将棋の囲い・守り方を学ぶ本 おすすめ5選
あなたも将棋で一歩先を行くためには、鉄壁の囲いと守り方が欠かせません。今回ご紹介する5冊は、そんな将棋の守り方を学べる特におすすめの本。基本の篠原囲いから高度な雁木まで、初心者から上級者まで楽しめます。さらに、一手一手の理屈を詳しく解説し、実際の棋譜例も豊富に載っています。パズル形式の問題集もあり、自分が囲いの主役になったつもりで楽しみながら学べますよ。これさえあれば、次の対局が待ち遠しくなること間違いなし!一緒に将棋の深淵を探ってみませんか?
『全戦型対応!絶対に覚えたい将棋・囲いの守り方110』
大好評をいただいた「全戦型対応!囲いの破り方」の著者及川拓馬六段による囲いの手筋本第2弾が完成しました。
今回のテーマはズバリ「囲いの守り方」です。
囲いの破り方と同じくらい重要なのがその守り方。特に1手を争う終盤では囲い特有の受けの手筋を知っているかどうかで勝敗が別れることもしばしばです。
本書では序章で将棋の基本的な囲いの特徴を解説し、そのあと現代将棋における代表的な3つの囲いである美濃、矢倉、穴熊それぞれについて、受けの手筋を次の一手形式で紹介しています。
さらにそのあとで「その他の囲い編」「手筋編」として3つの囲い以外の覚えておきたい守り方を解説しています。
守る手といっても、囲いの補強や手数を延ばす以外にも、攻めるための準備、カウンター狙い、攻め駒を責めるなどいろいろなパターンがあります。
本書で覚えた守りのテクニックを駆使してぜひ実戦で「受けて勝つ」楽しさを味わってください。
序 章 囲いの特徴
第1章 囲いの守り方 美濃編
第2章 囲いの守り方 矢倉編
第3章 囲いの守り方 穴熊編
第4章 囲いの守り方 その他の囲い編
第5章 囲いの守り方 手筋編
作者 | 及川拓馬 |
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価格 | 1694円 + 税 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2016年04月14日 |
『将棋世界Special 将棋囲い事典100+ エルモ!新型雁木!羽生流右玉! 基本形から最新形まで超収録!』
作者 | 将棋世界編集部 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2020年12月16日 |
『全戦法対応!よくわかる将棋・囲い事典』
作者 | 本間,博,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2021年03月 |
『実戦で使える! エルモ囲いの手筋』
本書はエルモ囲いの手筋を紹介する戦術書です。
エルモ囲いはコンピューター将棋ソフトの「elmo」が編み出した対振り飛車用の囲いで、その優秀性から2019年度には「升田幸三賞」に選ばれました。現在、対抗形ではプロ・アマ問わずエルモ囲いはよく指されています。
本書では、そのエルモ囲いへの攻めと、その受け方を網羅的に解説しています。
著者は渡辺和史五段。昨年度にはデビュー2年目にして順位戦でC級1組昇級を果たすなど、活躍の著しい居飛車党の新鋭棋士です。
ぜひ本書を読んで、エルモ囲いの攻防をマスターしてください。
実戦で使える! エルモ囲いの手筋 目次
第1章 エルモ囲いについての基本
第2章 横からの攻めへの対応
第3章 縦からの攻めへの対応
第4章 公式戦から見るエルモ囲いの戦い方
第5章 自戦解説
コラム1 自己紹介
コラム2 棋士になるまで
コラム3 趣味
コラム4 師匠
作者 | 渡辺和史 |
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価格 | 1694円 + 税 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2022年09月14日 |
『矢倉新時代の主流・早囲い完全ガイド』
本書は矢倉の早囲いについて、気鋭の若手上村亘四段が詳細に解説したものです。
平成25年に▲4六銀に△4五歩と反発する手の優秀性が見直されたのをきっかけに、それまで「矢倉といえばこの形」と思われていた▲4六銀・3七桂型が激減、現在先手の矢倉作戦は百花繚乱状態にあります。
そんな状況の中で先手矢倉の主力になり得るのが本書で解説されている「早囲い」。矢倉戦において玉を6八→7八→8八と二段目を通るルートで動かすことで一手早く囲うこの手法。従来の囲い方では十分に組めないとすれば、囲いを手早く済ませて少しでも早く攻撃陣を構築すべきという発想からスタートしています。
本書では、まず早囲いの歴史と理想的な展開を解説。相手が早囲いについて何も知らなければこれだけで十分勝てるでしょう。さらにその後、それを阻む相手の対策を紹介し、それに応じた組み方を説明しています。
従来の形と、その天敵といえる急戦矢倉との戦い。藤井流早囲いの解説。藤井流への対策と最新の早囲い。さらに力戦と相早囲いまで。
まさに「早囲い・完全ガイド」の名にふさわしい一冊。この本を理解すれば早囲いに関してあなたの回りの誰よりも詳しくなることができるはずです。
ぜひ実戦でスピーディでスリリングな矢倉戦を楽しんでください。
序 章 矢倉早囲いの歴史
第1章 8八玉型早囲い〜従来の形
第1節 第1図から△4二角
第2節 第1図から△7三銀
第3節 第1図から△6四角
第2章 急戦矢倉との戦い
第1節 対米長流急戦
第2節 矢倉中飛車
第3節 棒角急戦
第3章 藤井流早囲い
第1節 片矢倉までの組み方
第2節 藤井流片矢倉の攻防
第4章 藤井流への対策と最新の早囲い
第1節 片矢倉対策の△6二飛型
第2節 △4五歩反発による攻防
第3節 8八玉型早囲い+加藤流
第4節 △7五歩交換型
第5節 居玉のまま3五歩交換
第5章 早囲い封じの力戦への対応
第1節 △5五歩早仕掛け
第2節 △5二金保留型
第6章 相早囲い
コラム1 対局への臨み方
コラム2 対局室の部屋割・ボード
作者 | 上村亘 |
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価格 | 1694円 + 税 |
発売元 | マイナビ出版 |
発売日 | 2016年04月14日 |
さて、ここまで私のオススメした5冠の将棋の囲い・守り方について学ぶ本をご紹介いたしました。どの本もそれぞれ違ったアプローチで将棋の魅力を伝えており、読んでみると新たな視点や知識が得られることでしょう。
特に将棋は、先を見通す洞察力や緻密な計算、創造力を駆使しながら対局者と一緒になって戦略を練り上げていく、まさに知力スポーツの醍醐味が詰まったゲームです。その魅力を最大限に引き出してくれるのが、今回ご紹介した本たちなのです。
しかし、ただ読んで終わり、ではなく、しっかりと頭に入れ、実際の将棋の対局で活用することにより、さらにその楽しさは増すこと間違いなしです。具体的な囲いや守り方はもちろんですが、それを使うための基礎知識や理論も深く学べるのも、これらの本の魅力。何度でも読み返せる内容になっていることでしょう。
なお、将棋は一人でも楽しめますが、仲間を作って一緒に盛り上がるのもオススメです。これらの本をきっかけにして、ますます将棋の世界が広がることを願っています。
これらの本を通じて、将棋の楽しさや奥深さを感じ取れたら、私としてはこれ以上の喜びはありません。ゲームに勝つことはもちろん素晴らしいことですが、それ以上に大切なのはその過程で得られる楽しさや成長です。その一部をこれらの本で感じていただけたなら、何ものにも代えがたい価値がそこにあると私は信じています。
今回ご紹介した本を一冊でも手に取っていただき、自分自身の将棋の世界が広がるきっかけにしていただければ幸いです。楽しい将棋ライフを、心よりお祈りしています。
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