台にした青春グラフィティ!部員全員の個性が光ります。最後に紹介する五冊目は全国大会を目指す過程で生まれる絆と努力を描いた作品。一緒に泣いて、笑って、応援したくなりますよ。以上、吹奏楽部を舞台にした魅力溢れる5つの小説、どれも心に響く作品ばかりです!
『空とラッパと小倉トースト』
「うち、名門吹奏楽部に入るったい!」
福岡南部の山奥で育った天真爛漫な少女・天川美森(てんかわみもり)。
育ての親の祖母を亡くして名古屋にやってきた美森は、桜の下でトランペットを吹く天才少年・安曇響(あずみきょう)と出会い、まったくの未経験で全国に名だたる名門・愛知名晋高等学校吹奏楽部へ飛び込むことを決める。
「うち、吹奏楽部に入るったい!」
そこで驚くべき才能に目覚めた美森は、トランペットの音色とともに思いもしない運命へと導かれ??。
個性的な仲間たちとの日々、両親を知らない自分自身の生い立ち、博多弁を話す夫婦との出会い、響の父であるプロトランペット奏者・安曇壮司による指導、響との共鳴と対決……。
そして、孤独な少女の奏でる音が、人々の心を結ぶ奇跡の「贈り物」となる??感動の青春小説誕生!
作者 | オザワ部長 |
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価格 | 1694円 + 税 |
発売元 | Gakken |
発売日 | 2023年03月16日 |
『風に恋う』
かつては全国大会金賞、マスコミにも頻繁に取り上げられた、名門高校吹奏楽部。
幼馴染の基(もとき)と玲於奈(れおな)は入部したものの、現在の部にかつての
栄光は見る影もない。
そこへ、黄金時代の部長だったレジェンド・瑛太郎がコーチとして戻ってきて、
あろうことか3年生たちを差し置いて、1年の基を部長に指名する。
選抜オーディション、受験との両立。嫉妬とプライド渦巻く部で
孤立する新入生男子の部長は果たして、全国大会開催地・名古屋国際へ
行くことができるのかーー
かつての輝きを懐かしむすべての大人たち、
部活動に青春をささげるすべての中高生の胸に、
リアルな言葉が突き刺さる王道青春エンタメ小説!
人気作を連発する額賀澪が、松本清張賞受賞作『屋上のウインドノーツ』
から10作目に原点である吹奏楽を舞台に挑んだ渾身の大感動エンタメ!
解説・あさのあつこ
序章 凍てつく夜に『夢やぶれて』
第一章 追憶と『二つの交響的断章』
第二章 オー・マイ・『スケルツァンド』!
第三章 僕達は『潮風のマーチ』になりたかった
第四章 『風を見つめる者』は愛を歌う
Coda. 風に恋う
作者 | 額賀 澪 |
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価格 | 891円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2020年06月09日 |
『吹奏楽部バンザイ!! : コロナに負けない』
作者 | オザワ部長,1969- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2021年09月 |
『奏のフォルテ』
マウスピースにキスをするときだけ、ぼくは息ができる……元・天才ホルン奏者、遠峰奏の「愛」をさがす輪舞曲! 講談社新人賞佳作!チャイコフスキーのフォルテ4つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲!
ぼくは勇気がほしい。自分ひとりの音だけに満たされた防音ルームから飛びだして、誰かの心に踏み込む勇気。そのことで傷ついたってかまわないと思えるくらいの勇気が。
--本文より
チャイコフスキーのフォルテ4つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲!
作者 | 黒川 裕子 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年07月19日 |
『残奏』
人気ロックバンドのメンバーが、何者かに殺害された。殺人事件として、警察は捜査本部を設置。捜査一課刑事の音喜多弦も、特別招集された音楽隊採用の変わり者刑事・鳴海桜子ともに捜査に加わる。北海道苫小牧へ飛び、被害者の母校吹奏楽部を訪れたふたりはそこで、事件の背後に隠されていた驚愕の事実を知る……。慟哭のミステリ。文庫書き下ろし。
作者 | 佐藤青南 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年07月21日 |
吹奏楽というのは、楽器と自分の息を通じて音楽を紡ぎ出す、まさに命の奏でる音楽とも言えます。そして、その音楽を奏でる部員たちの、個々の成長やコミュニケーション、団結さを描かれた作品は、単に音楽の話だけではなく、人間ドラマや青春の輝きが詰まったものとなっています。
今回ご紹介した5作品もすべてがそんな吹奏楽部活動を描きつつ、それぞれに独自の魅力を持っています。一部の作品では、競争や努力の末の成功・失敗といったドラマが描かれ、また一部の作品では、吹奏楽部という共通の場で結ばれた友情や恋のドキドキを描いています。
作品を通して、音楽に対する深い愛情や尊敬、才能と努力、友情とライバル意識など様々な感情が描写されています。それらは吹奏楽の美しさだけではなく、青春の切なさや、人間関係の美しさ、人生の厳しさと優しさを読者に伝えてくれます。
どの作品も、作品内のキャラクターやエピソードが読者それぞれにとっての共感点となり、自身の思い出や刺激となり得るでしょう。
そして何より、紹介した各作品は、吹奏楽の音楽が具現化した彩り豊かな絵を描き出してくれます。読み終えた後には、まるで実際に吹奏楽の演奏を聞いたかのような感動を得ることができるでしょう。
そのなかには、音楽が好きでなくても、吹奏楽部に所属していたわけでもなくても、誰でも心を動かす物語がたくさん詰まっています。ぜひ一度、吹奏楽部が舞台となったこれらの作品に触れてみてください。
そして心の中で、まるで自分がその場にいるかのように、音楽と物語に耳を傾けてみてください。そこから広がる世界に対する新しい視点や感じ取ることができる感情は、まさに文学の魔法とも言えるでしょう。吹奏楽というテーマを通じて織り成される物語たちが、これからあなたの中で鳴り響くメロディを奏でてくれることでしょう。
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