ウィットに富んだおすすめユーモラスミステリー小説10選「神様の裏の顔」「スリーピング事故物件」など注目作をご紹介
一風変わった犯罪を繰り広げる不思議な登場人物たち。彼らの思惑が絡み合い、予測不能な事件が次々に発生します。しかし、そこにユーモラスな要素がふんだんに盛り込まれており、読み進めていくとついつい笑みがこぼれます。冴えた頭脳を持つ探偵が奇妙な事件を解決へと導きつつ、読者に笑いと驚きを提供してくれる。その手の内は予想外の方向に向かい、あっと驚く展開が魅力。ミステリーとユーモアが交差する独自の世界が展開されています。誰もが引き込まれる筈です。緊張感と笑いが絶妙に織り交ぜられたこの10作品、一度手に取ればきっとやみつきになるでしょう。今までのミステリーに飽きた方にも、新鮮な驚きを提供すること間違いありません。
『神様の裏の顔』
神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙したーと思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者かー驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
作者 | 藤崎翔 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年09月26日 |
『スリーピング事故物件 : THE SLEEPING HOUSE HISTORY』
作者 | 西沢,保彦,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | コスミック出版 |
発売日 | 2021年07月 |
『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 殺しの証拠は未来から』
マンションの建設現場で約二百年前の人骨が発見された。肋骨の一本に刺し傷のような痕があり、どうやら他殺体のものであるらしい。骨と遺留品を鑑定した科学分析ラボの宇田川から依頼され、時空旅行者のおゆうこと関口優佳は、まだ事件化していない殺人について江戸で調査を始める。一方、南町奉行所の同心・伝三郎からは、紙問屋の若旦那が旗本の奥方と不義密通しているという噂を聞き…。
作者 | 山本 巧次 |
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価格 | 789円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2024年11月06日 |
『殺人現場は雲の上 新装版』
新日本航空スチュワーデスのABコンビといえば、エー子こと早瀬英子、ビー子こと藤真美子の二人組。ルックスも性格も正反対の二人は社内でも有名な大の仲良し。しかし、二人がフライトで遭遇するのは奇妙な謎だった!?ホテルで殺された乗客、シートに残された赤ちゃん、遺書の落とし物…。聡明なエー子とおっちょこちょいなビー子の二人が推理に挑む!
作者 | 東野圭吾 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2020年08月06日 |
『富豪刑事』
キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた“富豪刑事”こと神戸大助が、迷宮入り寸前の五億円強奪事件を、密室殺人事件を、誘拐事件を…次々と解決してゆく。金を湯水のように使って。靴底をすり減らして聞き込みに歩く“刑事もの”の常識を逆転し、この世で万能の金の魔力を巧みに使ったさまざまなトリックを構成。SFの鬼才がまったく新しいミステリーに挑戦した傑作。
作者 | 筒井 康隆 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1984年01月12日 |
『歪笑小説』
作者 | 東野,圭吾,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2012年01月 |
『放課後はミステリーとともに』
作者 | 東川,篤哉,1968- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2013年10月 |
『モノマネ芸人、死体を埋める』
モノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、往年の名投手・竹下竜司のモノマネ一本で生計を立てている。竹下本人に気に入られ、酒のお供をすれば小遣いも貰えて、順風満帆な芸人生活…のはずだった。竹下が人を殺してしまうまでは!罪がバレたら自分も失業!窮地に陥った浩樹はスコップを握る。その苦闘ぶりに同情&爆笑&戦慄必至の喜怒哀楽全部入り傑作サスペンス!
作者 | 藤崎翔 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2023年07月13日 |
『レジまでの推理 本屋さんの名探偵』
書店員は超多忙。品出しや客注をこなし、レジ対応の合間に万引き犯を捕まえ、閉店後には新作を読んでPOP書きやイベントの準備。でも、本と本屋が好きだから、今日も笑顔でお店に出るのだ。でも時には、お客様から謎すぎる悩みが寄せられて…。ここは町の本屋さん。名物店長と個性的なバイトの面々が、本にまつわる事件を鮮やかに解決します。本屋さんよ、永遠に。
作者 | 似鳥鶏 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2018年04月12日 |
『六枚のとんかつ』
作者 | 蘇部健一 |
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価格 | 785円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2002年01月15日 |
さて、ここまで数々のユーモラスミステリー小説をご紹介して参りました。どの作品も、ウィットに富んだ独特の世界観と、謎解き要素が絶妙に組み合わさっていて、笑いながらも読者をミステリーの世界に引き込む力があります。
ユーモラスミステリーの醍醐味は、そこに含まれるブラックな笑いも含めて、思わず「なるほど!」と唸らせてくれるような、論理的な仕掛けが巧妙に散りばめられているところでしょう。そのため、笑いながらも「どうしてそうなるのか」、「真犯人は一体誰なのか」と考え込んでしまうのが止められないのです。
また、これらの作品にありがちな意外なオチや、予期せぬ展開といったサプライズも見逃せません。それらが巧みに織り交ぜられているおかげで読後感も格別。一気読みしたくなるのも無理はありませんよね。
さらに注目すべきは、作者たちが創り出すキャラクターたちの魅力ではないでしょうか。個性豊かなキャラクターたちは、読者を物語の中に引き込む大きな要素となっています。彼らの持つユーモラスさや独特の魅力に、移り気な現代人でも飽きずに読み進めることができるのです。
このように、ユーモラスだけど深い。笑いながら脳をフル回転させられる。そんな魅力満載のユーモラスミステリーの世界。ぜひ皆さんも、日々の生活の中で少しでも退屈を感じたら、手にとってみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見や驚きがあるはずです。それでは今回はこの辺で。また違うジャンルの作品をご紹介する日を楽しみにお待ちくださいね。
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